先ほど、ノイズ抑制のアクセサリーを色々試したが、何も使わない、もしくはNCFブースターのみが最もいい結果になったと報告しました。
その後、実はびっくりすることが。
このタップにA200のコンセントを挿してみました。
するとどうでしょう!!
竹内マリアの元気を出しての同じく2分過ぎからの間奏部分
これまでとは比較にならないくらい音が広がり、楽器の分離も明確。ピアノも綺麗に響きます。信じられないので一回抜いてみます。すると元の木阿弥に。
おそらく、この部屋の状況で、音を鳴らしたら、Dynaudioの音やハイエンドなんか聞いたことのない人なら、10人中8-9人はconfidence C2がなっていると思うでしょう。だって、音離れがよく、完全にスピーカーの存在が消えて、低域も十分な感じなんです。そりゃ聴き比べたらもちろんC2には敵いませんけど。
さらに、試しにipurifire ACを挿してみたら、これがびっくり仰天。
なんと、アースとポラリティーを表すランプが両方ともグリーンに。つまりアースされているという状況になっています。私の記憶では壁コンセントのアース線はもう7−8年前に切っているのです。あれ、そういえば繋ぎ直したかな?覚えてない。ロードバイクの転倒で頭を打ったから、記憶障害かも。怖いです。
再度、A200の電源ケーブルを外してみると、
赤く変わり、アースされていない状態に。ああーよかった。記憶は確かでした。でも、でも、なんでしょう、この現象は。
アキュフェーズ A200には金属たわしアースがつないであるのですが、おそらくA200の物量と金属タワシアースが相まって、アースされたのと同じように、接地電圧が安定している状況を作り出しているのでしょう。
以前、電源タップのノイズをオシログラフで測定したときにも、機器をつないである方が、ノイズが少ないという現象が見られました。
まさか、こんなことが起きるとは。やっぱり金属たわしアースなどの仮想アースは現実的に、安定した接地電圧を生み出しているのだと実感できました。
オーディオルームのアースがあまり良くないなら、3ピンコンセントのアース配線は切っておき、仮想アースを機器ごとにつないだ方がアースループの問題も解決でき、音も良いのではないかと真剣に思います。オシロスコープでも私の部屋のアースノイズは結構ひどかったので。うーん悩みます。
KEF LSXについては、今の所、MTS-6II+パワーコンディショナー+金属タワシアース付きアキュフェーズA200 2台、という構成の時が最も音がいいです。これらの中で一番効果が高いのはびっくりしたことに、電源を切った仮想アースつきパワーアンプ A200だという、なんとも言えない結果となりました。
以前、オシロスコープでの機器をつないで置く方が電源ノイズが減少する、という現象や今回の音質向上の結果を見ると、ジャンクで売っている物量満載のアンプなどのオーディオ機器(もしかしたらオーディオ機器じゃなくても金属や配線が豊富に使ってあればなんでも良いかも)を仮想アースがわりに電源タップに挿しておくというのは安価で非常に効果的なノイズ対策なのかも知れません。場所はとりますけどね。
というわけで、今のKEF LSXの音、ほんとに誰かに聞かせたいぐらいの状況です。素晴らしいですよ。
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