私がオーディオに凝り出した頃、ケーブルで音が変わるなど全く思っていなかった。しかし、ある日、オーディオショップでTaraLabs の10万円以上するケーブルが半額であるから聞いてみないかと言われ、聞いてびっくり。音が広がり、全く違って聞こえる。何度変えても。

 

すぐに購入してしまった。

 

以来、しばらくケーブルに凝った。スピーカーケーブルは私としては完全に清水の舞台から飛び降りるつもりで、Nordost HEIMDAL2に。中にはOdin等という100万以上のケーブルを購入される方もいるのだろうが、私には精一杯だった(当然、常識から考えればあり得ない価格だが)。これも自宅でいくつか試聴させてもらい、圧倒的な解像感だった。

 

しばらくして、再生機器がSACDプレーヤーから、Chord DAVEを中心としたファイル再生に移行し、それに伴って、ケーブルもアコースティックリバイブのものに変更した(中古)。これも解像度が高かったからだ。

 

USBケーブルもデジタルケーブルも音は明らかに変わる(と思う)。

と思う、と書いたのは実は電源ケーブルの自作に凝った時期があり、いろいろな銘柄のケーブルを作っては試していた。「やっぱり変わるね」と確信。

妻の協力を得て、自宅でのブラインドテストに臨んだ。

「これはアコリバだな、これはフルテック」自信満々。「やっぱり全然違うんだな。」

 

最後のケーブルを聞いた後、これは絶対アコリバだよ、とベールにしていた毛布を外すと、そこにはオヤイデが・・・・。ショックだった。

 

10回行って、正解は6回。全く統計的には差が無い。

以来、電源ケーブルの自作は全くしていない。

 

私は、ケーブルの効果に付いては思い込み6、実際の変化4,もしくは思い込み8、変化2位かなと思っている。なので、試聴して一聴して異なる場合以外は購入しない。まあ、他のアクセサリーもきっと、似たようなものだと思うが、人の認知など所詮脳による思い込みの産物なのでそれでいいと思っている。

 

今回、DELA s100, LUMIN U1 miniの導入によって、音がさらにタイトになって、解像度が上がったのは良いが、広がり感がもう一つという状態になった。ケーブルを変えると、音がコロコロ変わって聞こえてしまう。かつ、昨日はこう聞こえたのに、何で今日はこうなるの?と日によっても違って聞こえる。

つまり、音が落ち着かなくなってしまった。

そこで、スピーカーケーブル以外のすべての接続ケーブルをいったん、BELDEN 8412で統一し、再出発を図る事にした。

 

どうなったかは後日ご報告します。