Zen Stream をリポバッテリーで駆動したらどうなるか実験ですが、大成功です。

まずは5.5/2.1mmの電源コネクタにバッテリーと接続するために、バッテリー用の端子をはんだ付けします。

その上でバッテリーをZen Streamに繋いで試聴です。

 

まずはバッテリー駆動のみとCD再生を比較します。

こんな感じにバッテリーを繋いで、きちんと起動しました。

 

昨日と同じように、SADEのStronger  Than Prideで比べます。

 

 

さてこの音ですが、音の分離が良くなり、高域の伸びが出てきますし低域に締まりと立体感が出てきます。全体に音が立体的になります。しかし、これだけだとCD再生には僅かに及びません。SA10のCD再生を10とするとZenStream+リポバッテリー→SA10は8点という感じです。

ここに掟破りのChord GroundArayをZen StreamのRCA出力端子に刺します。

 

ここまで行うとSA10のCD再生音を明確に上回ります。CD再生を10とすれば12ぐらいの感じです。

 

まず低域の締まりと量感が増します。また各音の分離が良くなり、音の構造が手に取るようにわかるようになります。

この音は素晴らしいレベルです。聞き惚れてしまいます。

 

正直言って5万円弱の機器に9万円のアクセサリーは割りに合いませんが、かなりの効果である事は確かです。

 

ただ効果全体としては僅か5000円程度のリポバッテリーによるバッテリー駆動化の恩恵の方が大きいです。

 

Zen Streamを購入された方は試してみてもいいかもしれません。ただしリポバッテリーは過放電は禁物で1発でお釈迦になります。そのため毎回電池を取り外す必要があります。さらにリポバッテリーは使い方を間違えると、発火の危険があります。特に膨らんできてしまったバッテリーは塩水に2週間ほどつけて、完全に放電し、その上で破棄する必要があります。あくまで自己責任で使ってください。しかし得られる音はそれだけの価値があります。もしリニア電源でこのレベルのノイズのなさを確保するとなるといくらかかるかわからないほどだと思います。

 

また駆動時間はきちんと計算して守るべきでしょう。

 

もし試すならできるだけ容量の大きいバッテリーで放電係数は50C程度以上のものがいいと思います。

またバランス充電器も一緒に購入する必要があります。下に、購入すべき物品のpick upを載せておきます。保管用の専用袋もあるといいと思います。