韓国語講師研修@2日目 その2 | 福山市韓国語教室「鄭寿香韓国語教室」~docomodakeの韓国語講座~

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広島県福山市「鄭寿香韓国語教室」blogです^^
韓国語を簡単にわかりやすく!!
docomodakeと一緒に楽しくお勉強^^

いよいよ研修レポも終盤戦です。

(あと、番外編がありますがあせる


この日も昼からの第一弾は

前田真彦先生の講義

「読むこと」と「書くこと」の指導


韓国語の読み書きはハッキリ言って

難しいと思います。

ここでの講義は韓国語能力試験(高級)を

ベースにして話を進めていかれました。


結論から言うと「読むこと」「書くこと」

自分の思っていることをハッキリと

わかりやすく述べることが出来るのか?

って事です。


そして「読むこと」と「書くこと」は当然ですが

繋がっています。

・(文章は)何を言いたいのか?:読み取る力→読解力

・(私は)何が言いたいのか?:頭で整理する力→構成力


能力試験の中の項目で言うならば

「作文」と「読解」の部分になります。


まずは「作文」。

やはりここでのポイントはなんといっても

構成のある文章か?どうか?

この一言につきると思いますが…

構成のある文章にするには・・・

・ダラダラ書かない

・迷わない、根拠をはっきりさせる

(Yes、Noがはっきり言える練習)

①話を箇条書き

②他人の意見も聞いて色々考える

③日本語で下書き


よく試験対策などで言われるのが

「中級、高級は、その級相応の文法を

間違ったとしても用いたほうが良い」と

言われますが、それは構成がしっかりしてれば

OKだと言うことなんでしょうね。


講義のときに質問された方がいらっしゃいまして

「小説の主人公がみな善良賢明で美しい理由」という

題材の時に、おばさま方が

「やったー!韓流スターについてかける」って喜んで

ことごとく落ちたっておっしゃったんですが(汗)

「主人公」、「美しい」の文字をみたら韓流スターに

なるのかな?って思っちゃいましたが叫び

私、個人的な意見を言わせていただくと

この題材は「作文」として800文字で

その「根拠」を述べるには難しい題材だと

思うんですけど。

下手すると理由ばっかり述べて

ダラダラとした文章になりがちです。


作文のポイントとしては

結論→理由①→理由②→理由③→感想

または

結論→例①⇔例②→感想


色々な根拠の述べ方があると思いますが

各段落がハッキリとしていればいいと思います。


作文は書く前に下準備というか

頭の中で構成を考えます。

話すときも結局は同じなんですよね。

その作業のスピードが早いのか

遅いのか?

ある意味、慣れているのか?慣れてないのか?


韓国語で書くとなれば余計に「え~~っ!」って

なりがちでしょうが、そういう方は日本語で書いても

何を言いたいのか、焦点がぼやけた文章に

なっていると思います。


「●●だからこうだ!!」とハッキリ意見をいう

訓練をしましょう。

日本語で言いたいことをはっきり書く

          ↓

韓国語になおしてみよう

(日本語的表現にならないように

注意が必要ですが)


これだけでも随分違うと思いますよ。



次は「読解」

これをするには、まずは読むことですよね。

・速読トレーニングの勧め

・読解力をつける


音読でたどたどしい人が黙読で

早く読めるはずがないと。

音読のトレーニングは、極めて重要です。


普段のスピード→ちょっと早め→ぶっちぎりの読み


発音がいい加減にならないようにしながら

読む練習を重ねる。

わからない単語があっても、とりあえず飛ばしていく。

(あとでしっかり訳していけばいいので)


中級以上は量をこなさなければならない

 多読(+多聴)のススメ


作文も読みも、量をこなしてこそ

見えてくるものがあるってことです。

そして、言いたいことをハッキリと。

(文章の)言いたいことを見つける。

曖昧に、遠まわしに言いがちな日本語ですが

スパッと言えるくせをつけて行きましょう。


docomodakeの韓国語講座-4
前田先生、二日間の熱い講義

ありがとうございましたニコニコ








そして、最後の講義です。

私もこの先生の著書はたくさん持ってます~

NHKのラジオ講座などでもおなじみ

NHKラジオ アンコール まいにちハングル講座 2011年度 4~9月 (語学シリーズ)/NHK出版
¥1,300
Amazon.co.jp


阪堂千津子先生の講義です。

「聞くこと」を教える



先生の講義は、話を聞くというよりも

私たちも参加している!

そんな感じの講義でした。

(普通ならここまで話をもってくるのに

30分ですよ~~)と、時間のかかり具合も

教えてくださいました。


私も授業で「聞き取り」は一番悩むところです。


「無理~~~~」

「何言ってるのか、わからない~~」って

言われると・・・


docomodakeの韓国語講座-d
↑↑背中で語るしかありませんが・・・354354



「聞き取り」のときって教室が

静かになって活気がダウンするんですよね。


学習者側の問題点としては

・言語能力不足(音の変化、単語がわからない)

・情報不足(知っている単語だけで推測、背景が謎?)

・不安感(発話スピードに負ける)


教師側の問題点としては

・内容の問題(習っていないものがあったりする)

・設問の問題(難易度が高い)

・教材の問題(音声が早い、話が面白くない)


その問題点を克服する為に

(イラストなどがあれば)

・必要な情報を取り出す

・何がこれから起こるのか予測する(質問をつくってみる)

・どのくらい理解できているのか質問する

・自分の知っている背景知識と照合して

 感想、評価を表現する

・わかった点、不足点をチェックし続ける



これをやってから実際に聞き取りをすると

「当たってた!」

「あれもあったんだわ!」

「ああ、そういうことか・・・」

自分自身もそうですし、教室内でも

そのような声が上がってました。


あと、「聞き取り」なんですが

聞き取ったことを順に紙に書いていき

そのイラストを元に心理テストをする方法など・・・


事前の推測が大切

(推測して穴埋めをしてみるのもいいそうです)


リスニングとは

「過去の全ての人生経験をもとにした

情報解析の作業である」


奥の深い言葉です・・・ドコモダケ


今までの人生経験、知識を元に

聞いて判断してるんですよね。


「参加型の聞き取り」

とても楽しかったです音譜

docomodakeの韓国語講座-7


とてもキュートで可愛らしい阪堂先生

この日は体調が悪かったそうですが

最後まで楽しい講座をありがとうございました。




以上で今回の韓国語講師研修は

終了しました。


二日間、とても楽しくて

「もっともっと教えてください~~~」

「もっともっと話が聞きたいです~~」

そんな感じだったので疲れたむっという

感じはまったくありませんでしたドコモダケ



韓国語講師は、他と比較されることも少なく

ある意味閉鎖的な環境にあると

おっしゃった先生がいらっしゃいましたが

まさしく、その通りだと思います。


私も自分自身が

「どうなんだろうか?どのくらいなんだろうか?」

いつも自問自答しながらやってます。


そして、このような会場に行くと

「私って、まだまだだわドンッドコモダケ

もっともっと勉強して頑張らないとメラメラって

改めて思います。


このような研修があれば次も参加したいと

思っております。


他の講師の方々、また

オンラインではなくオフラインで色々と

熱く語り合えたら、と思いますチョキ




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