2012年 アメリカ
☆監督...マイケル・ホフマン
☆キャスト..コリン・ファース、キャメロン・ディアス、スタンリー・トウィッチ、アラン・リックマン、トム・コートネイ
☆脚本...ジョエル&イーサン・コーエン
原題は「GAMBIT」。意味は『優位に立つための策・先手』ということで、主人公の冴えない&虐げられている美術鑑定人が、雇い主の大富豪の鼻をあかそうと奮闘するお話。生き馬の目を抜くようなビジネスの最前線で活躍するリックマンからしたら、とろくて地味なコリン・ファースはどうも物足りず、あわやクビ、という状態。
果たして彼は先手をとって憎らしい雇い主を出し抜くことができたのか!?
話はまず、ファースが目論んだ通りにスマートにコトが運び、大金をせしめることに成功したバージョンが華麗に披露されます。
と、それはファースの脳内でのみ繰り広げられているイメージで、計画の要であるPJことテキサスのカウボーイお姉さん=キャメロン・ディアスに声をなかなか掛けられずにもじもじしている冒頭の部分に逆戻り。想像とは違ってまず酔客に絡まれ青タン作って、しょっぱなから計画の行方は暗雲がたちこめています。
キャメロンも、想像では、洗練されたビジネススーツ姿でさっそうとロンドンに乗り込み、リックマンとの商談も難なくこなす美女...のはずが、現実はあけすけで陽気な性格で、カウボーイ姿でヒースロウ空港に現れてしまいます。
仕込んだモネの幻の名画発見!の記事でリックマンの注意を惹き、なんとか屋敷へ贋作を持参する段取りをつけることに成功。
計画のかじ取り役のファースより、ずけずけモノを言うキャメロンの方がすっかりリックマンに気に入られ、宿もファースのアパートからサヴォイへ鞍替えで、小銭をちまちま貯金箱にしまっているファースの懐はたちまち火の車!すっかり二人に振り回されてしまうのでした。
この、コリン・ファースが徹底的に冴えない中年男として描かれています。彼のみじめったらしさ(!)をコメディ仕立で披露しつつ、サヴォイのフロントや客室係との「勘違い」な絡みが、いかにも英国風な【笑い】を意図してみせてるような気がして、面白かったヽ(^。^)ノ
キャメロンのコメディーへのはまりっぷりは相変わらずだけど、そこに意外性のあるコリン・ファースのイギリスチックなお笑いと、これまたハリーポッターの時とは全然違うリックマンの風貌と金持ちの「いやらしさ」全開な嫌味な男ぶりがミックスされて、なかなか見ごたえありました~(^O^)♪
途中ビジネスシーンで日本人のサラリーマンも登場するのですが、これまたひどいデフォルメで、まさかありえなーいビジネストークを繰り広げるのですが。彼らが案外な伏兵だったりするんですよねー。
まさかの名画を巡るサスペンス、かと思いきや、ちっともサスペンス色はなく、あーーコメディー100%なんだなあ~と思って観ていると...まさかの一番最後にピリっとサスペンスの一手が。
なんだ!この結末なら、ゆるーいコメディ部分もそれなりに楽しめて、すっかり最後はやられた!ってオチもあるし、うん、観てよかった( ´艸`)
