年末から年始にかけて、ネットワークトランスポート etcを導入したことはすでに書きました。当初は、esoteric N-03Tもしくは、dCS networkbridgeの導入を考えていたのですが、両方とも自宅視聴させて頂いたところ、うーん、という感じだったので、元々、TIDAL,Spotify等をいい音で聞きたいという要求からのネットワークトランスポート導入だったので、それではと、LUMIN U1 mini(フジヤエービックさんの年始特価1台限定でかなり安かったです)を試聴せず購入。予算が余ったため、勢いで、デジタル系をかなり強化したという経緯です。

 

今日は色々とつなぎ替えて、今の音をもたらしている最大の要因は何かを突き詰めてみました。

 

まず、LUMIN U1 miniのLAN接続を、DELA s100経由から、DELA N1A/3から直接ブリッジモードで接続します。

え、っという位音が悪くなります。はっきりと分離が悪くなり、かなり見通しが悪状態に。Hugo M-scalerとLUMIN U1 miniはUSB接続です。

 

次に、Hugo M-Scalerを直接 DELA N1A/3のUSB DAC用の端子に。これも、LUMIN U1 miniを直接DELA N1Aにつないだときと同じような感じ。見通しが悪く、音場もかなり狭まります。音も丸まってしまいます。以前は大満足だったのに・・・。

 

さて、そこで、DELA s100の代わりに、バッファローの9800円のGbitスイッチングハブを挿入します。

うーん、実はDELA N1A/3とLUMIN U1 miniを直接接続するよりも多少ましに聞こえてしまいます。音場は多少広がって音もほぐれ気味。何でだろう???。

 

次に、LUMIN U1 miniの代わりに、以前から持っていたyamaha NP-S2000の同軸デジタルをHugo M-Scalerに。DELA s100経由です。

えっ。LUMIN U1 mini+DELA s100+DELA N1A/3の音に極めて近いです。多少線が細い感じがありますが、音場や音のほぐれ具合はほぼ同等。これも楽しい音です。

ここから、DELA s100を抜いて、安価なハブに。ダメです。音が団子に。

 

どうも、ここまでの検討では最も効果があるのはDELA s100の様です。

 

そこで、Deezerのストリーミング用に使っている Yamaha NP-s303をDELA s100につなぎ、の光デジタル入力をHugo M-Scalerに。

正直、DELA N1Aに直接Hugo M-ScalerをUSB接続したものよりも音はほぐれていますし、音場も広い感じがします。ただ、DELA N1A/3→DELA s100 →NP-S2000の同軸デジタル、LUMIN U1 miniのUSB接続よりはかなり質は劣ります。

 

結論

年末から年始にかけて導入した機器で、最も私の環境の音質を改善したのは、なんとネットワークハブである、DELA s100である事がほぼ確実となりました。

改善度合いを数値で表すなら、

DELA s100 80%、Lumin U1 mini 15%(NP-S2000デジタル出力比), DELA N1A/3(N1A初代機SSD改造版比) 5%という感じでしょうか。

 

もし、ネットワークプレーヤーをすでにお持ちで、一層の音質改善を望まれるなら、ある程度のプレーヤーであれば、プレーヤーを買い換えたり、サーバーをグレードアップするよりもネットワークハブにお金をかけた方が幸せになれると思います。

また、TIDAL等のストリーミング再生を考えると、ある程度のグレードのDACやUSB入力のあるSACDプレーヤーをお持ちなら、高価なネットワークプレーヤーに手を出すよりも、LUMIN U1 mini+DELA s100が定価ベースで合計45万程度であり、最良の選択なのでは無いでしょうか。

 

いずれにせよネットワークハブの効果の大きさは、かなり意外な結果でした。