先週ハリコフにあるショッピングセンタがロシア軍の滑空誘導爆弾で爆撃されて多数の死傷者が出たという。

 

ニュースより

ウクライナ北東部ハルキウ州の州都ハルキウで25日午後4時ごろ、大型ホームセンターやスーパーが並ぶ複合商業施設がロシア軍の攻撃を受け、十数人が殺害され、40人以上が負傷した。現地当局によると、「滑空誘導爆弾」2発による攻撃だった。

この日の攻撃ではハルキウ市の北にあるショッピングセンターで、「エピセンターK」というホームセンターから、激しく出火した。

 

 

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、攻撃時に店内には200人以上がいた可能性があるとして、「ハルキウへのこの攻撃は、ロシアの狂気がまたしても具体化したものだ」と述べた。

ゼレンスキー氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領に言及し、「大勢をこうして殺して、恐怖に突き落とすようなまねは、プーチンのような狂人にしかできないことだ」と非難した。

(引用終わり)

 

これはいつものウクライナの偽旗作戦だろう。ウクライナ軍が自国民に爆弾を落として殺傷した疑いがある。

ロシアはロシア領土への砲撃をさせないために緩衝地帯を作ろうとして、ハリコフ方面に進軍中だ。ウクライナは先日のブログ記事でも紹介したように、地雷や戦車壕を全く作ることなく(というのも設備制作の金だけちょろまかして何も作らなかったウクライナ!)ウクライナ兵士は逃げてしまった。

ロシア軍はこれまで単に市民殺戮を狙った作戦はしてこなかった。

だから、今回のショッピングセンターへの爆撃もロシアにとって理由がないのである。滑空誘導爆弾も嘘だろう!

 

しかし、ウクライナ軍には自国民を殺してロシア軍にその責任を擦り付ける所業はこれまで頻繁に繰り返しており、偽旗作戦はウクライナのお家芸だ。そしてこの偽旗作戦をする理由がウクライナには大いにあるのだ。

 

まず、ウクライナ軍は敗北につぐ敗北でやることはロシア領土への砲撃かテロかプロパガンダしかない。

今回のロシア軍航空機による滑空誘導爆弾にやられたと言い放つのは、これまでゼレンスキーが西側に要求していたように防空システム用の高性能のミサイルが早急に必要なことを訴えたいのである。

そのために自国民の殺傷を犠牲にして偽旗作戦を思いついたのではないか。

 

ゼレンスキー大統領は「ロシアの無差別攻撃に対する唯一の解決策は、ミサイルと爆弾を投下するロシア戦闘機を撃墜すること」とし「ウクライナに十分な防空システムと現代式戦闘機があればロシアの今回の攻撃は不可能だったはず」と述べたという。

つまりこの偽旗作戦はロシア軍とプーチンの残虐性をアピールしながら、西側の防空武器と戦闘機の支援遅延を責める目的があるのだと思われる。

 

そもそもハリコフへロシア軍が進軍してきているというのに、ハリコフ市内のショッピングセンターで市民がのんびり買い物をしているのは何故なのか。

つまり、ロシア軍はこういう施設を攻撃してこないとウクライナ市民が考えているからだ。

ロシア軍はウクライナ軍兵士と戦い、市民を殺戮の対象にしていない。(逆にウクライナ軍はロシア領内を無差別に砲撃し、ロシア住民を殺戮の対象としている。)また、ロシア軍のミサイル攻撃は頻繁にあるものの、軍事施設かインフラ施設の破壊に限定していることをウクライナ市民は知っているから、その周辺に住んでいない限り安心しているのである。

 

そういう意味からも今回のハリコフ市内のショッピングセンター爆撃はウクライナ軍による仕業、偽旗作戦の可能性が大いにあるのだ。ウクライナ政府にとって、またゼレンスキーにとって作戦のためにはウクライナ市民を殺戮することに心の痛みなんぞなんら感じないのだ。

ゼレンスキーの狂気はとどまることを知らない!