都知事選少し前までは小池の劣勢が伝えられていた。小池の公約達成ゼロだし、その応援する議員や市長は落選するし、学歴詐称で月刊誌で暴かれたりと昔の小池の勢いが無いように思えた。

 

しかし、フタを開けてみると、対抗馬が蓮舫とか石丸とかどうでもいい候補しか出てこないこともあって、小池の余裕ある顔が前面に出てきた。

小池が一番安心したのは、マスコミの全面的な応援だろう。学歴詐称問題についてはマスコミは全く騒がなかったし、逆に騒ぎにならないようにマスコミが協力し合った。そして、公約達成ゼロについても、マスコミは何の指摘、攻撃もしようとしなかった。こりゃ小池百合子にとっては笑いが止まらないだろう。貧弱な候補者とマスコミの全面小池支援・擁護で小池は都知事選勝利を確信したことと思う。

 

マスコミはそれも全てのマスコミは何故小池を応援するのか、全く理解できない。マスコミ出身の小池だからマスコミ操縦がうまいってか。そんな程度のことではマスコミの異常な小池応援は説明できない。

これが政府・自民党なら規制とか権力とか振るえるからということもあろうが、大きいとはいえたかが自治体の長に過ぎないではないか。

都庁がテレビ局に出すCМ料なんてたかが知れているはずだから、マスコミ特にテレビ局は金目で小池を応援したわけではないだろう。

もっと別の理由があるはずだ。少し前なら、小池の後ろには二階俊博という自民党の大物政治家がバックについていたが、今の二階は凋落の一途だからそういう系統へマスコミが配慮した訳でもない。

だから尚更マスコミの小池支援理由がわからない。

 

まあ、勝手に忖度するなら、小池百合子は近々初の女総理大臣になるかもしれない、それに対するマスコミによる未来投資ということだろうか。つまり今のうちに恩を売っておくということだ。

と書きながら、この理由も漠然としていて弱いなあと我ながら思う。

マスコミの裏に通じている情報通に聞いてみたいところだ。

 

何はともあれ、小池が都知事3期目、東京都は更に小池によりうまい汁を吸われることになった。小池からすれば東京都の莫大な予算を好き勝手に使って、次の足固め(総理!)の準備ができることになった。小池からすれば、学歴詐称問題など「屁」でもなかったのである。

 

次は蓮舫と石丸のことだ。

両者に共通点がある。それは都知事選に勝つことを目的とせず、次の総選挙のためのアピールということだ。

蓮舫は今度の総選挙で拡大される衆院議席に出て当選することが一番の目的だ。だから、まさに「二位じゃダメなんですか」の通り二位でいいのである。といっても石丸という若造にも抜かれてしまったが。

 

石丸も同様に次の総選挙で衆院議員になることが「当面の」(まだ始まったばかりだ。遠大なる野望を秘めてんだぞ!ってよ。)目的である。

それは石丸が安芸高田市長として炎上市長としてネットで名前を売ってきたことが衆院議員になるためのステップであったと言える。

急に若造が都知事選に出ても泡沫候補扱いされるから、そうならないために安芸高田市を踏み台にしたのである。そのために市会議員を罵倒して、恥を知れと叫んでネットを炎上させた。

恥を知れ、と言いたいのは石丸に向けてである。小狡い石丸!

 

石丸については前に次のように記事に書いた。

 

 

「なお、広島安芸高田市長の石丸とかいう頭のおかしい男が既に都知事選に出るという。

この男はいわゆるネットの炎上芸人ならぬ炎上市長であり、政治家としての素質は最低、最悪だ。だから今回の知事選では泡沫候補扱いだろう。

この男のバカさ加減を知ったのは、YouTubeで市長が議員に向かって「恥を知れ、恥を!」と叫んでいたことだ。これは自民党の三原じゅん子議員の「恥を知りなさい」の真似だ。

市長が議員を叱責してどうするのか。市長は行政の責任者であり、居眠りするからといって議員に「恥を知れ、恥を!」なんて言う資格はない。議員には議長が叱責すべきなのだ。

そもそも議会を学校の教室か授業と勘違いしている。

残念ながら今の議会は討論する場となっていない。討論するなら議会でなく委員会だろう。それを勘違いして炎上の場にすり替える石丸は市長を次のステップとしてしか考えていない証拠だ。

市長に求められるのは行政により市民の生活の向上、安定だ。そんなことを訴えずに議員の居眠りを批判するなんてバカというしかない。別に居眠り議員を擁護しているのではない。居眠り議員をやり玉に挙げて、自分の人気や評価を高めようとする石丸の炎上商法が嫌らしいというのだ。

先日も記事にした美濃加茂市の藤井市長を見よ。

真面目に市長をやれば炎上なんぞさせなくても市民から多くの支持を得ているではないか。

石丸も藤井市長の爪の垢でも煎じて飲んでみたらいい。 

こんな奴が東京都知事選に出てくるだけでも気分が悪くなる。

まあネットでは石丸を評価する評論家はいないからいいようなものの、都知事選で圧倒的低得票率でドボンと沈んでもらいたいものだ。」

(引用終わり)

 

そして、この炎上商法が成功したから、都知事選でテレビで不公平的に扱われて4人の仲間入りが出来た。全部計画的であり、今やその計画途中なのである。

特にこの石丸のダメさは、炎上のみでなく、その主張である。京都大を出た割に余りに馬鹿げた政策しか出してこない。経済の専門家といいながら教育で成長を図る(そしてそれしか言わない!)、なんてはっきり言ってバカだと思う。外需の取り込みが公約とは大笑い!

