はじめにオーディオに興味を持ったのは今から12-13年前にイヤフォンに凝った事でした。まあ、その前の高校生のころにも親父のオーディオ熱(当時はオーディオは大流行だったのです)につられていろいろ聴いていたのですが、その後はHome Theatreの方に興味が行って、液晶プロジェクタの黎明期からDVDを買いまくり、ほとんど映画のみを楽しんでいました。
その後、家を新築するに当たりオーディオルームを父親と共同で作り、石井式のオーディオルームをある方に頼んで設計していただきました。
スピーカーはDynaudio Confidence C2をはじめから導入。アンプは同じ代理店が輸入している、Atoll IN400。プレーヤーは短期間にいろいろと変遷し、OnkyoのDACにMacBook→Linn MajikDS→Linn Akulate DS→Esoteric K-03で、最終的にEsotericで満足できました。
当時の音はおそらく今とは似ても似つかない音だったと思います。妙にギターがきれいに響き、曲によっては伴奏のギターだけで大満足という曲もありました。おそらくAtoll IN400の個性だったのだと思います。
その後、アンプをセパレート化し、Pass 250のパワーアンプと、GoldmundのMimesis 7.5というよくわからない組み合わせ。でも、音は大幅に変わりました。そして、あの官能的なギターの音はなりを潜めましたが、それでも音の立体感は増し、楽しく聴いていました。
プリアンプはその後、アキュフェーズのC2420→Pass XP20と変遷。パワーはPass 250→Pass 350で満足し、Pass XP20+Pass 350の組み合わせで7年ほど使いました。昨年末にパワーをアキュフェーズ A200に。アンプはC2420以外は全て中古です。
入力系もEsoteric K03を6年使い、その後、DAVE+Hugo-M-Scalerに。
今の音は、音の立体感は言うに及ばず、ドラムの音や低音楽器の解像感、高域の繊細さなどもはじめの音とはにつかない感じになっていると思いますが、たまにAtoll In400でほれぼれしていた音を思い出します。おそらくあの音は絶対に今にシステムでは出せないなと思うのです。
まあ、良いと思ってここまで来たので満足なのですが、オーディオの音の善し悪しは絶対値が無く、個人の好みなのだろうと思う次第です。
だって、生演奏で、音が立体的に聞こえ、楽器の定位が明確にわかったり、頭の後ろから音が聞こえるなんてことは絶対に無いのですから、やっぱりオーディオはオーディオ装置で好きな音に変換して楽しむという趣味だと言うことになるでしょう。とすれば、好きな音になっていればその装置はその人にとって最良の再生装置という事になるのだと思います。