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リールーのブログ

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2013年 日本

☆監督・・・阪本順治

☆キャスト・・佐藤浩市、香取慎吾、森山未来、観月ありさ、石橋蓮司、豊川悦司、寺島進、岸部一徳、オダギリジョー、ヴィンセント・ギャロ、仲代達矢






 旧日本軍が東京湾に沈めたとされる金塊をM資金と言い、まるで徳川埋蔵金の騒ぎを思い起こさせるような言い伝えがあったもんだ~と少し新鮮な感じ。


 なんとなくそういう話は聞いたことあった気はするが、「M資金」という言葉は初めて知った。実際にそれで詐欺事件が幾度も起きた、というから、やはりある程度信憑性がある話なのだろうね。




 ネットでの評判は両極端で、ちょっと観るのをためらっていたけど、観てよかったかな(*^_^*)


 佐藤浩市の達者な演技を主軸に、香取慎吾だって言うほど悪くないしヴィンセント・ギャロが渋く出演してるのもお楽しみ♪



 だいたい邦画で、やたら話の規模がでかくて海外ロケもやって...て前情報が耳に入ってくると、絶対と言って「ま、頑張ってるんだろうけど、どーせしょぼいに違いない...」という反応をしてしまいがち。


 この作品は、確かにやっつけ的な荒削りさは感じられるけど、現代の資本主義の根本的な問題点を直接に取り出して見せ、人類の未来に希望に満ちた提言をしちゃうなんて、なかなか骨のある作品だと思うのですわ。



 ドキュメンタリー番組などで途上国の貧しさを見せられるたび一応何かできることはないのか??なんてヒューマニティー溢れる熱い思いを抱くものの、だからと言って何も実際に行動することなく日々の生活に埋没してしまう自分。そこには先進国と言われる日本で、そこそこの生活レベルで暮らしていける幸運の陰に貧しい途上国の人々を憐れむ意識があったりする。蓋して意識の底の方に埋もれてはいるけど、優越感がない、と言ったら嘘になるかも。



 架空の貧国を代表してセキ・ユーキッドが国連でスピーチをする。


 彼は憐みはいらない、ただ、友として協力し合おう。同等に対話しよう。と世界へ呼びかける。

ま、このくだりを聞いて、あっ、やっぱり密かに可哀そうな発展途上国...っていう色眼鏡で見ちゃってたのかも、と自分のいる先進国側の優越感?てなものを意識してしまった次第です。ま、もちろん先進国と言ったって貧富の差はあるし一概に全員豊かなわけじゃないけど。





 森山未来のスピーチの場面は圧倒的な迫力でしたね。そそ、彼がセキ・ユーキットなのです。




 株だの国債だの、詳しい成り立ちがいまいち理解できていない自分だけど、ついこの前アメリカという世界の大国が危機に陥ったことを思えば、国が借金で倒産する、ということの意味について少しは真剣に考えなきゃいけないのかな、と思わないでもない。でも、いったい、どうなるんでしょうね、この世界は。なんにせよ、経済は資源の分配に直結するし、それをどうにかしようとすぐに戦争に走るのが人間の歴史だったわけで...。





 ウン、話が壮大になってきてしまったので、終わり!