KlipschのR-51Mです。独特の形状をしたツイーターが特徴です。とにかく大きさの割に軽いです。

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まずはAlison KraussのForget About Itを聴きます。

フィドルの音はエコーを伴って広がりはそこそこです。繊細という感じは余り無いです。

続く、アリソンクラウスのボーカルは真ん中少し上に定位します。ドラムの音とはかぶってしまい、ドラムが不鮮明です。フィドルの音も平面的な感じで、LUMINAやヤマハ、パラダイムのように前後方向に広がって聞こえはしない感じです。

間奏部分のギターはきちんと前に再生されます。とにかく、空間が音に満たされています。繊細さが足りない気がします。ボーカルの高音部が伸びるところでは多少耳障りになります。低音の量は十分です。

高音域は響きを伴って聞こえる感じで、そのために独特の雰囲気があります。これが好きな人にはたまらないかもしれませんが、私はとにかくクリアな空間が欲しいので、No Thanksという感じです。

 

次いで、Eva CassidyのCaravanです。冒頭のアナウンスからして、エコーが強めです。ピアノ、ドラム、ベースがほぼ同一平面上に並んで聞こえます。ボーカルはかなり上から聞こえます。やはり響きを伴って口元は大きめです。ベースの音は他のスピーカーよりも良く聞こえます。とにかくドラムの立体感が感じられないという点、間奏部のピアノも横並びにしか期超えない点など、前後方向の奥行き感の再生にかなり難がある感じです。ただ、独特の響きを伴ったボーカルは好きな人は好きかもしれません。

最後のアナウンス、観客の声も渾然一体となって、ラジオのように聞こえてしまいます。うーん残念かも。

 

Sway

冒頭のベースの音の低域は最も出ている感じです。ボーカルはベースの多少上かぶって再生されます。分離は明確では無く、かといって聞きにくいことも無いです。左手で聞こえるギターは控えめ。間奏部のギターははっきりと左手の空間に浮かびます。ベースは真ん中でリズムギターと同一の場所で一緒に聞こえてきて分離していません。高さ方向の広がりは良好です。声の細部についてはやはり響きがある感じなので、リアル、という感じでは無いですが必要十分だと思います。

 

この次のYou Belong To MeはKlipschで聴くとすごく良いです。まず、ピアノの響きが強調されて、すごくきれいに響きます。ボーカルも雰囲気たっぷり。この曲はツボにはまった感じです素晴らしい!。

その次のThe Very Thought of Youの冒頭のボーカルのアカペラも素晴らしいです。響きがあるため妖艶でぽっと前に浮かびます。うーん、曲によって何でこんなに違うのかな。

 

Klipsch R-51Mは好きな人は好きだと思いますし曲によっては素晴らしい世界を見せてくれます。ただ、使いこなしがあるのかもしれませんが、私には厳しい感じです。高域はある程度伸びているし、低域と高域が強調される感じなので、一聴するとヤマハなどより良く聞こえると思います。ヤマハNS-B330とはある意味対局かも。NS-B330はチョー地味。でも良く聞くと素晴らしく解像しているし、質感も高い。Klipschは一聴して派手。でも良く聞くと、細部が潰れてしまい、音の分離ももう一つの感じです。このスピーカーは原音を再生すると言うよりも独特の高域の響きを楽しむ感じのスピーカーだと思います。

 

厳しい意見になってしまいましたが、私の環境での話しですし、正直、この値段からしたら素晴らしいスピーカーだと思います。買って損をするような音では無いことは強調しておきたいと思います。

 

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