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リールーのブログ

映画を観たら感想を、美味しいものとか、書きながら探そう。
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2012年フィンランド

☆監督・・・ティモ・ヴォレンソラ

☆キャスト・・ユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー、クリストファー・カービー、ウド・lキア、







 だいぶ時間たっちゃいましたが...





 この映画は前に映画館でチラシをもらってきてて(面白そうな奴はペラのチラシをもらってくる)面白そう~とか思いつつ、ほとんどCM等見かけず、あまり興味もなくなっていたのですが。ふらふらいつもチェックする映画ブログで結構面白い!との記事を見かけて行ってまいりました。




 これフィンランド映画で、監督と脚本家がサウナに入ってて「実はさあ~夕べ変な見ちゃって...なんか月の裏側からナチがやってくるっていう話なんだけど、これ、映画になんないかなあ」なんて会話から出来上がったんだとか。



 んーなんかこういうの面白いわー。そっから壮大なSF映画が誕生してしまったんだもの(^O^)





 それで、またまた面白い試みがあって。映画ファンから出資を募って約1億円くらい資金を集めたそうですよ。制作総予算の約1割。で、エンドロールに名前が載ったりとかいろんな特典が用意されたらしい。映画ファンとしてはプチ参加ができてすっごい興奮するんじゃあないかしら(*^_^*)





 そんなどっちかっていうとハリウッド大作ではなく、むしろインディーズな作品にもかかわらず、ちっともしょぼさが感じられなくてなかなかゴォージャスな作りなのです。




 冒頭は月の裏側にてナチスの末裔の子供たちを女性教官が立派なナチ親衛隊に育てるべく授業をしているところから始まります。そこへアメリカの女性大統領が自らのプロバガンダの為に黒人モデルを乗せた月探索宇宙船が着陸。不幸なことにその黒人以外はナチに攻撃され一人生き残った彼は捕らわれ、アインシュタインそっくりのマッドサイエンティストの餌食となる。が、彼の所持していたスマホ(?)の計算能力の高さに衝撃を受けた彼らは、これさえあれば最終兵器となりうる宇宙船「神々の黄昏」を完成させられる、ということで野心家の将校クラウスが黒人ワシントンを連れ地球へと向かう。しかしこのときワシントンは何故か真っ白。なんとマッドサイエンティストの人体実験で白人に変えられていた。「白人にしてやろう、ありがたく思え!」と。そう、彼らはアーリア人至上主義で白人こそすぐれた人種だ!という思想ですから(^_^;)



 クラウスと女性教師レナーテは大統領の広報官の女性との出会いを果たし、何故か大統領の広告塔となりその熱烈な愛国心に基づく愛と融和を解くのであった。しかし月から一番の親玉総統が様子見にやってくるも、かねてからの野心でクラウスは総統を殺害しナチ軍隊のトップへのぼりつめる。




 早々に二人とはぐれていたワシントンは黒人仲間からも疎外され、街角でホームレス姿で「月からナチが攻めてくる!」と説いて回っていた。レナーテと再会し、チャップリンの映画の意味を誤解していたレナーテは地球への攻撃をやめさせようとワシントンとともに月の裏側の基地へと戻る。



 勢いでナチとの戦闘指揮を命じられた女性広報官は女のプライドを掛け各国の戦略衛星を率いてナチと総当たり戦へ。果たして勝のはどっちだ!?





 



 とにかく大真面目なナチ対現代アメリカとの戦争、っていうぶったまげ設定、ビジュアルの想像以上の完成度も凄いし、現代アメリカ社会へのおちょくり方も本当に面白いし飽きない。




 ワシントンが街角でプラカードを持って人類の終末が近いことを説くの図、もハリウッドでたくさん作られてる人類滅亡映画にはお馴染みの場面。思わずニヤニヤ。



 女性大統領が夫を従えて執務室でルームランニングしながら職務をこなしてる姿もなんかそうかも??と違和感なく思えてしまったり(^_^;)




 ダーク・サイド・ムーン(月の裏側の基地)で建造されている宇宙船の恐ろしいまでの完成度。ドイツ人の勤勉さとそれゆえの暴走の恐ろしさを暗示させる緻密さ。




 ナチとの戦闘に関する協議を各国のトップと会議する場面で、協定に違反する軍事機器の存在が続々と表面化してお互い罵倒しあって、でも、このあたり実際ありそうだなあ(^_^;)、笑っちゃうけど。(ん?笑っちゃいけない?)




 とにかくほとんどしょうもない作り話で、ただ大笑いして終わる映画なのだけど、でも、やっぱりナチの悪夢は過去のもの、と言い切れる世の中になったのか?ってことを問いかけてますね((+_+))なんか最後は笑えない展開になっていたような...。





 奇想天外な設定で壮大なおバカSF(コスプレもあり)と言っちゃー言えるけど、きちんとナチスの歴史とか、それをもとにして誕生した数々の映画作品とか、そういうのを知っていると3倍4倍味わいが増すと思うけど。なにせ勉強不足で(・。・;思わずパンフ買ってしまいました。






 こりゃーしばらくしたらDVD鑑賞することになりそうです。それまでにパンフ読んでちょっとは知識を蓄えなくては。