次いでDALIのOBERON 1です。はじめこの機種を買ったときにはその音質にびっくりしました。エントリー機でもこんなに再生できるんだと。

まずは、幻想交響曲から

 

1. ベルリオーズ 幻想交響曲 第4楽章 カラヤン指揮 ベルリンフィル

 冒頭の低音はそこそこ。雰囲気はあるという感じです。ティンパニーはなんとなく丸まって聞こえます。音の彫りが余り深く感じないのです。LUMINAで聴く弦は、前後方向にも広がりを持ってふわーっと解像感を伴ったまま広がるのですが、OBERON1はその、ふわーっとが無い感じ。高域は伸びているしブラスの解像感はまあまあ。でも弦のふわーっとはありません。平面的。音の分離ももう一つです。やはり前後方向の表現が苦手なようです。最後の打楽器のトリルは結構良く分解しています。LUMINAと同等かも。

 

2.フォーレ Requiem コルボ指揮、ベルン交響楽団 1972年録音 第4曲/第5曲

冒頭のボーイソプラノはホールトーンを伴ってきれいに再生されます。パイプオルガンも。ただ、特にパイプオルガンは音が広がりすぎかも。この曲はOBERON1は良い感じに再生できています。曲の最後のピアニシモのボーイソプラノはやはり埋もれてしまいます。でもこれをちゃんと再生できたのはLUMINAだけかも。

第5曲の合唱は、弦と混ざると合唱の声なのか弦なのか部分的に混ざった感じに聞こえてしまうこともあります。音場の広さはまあまあですが、広くは無いです。Paradigmと同等の感じ。4分前後の弦は良い感じに聞こえます。これ、もしかしたらバイオリンじゃ無く、ビオラとかチェロかも。いずれにしても合唱の声に聞き惚れるという感じにはなかなか鳴らない感じでした。

 

3.モーツァルト sonata  No.21 E minor, K.304、バイオリン Arther Grumiaux、ピアノ Clara Huskil 第1,2曲

冒頭のピアノとバイオリンのユニゾンはなぜか音が混ざってしまいます。ピアノのタッチが丸く感じます。バイオリンは解像感はある程度あります。ただ聞き惚れてしまうと言う感じは受けません。ピアノはバイオリンに比べて存在感が余り無い感じです。音がこもっているというか、抜けが悪く感じます。

バイオリンの高音はなんとなく癖があるというか耳に刺さるという感じをすこしだけ感じます。LUMINAで感じるような、高音が伸びていくとこちらの魂も伸びてしまうようななんとも言えない感じは受けません。

やっぱり神は細部に宿るようです。神が宿る細部が無い感じ。でもこれだけ聴けば十分に聴ける音だと思います。

 

4.Vivaldi " The  Four Seasons " Rachel Podger/Brecon Baroqueから、第一曲

バイオリンの音の鮮度は感じられます。音場の広さはもう一つ。ソロの抜ける感じは良い感じです。ただ、やっぱり高音に癖を感じてしまいます。先入観かなあ。

何度も言いますが、これだけ聴けば十分です。でも、クラシックに詳しくない私のような人間が、これを聴いて、はあってため息が出るかというとそれはなさそうです。LUMINAはため息が出る感じ。

 

OBERON 1の再生はどれも無難で、弦の解像感もまあまあ。全然悪い音では無いです。ただ、空間の分解能が悪いのか音が混ざってしまう感じがあります。まあ、混ざっていいんですけど、それが濁りとして感じられるのか。まあ、LUMINAやC2と比べてと言う話しです。

 

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