Fidelity GateのUSB3000を導入し、その音質にびっくりしたので、アマゾンで何かないか探したところ、アースケーブルが一本だけ売っていました。16500円でした。

早速購入。

これを、手持ちのJS-PC audio システムエンハンサーSE2-BPに使います。

これまでは、純正のBPC-02を使ってプリアンプ PASS XP-20につないでいました。

まずは、元々の音を確認します。

相変わらず、聞き慣れた木綿のハンカチーフ.AmazonMusicHDの96kHz音源をNode2iからの光接続で聞いてみます。

良い感じです。うーんこれ以上があるのだろか。2番のはじめから聞き比べます。1分15秒から18秒ぐらいの所にフルートが右に出てきます。その後もフルートが使われています。また、ベースとボーカルがかぶっていますが、多少分離が悪いかもと言う感じなので、ここが果たしどうなるかを聞いてみます。

 

早速つないでみます。RCA端子はWBTが使ってあり、ラインはかなり硬い感じです。

・・・・・・さてっと。

 

おっと、音が大きいです。ボリュームを変えてしまったかな?いやボリュームはそのままです。おっ。太田裕美の声に艶が・・・・。そして、声は少し上方、視線より5-10度ほど上方に定位し、ベースとボーカルは完全に分離します。1分15秒から18秒の右方のフルートははっとするほどきれいに聞こえます。その後ベースの左側にふわっとした感じに定位しきれいです。ギターはかなりリアルになり、きれいに聞こえます。驚くべき事に、アースケーブルを変えただけでなぜか音がかなり華やかに変わります。

 

試しに、アースケーブルを外してみます。

太田裕美のボーカルは私の視線よりも下に定位し、伴奏の音とかぶってしまいます。さらに、フルートは伴奏の中に埋もれてしまい、はっとするような音を聞かせてくれた右方から聞こえる部分はあるのはわかりますが、はっとはしません。

 

元の純正ケーブルBPC-02に戻してみます。システムエンハンサーなしとは明らかに違い、太田裕美の声は伴奏から分離していますが、FidelityGateほどではありません。右側のリードギターは響きが多少抑えられ、エッジが少しそがれています。

 

うーん、元のママでも良いけれど・・・・。明らかに音はFidelityGateの方がよさそう。でも少し華やかすぎるかも。太田裕美が同級生が教室でうたっているような生々しさは多少そがれて、明らかにプロの歌手が舞台で歌っていて、それをかぶりつきで見ている感じです。

 

他の曲も聴いてみます。

このところ良く聞いているUnbreakable。FidelityGateのアースケーブルだとリズムの塊の頭の所に微妙なニュアンスが付け加わっているのが手に取るようにわかります。正直、イヤフォンで聞くとわかるのですが、ステレオだとわかりにくいのです。これが、FidelityGateのアースケーブルに変えたらはっきりとわかります。

 

フォークルの悲しくてやりきれない。ギターは多少華やかすぎるかも。また、大きく音場が広がっています。

 

森恵のGrace Of The Guiterから、木蘭の涙。ギターはやっぱりきれいです。純正ケーブルとFidelityGateをとっかえひっかえして聞いてみても明らかにギターがきれい。特に、曲の最後の部分のソロは、FidelityGateではうっとりする感じです。

 

というわけで、またしてもFidelityGateは私に悦楽をもたらしてくれました。

 

仕方が無いので、Node2i→HugoM-Scalerの部分のデジタルケーブルをRCA-BNCで注文しようと思います。また、報告します。