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舞鶴商工観光センターにて、元財務官僚である高橋洋一先生の講演会、「激動の世界と日本経済の真実~トランプ政権誕生でどうなる金融・経済、そして安全保障~」に参加してきましたーっ(^o^)/
会場には300強の参加者だったでしょうか、またとない機会だったので、質問もさせて頂きました(*^^*)
講演会の内容の一部だけをお伝えしますと、
アメリカとメキシコの国境に壁を作るとトランプ大統領は発言しているが、陸地続きの国境にはどこにも壁が存在する。国境の管理をしっかりして不法移民を対処しようと言っているだけであって、合法移民は受け入れると、まともな主張をしている。
また、トランプ大統領は、正しい情報を伝えないメディアを介入せずに、国民に直接働き掛けるツイッターを利用しているが、それを不満に思っているメディアは、国民の警戒心を煽るような報道ばかりをしている。
というような内容でした。
生活水準の違いにより、メキシコ側から毎年100万人以上の人々がアメリカ側に不法入国しているといわれています。さらに、アメリカに不法移民したメキシコ人が子供を生めば、その子供はアメリカ国籍になります。
日本は島国なので、壁と言われてもピンとこないかもしれません。また、アメリカとメキシコの国境に、ゼロから壁を作ると想定しがちですが、実際には、鉄柵の壁は既に存在しているので、それを補修しようといっているだけなのです。
不法移民の多いアメリカですが、立場を日本に変えればどう思うか。トランプ批判と思えし印象操作のなか、一度考えてみることも大切なことです。
さて、ここで「印象操作」という言葉を使用しましたが、この印象操作とはどういう意味なのでしょうか。
印象操作についてお伝えしたいことは、
「アメリカのオバマは平和を愛する大統領であり、ロシアのプーチンは独裁者である。」
今でもそう思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、その見方は本当に正しいのでしょうか。
2014年6月、フランスで行われた「ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典」から紐解いてみます。
当時、この式典には欧州やロシアなど20ヵ国以上の首相が参加しました。
その盛大なイベントでは、会場の大スクリーンに日本へ原爆を投下するモノクロ映像も流されました。
原爆が投下される映像が大スクリーンで流された時、会場に詰めかけた多くのアメリカ軍関係者をはじめとする観客からは、大きな拍手が巻き起こりましたが、ドイツのメルケル首相は拍手をせず、ロシアのプーチン大統領は胸の前で十字架を切って哀悼の意を表していました。一方のオバマ大統領は拍手をしていた。
というものです。
戦勝国のアメリカにおいて、原爆とは、戦争を終わらせる為の正義と捉えられているので、アメリカ人から見た平和への価値観と、日本人から見た平和への価値観では、捉え方が異なるかもしれません。
ですが、オバマ大統領が広島を訪問した際は、ルース駐日米大使から進言されたものであり、謝罪もありませんでした。政治パフォーマンスとも言われていますが、本心はどうだったのでしょうか。
アメリカの大統領が広島を訪問するだけでも立派と思われるかもしれませんが、不特定多数に情報を提供するのがマスメディアの仕事です。
しかし、オバマは平和を愛する大統領であり、プーチンは独裁者と思われる方が多いなら、片寄った情報が印象操作になって、私達に働き掛けているということではないでしょうか。
それと同じように、日本のメディアは、連日のようにトランプ大統領を批判していますが、トランプ大統領で日本は大丈夫かというような印象操作を働かせることは、メディアにすれば非常に容易いことなのです。
メディアがこぞって焚き付ける報道に、視聴者である国民が、その報道を疑うことはそうないだろうと思います。
だからこそ、考えることなくそのまま鵜呑みにしてしまう。
日本人の集団心理を駆り立てるような報道が出回っている時にこそ、私は、真実を見誤ってはならないと思います。
もしも、トランプ大統領で日本は大丈夫なのかと不安に思っているのなら、日本はいよいよ自立する時が来たのだ、そう思って頂ければ良いのです。
なぜなら、経済・国防・外交・歴史認識、そして精神面でも、日本は自立する要素がたくさんあるからです。
話が長くなりましたが、トランプ政権が誕生した今、日本は易きに流れることなく、考えて行動をする。
その為にも、まずは政治という生き物を知ることから始ります。
この先、世界情勢は大きく変わろうとしています。
そんな見応えのある政治に関心を持ってもらえるように、これからも、若者の立場、若者の目線で歩んでいく所存です。
真下こうじ