その辺の指摘は桜内文城氏(元衆院議員)が辛辣に指摘をしている。

 

 

 

 

しかし、石丸にとってはそんなことどうでもいいのだ。選挙民なんて(次はどこから出馬するかしらないが広島か)馬鹿だとみなしているから、政策のでたらめさ、中身のなさなんてどうでもいい。顔さえ売れればいいということだ。

 

そして、ネットではみんな知っているのかもしれないが、石丸のバックに付いた黒幕である。誰なんだか知らないが、よくこんな男に投資をすると決めたものだ。先物買い?金の卵ならぬネズミの卵かも?ネズミは卵は産まないが、糞は放(ひ)る。

石丸もこういう金と力のあるバックが付いたから組織的な選挙運動が可能となったのだと思う。

つまり、黒幕はこの石丸が衆院議員になって、早めに権力の座に座れることを期待したこれもまた未来投資なのだろう。しかし、日本にとっては害としかいえない不要な男だ。

 

私は今回誰に投票するか迷っていた。誰に入れても都知事になれるわけがないが、政策からすれば田母神かな、と。しかし、いつものdonのブログを見たら、次のような記事があった。

 

 

     内海聡氏

エリザベス

「私は、うつみんに投票する。

発信者たちの中でも、うつみんか田母神さんか桜井さんか悩んでるとか、票を集めて少しでも可能性のある田母神さんに投票したほうがいいのか、みたいな意見もよく聞くから、私個人の考えを書くね。

 正直、今回の選挙で勝つのは、たぬきかきつねだろう。 どんなにうつみんや田母神さんを推しても、それは変わらない。だから、そこで票が割れる、とかいうこと自体がそもそも論点ではない。この選挙の私たちの争点は、コロナワクチン薬害と日本の資産が外資に売られている事実を啓発すること、だと思ってる。

メディアは小池・蓮舫・石丸・田母神の4者択一、残りは泡沫、っていう扱いをしてる。

じゃあ、もうこの4人はわざわざ私たちが推さなくてもいいじゃん。

問題は、選挙中と選挙のあと。 この一部の盛り上がりについてメディアに触れてもらうこと、4位、もしくは5位につけてる、この「うつみさとる」って誰だ?なんだ? を周知させること。ただでさえマイノリティで組織票のない「薬害啓発派」が、力を合わせて声を届けること、 それが私たちの仕事だと思ってるよ。

 

これとXを見て、内科医の内海聡氏に入れることにした。内海氏はワクチンについても問題提起している方だ。この方の知名度はほとんどないから、当然知事になれるわけがない。しかし、田母神さんに入れても都知事に当選する可能性がないなら、逆に1票に意味を持たせるべきだと。それが内海氏を泡沫候補として無視するのでなく、少しでも意味ある存在として浮かび上がらせることが大事なんじゃないかと。

なので、私も内海氏に投票した。

 

そして、投票が終わった後外で読売新聞が出口調査をしていたので、それに意図的に参加した。

内海氏を出口調査で入れましたなんて言う人が出口調査で回答するなんて不可能だろう。

だから、無理してでも出口調査アンケートに参加した。というのも、前に一人アンケートを受けている人がいたから普通なら横を通り過ぎることになるのだが、その人が終わるまで後ろの方で待っていて、終わってすぐに出口調査をしてもらうよう係の人に近づいたのだった。

これで、内海氏については、100人分くらいの効果があったのではないかと思っている。

 

今テレビで石丸を持て囃しているが、これはおそらくテレビとコラボの効果ではなかったか。石丸は次の総選挙では岸田の対抗馬として出馬したいと言っている。これもテレビ受けのする発想じゃないだろうか。何をする、何をしたい、んじゃない。目立てばいいそれが民主主義の多数を得ることだと石丸は思っているようだ。とんでもない野郎だ。こんな奴を議員にしてはならない。

 

一番まともな主張をした田母神氏が最下位だ。残念だ。

都民特に若者層が石丸という最低な男に投票したことに幻滅、酷い幻滅を感じる。つまり、現代の若者はバカで世の中を見る目が全くないということを証明してしまった。

小池に入れたおばさん連中のダメさは今更言うまでもない。