今回の衆院補選は特段面白いことはなく、結果もサプライズはなかったが、東京15区で飯山陽氏がどこまで伸びるかとつばさの党の黒川というアタオカが目立った程度か。

 

しかしそれにしても不思議で不可解なのは岸田だ。

 

 

パー券キックバック問題は安倍派潰しのために特捜と岸田らが仕組んだもので大成功した。しかし、それはいわば「肉を切らせて骨を断つ」又は「皮を切らせて骨を断つ」ということわざにあるようなことを岸田はやったのだ。

「肉を切らせて骨を断つ」の意味は「自分自身も犠牲を払いながら、相手にはより大きな打撃を与えることのたとえ」とある。相手とは安倍派のことだ。安倍派を潰すために裏金問題を持ち出したわけだが、それは特捜の捜査が入った安倍派(二階派も少し)だけが傷を負うのではなく、自民党全体も国民から当然糾弾され、それは「自分自身も犠牲を払いながら」の犠牲にしては大きすぎるのに何で岸田は?。

自民党が必ず負ける流れになると分かっている問題、「裏金問題」を持ち出した岸田の不可解さ。

 

 

自民党全部が自滅してどうするのか?そこが岸田の行動の不可解なところなのだ。

安倍派さえ潰せば岸田は安泰と考えたのか?

そんなことはあり得ないだろう。

安倍派はワルだが、自民党はそんなに悪くないなんて、国民は甘く見るわけがないのだ。

だから少し考えれば「肉を切らせて骨を断つ」ことをして自分も死んでしまったら元も子もないことは子供でも分かる理屈ではないか。

しかし、死に向かって進んでいるんだが、岸田はそうは考えなかった。

岸田もバカな振りをしているが、バカではない。(本当はかなりの愚か者且つ悪人だけれど)

岸田なりの計算をしているはずだ。都合のいい計算を。

 

それはおそらく日本を動かしているのは日本の有権者ではなく、アメリカだと思っているのではないか。

つまり選挙で負けても政権交代は起こらない。立憲民主党にそんな力はないと踏んだ。それは正しいだろう。

つまり自民党が大負けしても政権交代は起こらない。そんな中で安倍派が壊滅しているんだから、次期の総理も自分が続けられると踏んだのではないか。

そしてそのことはアメリカにお墨付きをもらっているから岸田は自信たっぷりなのだ。日本の最高権力者はアメリカ・エマニュエル総督なのだ。アメリカの指示に従っていれば岸田の政権は安泰なのである。だから、補選全敗など計算の範囲内、想定内なのであり、岸田にとってはもうまんたいなのである。だから、ヘラヘラしていられるんだと思う。

 

しかし、国民も国民だ。マスコミは裏金問題つまり政治と金の問題で自民党を批判しているわけだが、国民もまたそう思っている節がある。そんなことで自民党に文句をいっているからダメなんだし、アメリカから舐められてしまうのだ。

今一番の問題は裏金問題つまり政治と金の問題ではありえない。

政治と金なんてアメリカやウクライナに比べたら日本の政治家の裏金なんて屁でもないレベルだ。

どうでもいいことに国民が怒っているのは全くの論点外しであり、そんなことを論点に選挙をするとするなら、アメリカにとっては笑いが止まらないことだろう。なんと日本人は愚かな国民か、と。

その間に巨悪が怒濤の如く進行しているのだ。

 

それは例えば、経済なら、更なる増税緊縮による国民貧困化であり、政治的文化的にはアメリカ植民地化の徹底と,LGBTに代表される文化破壊、そしてワクチンによる人口削減促進政策の徹底だ。

こういう左翼グローバリズムの攻撃が日本では全く政治的論点にならないという不甲斐なさだ。

欧州では左翼グローバリズム政策による惨状に反対する勢力が必ず躍進する(独、伊、蘭等々のいわゆる極右政党!)のだが、日本では国民が腑抜けで考える力を失っているから自民党がひどい政治を行っても欧州のような政権に脅威となる政党が全く出てこない。参政党や日本保守党が出てきても躍進することはないのだ。飯山陽氏がトップ当選すれば別だが、日本ではあり得ない。

ただ日本保守党をマスコミが徹底して無視をしたということは、彼らつまりマスコミを動かしているグローバリストたちは新しい保守に脅威感じていることを示していることは確かだ。だから芽のうちに徹底的に潰しに掛かるのだ。

 

衆院解散はいつになるか分からないが、自民党総裁選で岸田が再選され(そのために安倍派を潰したんだから)総選挙も岸田で戦うだろう。

そして、またもやどうでもいい「金と政治」とやらを争点にして下らない選挙をやる。

誰が勝っても仮に立憲民主党が政権奪取しても、問題視もされないままグローバリズムの悪辣政策は温存されるだろう。それはアメリカ支配者の思う壺だ。

 

もしバイデンがトランプに負けていれば、アメリカ支配の方向も少しは修正されるかもしれないが、次期大統領選は又もやトランプが不正選挙に負けるとみる。悲観的な見方しかできない。

それはドミニオンという最強不正投票装置が温存されているからだ。

これがあればバイデンは絶対に負けない。そしてバイデンが100歳になろうと大統領を続けるだろう。

そんなことをトランプ派は許すだろうか。その時は第二次南北戦争または南部独立戦争の始まりだろう。

アメリカの大統領選の帰趨は日本の政治の帰趨に直接関係する。

 

日本国民も広い視野に立って政治を見ていかなければグローバリストたちにいいようにやられてしまう。それは直接我々の命にかかわることだ。今の岸田政権は少子化対策ではなく、人口削減促進策を進めている。ワクチンによる殺人平気政策だ。超過死亡数が5~60万人に上っても一切無視という恐ろしさだ。このデタラメな命を蔑ろにする政府のやり方に目覚めた人たちがやっと立ち上がろうとしている。これだけが希望だ。