現在のJ-POPのヒット曲、Official髭ダンディズズム、KingGnu、Superflyなどをいわゆるハイエンドシステムの範疇に入るであろうシステムで聞いても、私のAirpods proで聞いても、たいした違いは無く感じます。それどころか、イヤホンで聴いた方が良いぐらいです。

ステレオで聞いても音が空間すべてを塗りつぶしてしまっており正直うるさいだけに聞こえてしまうのです。

 

しかし、日本のPopsがすべてそういった作りをしているわけではありません。例えば、米津玄師。Framingo、TEENAGE RIOT等は、イヤホンではその楽曲の半分の面白さしか伝わらないと思います。音が空間に計算されて配置されていることが、良いシステムで聞けば聞くほど分かります。そして、音と音の間に空間がありそれが心地良いのです。

そういった楽曲をこのブログで探していこうと思っています。

 

今回はその第一弾。

 

中村佳穂のAINOU

 

AINOU AINOU
2,772円
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これは、すごいアルバムです。

冒頭のYou may they、GUMで打ちのめされます。

正直このアルバムの真価はある程度のシステムで聞かないと分からないかもしれません。少なくとも、イヤホンでは魅力半減です。

 

それこそ、前後左右、空間に音をちりばめ、それらがボーカルを引き立てて独自の世界を形作っています。音と音の間にはきちんと空間があり、心地良いのです。

 

いつも、クラシックやJazzばかりでは無く、たまにはpopsも聞いてみて下さい。その魅力に気がつくはずです。

 

イヤホンばかりで無く、スピーカーからの音もたまには聞いてみて下さい。楽しいですよ。