Silver Angel Z1は、Roon Serverをインストールできます。そのため、Roon Coreとしても機能しますし、Roonの再生も可能です。

我が家には、Intel NUCにRoon Optimized Core Kitをインストールした自作サーバーがありますので、それも用いて、Z1をRoon Coreとして機能させた場合、Z1を純粋にプレーヤーとして使った場合の両者をLumin U1 miniをプレーヤーとして用いた場合と比較してみました。

まず、Z1ですが、パナソニック SX-UPX01を使って居ます。やはり使ったのと使わないのとではかなり音のしまりが違いました。

また、LUMIN U1miniは、SX-UPX01x2個+Chord GroundArayを使って居ます。

この比較で最も弱いのが、デジタルケーブルの違いです。Z1からはFidelity gate USB7500というケーブル。一方のLUMIN U1 miniはProCableさんから購入したベルデンのデジタルケーブルでAES/EBUのバランス接続です。ここは、以前USBとAES/EBUとの比較でUSB7500を使ったUSB出力の音と、AES/EBU出力のプロケーブルを使った音とで少なくとも私には音の違いが分からなかったので、こうしています。

両器機からの出力は全てMutec MC3+USBの入力に入り、同軸出力でHugo M-Scalerに繋がっています。従って、DSDの再生は困難です。

経験上、Mutec MC3+USBを通すと、違いが分かりにくくなるので、ここで書いている違いよりもさらに大きな違いがある可能性が高いと思ってください。

 

結論から書いてしまいますと、もっとっも音が良くなるのは、Silver Angel Z1をRoon Coreとして機能させた場合でした。NUC+ROCKをコアとした場合とはかなり大きな違いがありました。例えば、NUC+ROCKをRoon Coreとして運用し、Z1とLumin U1 miniの出力の音の比較ではZ1の方が生々しい感じがしますが、それほど大きな違いではありませんでした。しかし、Z1をRoon Coreとして使うとこれはもう別世界の感じになります。

 

Z1をRoon Coreに、Z1を再生機器として用いた場合には一聴して音の鮮度が違います。音量が上がったと一瞬びっくりしました。例えば、

アリソンクラウスのPaper Air Planeの冒頭のギターの鮮度がまるで違います。ボーカルもこれまででも良いと思っていたのですが、もっと引き締まって、ピンポイントに口元が。そのため、ギターの余韻と、ボーカルが綺麗に分離して素晴らしいです。

 

Z1を導入したのは、実は同じSilent AngelのStreamer、M1Tを注文したところ、納期が未定と言われてしまい、それなら、Roon  CoreにもなるZ1の方がいいかもと思ってのことでした。今回のことを踏まえると、Z1をRoon Serverとして使った場合の音質向上が著しい感じでした。M1Tでも音質向上はあったとは思うのですが、果たして、ここまでの向上があったかどうかはよくわかりませんから、私的には大正解でした。

 

今の所、我が家ではZ1をRoon Serverとして運用し、Z1経由で再生するのが最も音がいい感じです。VitOS Orbitorの反応がもう少しいいと完璧なのですが。

 

これからZ1の電源環境等を考えてみたいとおもいます。