私が生まれて初めて自分で買ったLPは中学生の頃に買った小椋佳さんの遠ざかる風景です。NHKでこのコンサートの準備から、本番までを番組として放送していました。1976年11月の発売日に買いに行った記憶がありますので、中学1年生だったことになります。
写真のLPはまさしくそのときのものです。当時、神奈川県内に広く展開していた新星堂というレコード店のチェーンがあり、そこで購入したものです。
CDは一昨年、懐かしくて購入しました。
リッピングして聞き比べて見ます。解像度はリッピング音源の方が上です。ただ、音の繊細さや広がりはLPの方が良いかも。
スタンドスティルは、星勝さんとのデュオですが、これがすごく良いです。
1976年のLPにこんな音が詰まっているなんて。
実は、以前の記載が間違っていることが判明しました。QL-Y77F、sansui AU-D907F extra, トリオ LS-1000、ともに1981年の発売です。したがって、中学生の頃は別のシステムで聞いていたことになります。
当時、父が、かなり思い切って買ったのが以下のシステムだったことは鮮明に覚えているのですが、その前のシステムがどんなだったのか・・・。全く記憶にありません。アンプはテクニクスだったような気がします。
申し訳ありませんでした。
当時、このLPは父のオーディオシステムでずっと聞いていました。私が覚えている父のシステムのプレーヤーはビクター QL-Y77Fですが、これは後日買い換えたものだったと思います。
カートリッジはDENON DL-301だったと思います。
アンプはsansui AU-D907F extra。スピーカーはトリオLS1000これも1981年以降のシステムで、1976年当時にどんなシステムだったのか、今となっては分かりませんが、これらの機種よりもかなりグレードの低いものだったことは確かです。
いずれにしても、当時、父は結構、オーディオに凝っていたのです。私もそれに釣られて、ステレオ誌や、FMレコパル?だったかな、等の雑誌を買っていましたし、父と一緒に、家具の裏に板を打ち付けたり、大きなブロックを運んでスピーカーの土台にしたりしていました。
正直、当時の音がどうだったのかは覚えていませんが、当時のレコードをこうして聴くと、こんなにいい音だったんだと思うので、今よりは大分劣っていたのでしょう。
でも、このレコードを聴きながら、当時の父との会話や、中学の頃の友人の事、色々と思い出されます。私と息子たちと同じように、父と私も一緒にオーディオの楽しさに浸っていたのでした。やり方は違いましたが。