世の中には、1万円もしないスピーカーがある一方で、1000万円を超えるようなスピーカーも存在しています。実際には、部屋の大きさに応じて、というところが大きいと思うのですが、小型でも例えば、廃盤になってしまいましたが、Magico Q1の用に400万円もするスピーカーもあります。

https://www.electori.co.jp/magico/Q1.pdf

 

では、なんでそんなに高いスピーカーを欲しくなってしまうのでしょう。宝石などと違って、資産としての価値はなく、車などと違って、一人でただただ、楽しむだけなので、見栄を張れる訳でもありません。どちらかというと、世間的には、

 

「え・・・・、これで、400万円? バカ?」

 

という反応が一般的ではと思います。

 

そこで、今日は、我が家のエントリースピーカー、15万円前後のエントリースピーカーとハイエンドの入り口付近にある、我が愛しのDynaudio Confidence C2とを聞き比べてみようと思います。

 

私の手持ちのスピーカーだと、PradigmとDynaudioは音の傾向が似ていると感じますので、Paradigm MonitorSE atom ,PREMIER 200B、Dynaudio Confidence C2を聞き比べます。

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この3機種です。いずれも2wayスピーカーで、C2以外はブックシェルフです。

今回は、ROLANDのバイノーラル録音が出来るCS-10EMを用いて、ZOOM H6で空気録音したものをYoutubeに上げています。イヤホンで聴くと立体感がある程度再生され、それぞれの機種の聞こえ方の違いがある程度は分かると思います。曲は、著作権フリーの曲をArtlinkからダウンロードして用いています。

 

実際の試聴では、MonitorSE atomは音のにじみが少なく、非常にすっきりした聞こえ方なのですが、50秒近辺の音が重なるところに来ると、分離が不十分になってしまいます。PERMIER 200Bはこのあたりがもう少し分離します。また、低域がきちんと出てくるため、どちらかというと多少濃厚さが出てくる感じです。Confidence C2はそもそも、低域が全く異なります。その上、音が一つ一つ奇麗に分離し、空間に広がって聞こえます。

 

高級スピーカーと言われる、そのブランドのトップエンドのシリーズの実力はやはりエントリー機や中級機とは根本的に違う感じです。ただ、PREMIER 200B、MONITOR SE atomとも、同価格帯のスピーカーの中ではかなり優れていると感じます。