小林製薬は「あったらいいなをカタチにする」というキャッチフレーズでテレビコマーシャルをしょっちゅう流しているが、こんな症状にも効くクスリがあるのかと一瞬買う気にさせる。

 

 

しかし考えてみれば、クスリで何でも治すという発想自体が怪しいし、ホントに効いているのか、人間をクスリ漬けにして大丈夫なのか、といつも危うさを感じていた。全部が問題だと言っているんじゃない。飲んで治すというのがよくないんじゃないか。外用薬はあまり心配しないが。

 

小林製薬のクスリかどうか忘れたが、うちの女房も昔、お腹の脂肪を取るクスリが発売されたということで服用したら、ホントに痩せた。そして体の具合が悪くなったのですぐに服用は止めた。つまりクスリで体調が崩れたので痩せただけだった。薬は恐ろしい、安易に飲んではいけないと改めて思い知った。

 

今回小林製薬の紅麹を含んだ健康食品を摂取した人が腎臓の病気などの副作用が生じたとのことで、謝罪と自主回収の報道があった。以下の通りだ。

健康のために飲んで病気になるなんて本末転倒だ。

しかし、このニュースを聞いてすぐに頭に浮かんだのはあのことだ。多くの人もそう思ったのではないか。

 

 NHKニュースより

「小林製薬は、「紅麹(べにこうじ)」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことが報告されたと明らかにしました。会社では「健康食品が原因となった可能性がある」として、この成分を含む3つの健康食品を自主回収するとともに、使用を中止するよう呼びかけています。

 

 

会社が自主回収することを発表したのは、「紅麹」の成分を含む、

▼「紅麹コレステヘルプ」

▼「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」

▼「ナイシヘルプ+コレステロール」の

3つで、いずれもコレステロールや血圧を下げる効果を記した健康食品です。

会社の発表によりますと、ことし1月、「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことが報告されたということです。
その後、体調不良が報告された患者の数は13人に増え、このうち6人が入院が必要となり、一時、人工透析が必要になった人もいるということです。
会社によりますと、腎臓の病気を発症した人が摂取した製品には同じロットの原料が使われていて、分析の結果、想定していない成分が含まれている可能性があることがわかったということです。
「紅麹コレステヘルプ」は2021年に販売を始めて以降、ことし2月までにあわせて106万袋が販売されています。
会社では「健康食品が原因となった可能性がある」として、商品およそ30万個を自主回収するとともに、持っている人には今後使用しないよう呼びかけています。

「腎疾患で一時6人が入院 現在も7人が通院」会見で

小林製薬は記者会見の冒頭で小林章浩社長は「商品の成分分析をした結果、本来想定していない成分が含まれていることが判明しました」と述べた上で、商品を自主回収すると発表しました。渡邊信頼性保証本部長は、「腎疾患などによって一時6人が入院したほか、現在も7人が通院している」と明らかにしました。
腎疾患を発症したのは40代から70代の男女です。むくみやけん怠感、それに尿の色が濃くなるといった症状を訴えていて、このうち2人は一時、人工透析が必要な状態になったということです。会社側は詳しい病名を明らかにしていませんが、腎臓の機能が低下したと説明していて、入院した6人のうち5人はすでに退院しているということです。
渡邊信頼性保証本部長は、腎疾患と製品との関連は調査中だとした上で、「腎疾患を発症した人が摂取していた製品にはいずれも同じロットの原料が使われており、分析したところ、私たちが想定していない成分が含まれている可能性があることがわかった。この成分がなにかまだ特定できていないが、紅麹を培養する過程で作られるという報告があるシトリニンという毒素は検出されなかった。大学の研究室とともに調査を進めていて、人体への影響が分かりしだい伝えたい」と説明しました。
また、小林社長は、今回の公表や自主回収のタイミングについて「事実確認や原因究明にかなり努力したが、結果として時間がかかり、大変申し訳なく思っている。判断が遅かったと言われたら、そのとおりだと感じている」と述べました。
そして「品質に関しては万全だと考えていたが、品質管理体制のうえで結果としては不足と言わざるをえない状況だと思う。必ず原因を究明し、再発防止に努めたい」と述べました。

(引用終わり)

 

小林製薬は、2021年に販売を始めて以降、ことし2月までに106万袋も販売されたとしているが、その間に副作用はなかったのか。今回だけ製造工程に問題が生じて副作用が出たのだろうか。

まあ、小林製薬が10数人(もっといる可能性はあるが)の副作用を認めて自主回収をしたことはよいことだ。これが薬害が発生した時の当たり前の対応だ。

 

「このニュースを聞いてすぐに頭に浮かんだのはあのことだ。多くの人もそう思ったのではないか」と書いたのは他でもない、ワクチン後遺症のことだ。

小林製薬は10数人の副作用の発生で自主回収を指示した。当然だ。

しかし、ワクチンは数千人(もっと!数十万人?)の死亡と数万人の副作用が発生したにも関わらず、政府も製薬会社もその実態を問題視しようとしない。マスコミも無視を決め込んでいる。

小林製薬の薬害を取材した記者はワクチン後遺症に思いが及ばないのか。

記者はホントにワクチン後遺症など大したことはない。ワクチンによる後遺症など問題ではないと思っているのか。問題が大きすぎて報道できないとでも。

 

昔銀行倒産で、too big to fail(大きすぎて潰せない)という言葉が流行った。それに倣うなら、

ワクチン後遺症は、too big to release(大きすぎて報道できない)ということか。

 

 

マスコミの記者にもし「良心」があるのなら、小林製薬の取材後に、ワクチン後遺症もニュースにしようと上に訴えないといけないのではないか。何がそれをとどめているのか。何でワクチン後遺症はタブーなのか。

先日も記事に書いたように京都大の福島名誉教授が月刊文藝春秋にワクチン後遺症の記事を書いたが、その後何の反応もないように見える。みんなでスルーしたのか。

 

 

それなら、小林製薬の紅麴健康食品もスルーしたらどうなのか。

いつまでワクチン後遺症をスルーできると思っているのか。

 

ジャニー喜多川問題のように「気が付かなかった」「知っていたが問題にする勇気がなかった」などと問題としてみんなが認めるようになったら、そういう言い訳をするつもりなのか。

そんなことは許されんぞ。

勇気のある記者よ、内部告発せよ。

「私はワクチン後遺症を記事にしたいが、政府の圧力を受けたデスクが許さないんです!」

と。