ウクライナ戦争2年でやっとゼレンスキーはウクライナ軍の戦死者数を3.1万人と発表した。

ウクライナ軍がもう崩壊しているというのに。だから更に50万人もの追加動員に四苦八苦しているのではないのか。

 

ウクライナ兵士を40万人以上殺してもまだ足りないらしいゼレンスキー閣下!

 

そんな数字誰が信ずるというのか。アメリカですら昨年にウクライナ兵は7万人は戦死したといっているのに。

ゼレンスキーは「30万人とか15万人とか、プーチンとそのうそつきな取り巻きが言っているような人数ではない」というが、嘘つきはお前のことだろう。

「30万人とか15万人とか」ですら過少数値であり、本当は40万人以上が戦死しているはずだ。そしてそれはお前が殺した!

そしてゼレンスキー、嘘には更に嘘を重ね、ロシア兵はウクライナ軍の6倍の18万人も死亡したという。それで何で負けているのか、説明がつかんだろう。

 

BBC

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、ロシアによる全面侵攻でこれまでに3万1000人のウクライナ兵が殺害されたと明らかにした。一方で負傷者数については、ロシアの軍事計画に役立つおそれがあるため公表しないとした。ウクライナ政府は通常、この戦争による死傷者数を公表していない。

ゼレンスキー大統領はロシア側がウクライナ兵の死者数を誇張しているため、最新の人数を公表すると述べた。

この戦争で3万1000人のウクライナ兵が死亡した。30万人とか15万人とか、プーチンとそのうそつきな取り巻きが言っているような人数ではない。しかし、一人ひとりの損失が、我々にとっては甚大な損失だ」

ウクライナが軍の死者数を公表するのはまれだ。複数の推計では、ゼレンスキー氏の発表よりはるかに多くの兵士が死亡したとされている。

米当局は昨年8月、ウクライナ兵の死者は7万人、負傷者は12万人に上るとした。

ゼレンスキー氏の発表に先立ち、ウクライナのウメロフ国防相は、同国に対する西側諸国からの援助の半数に遅れが生じており、人命と領土が犠牲になっていると述べていた。

ロシア軍の損失は

ゼレンスキー氏はロシア側の損失についても言及し、これまでに18万人のロシア兵が死亡し、数万人が負傷したとした。

今月にはイギリス国防省が、これまでに35万人のロシア兵が死傷したとの推計を出した。

(中略)

ゼレンスキー氏はウクライナが昨年、大いに期待された反転攻勢を早期に開始しなかった理由の一つは、武器が不足していたことだと述べた。

ゼレンスキー氏はウクライナのこの反攻計画が、ロシア側に事前に漏れていたことを示唆した。

ウクライナ軍は17日、東部の要衝アウディイウカから部隊を撤退させたと発表した。

この撤退の一因もまた、西側からの武器供給が滞っていることにあると、ゼレンスキー氏は非難した。

(引用終わり)

 

往生際が悪すぎるというか、何のため、誰のための戦死者数の過少発表なのかさっぱりわからない。

支援をもっと、というなら犠牲者は多く発表した方がいいのだが、そうすると負けを認めることになるし、国内の突き上げも大きいから少なく発表したい。少なく発表すると50万人もの追加動員の説明がつかない。そういうジレンマが中途半端な戦死者数になったのではないか。

恐らく本当の犠牲者数はゼレンスキーもわかっていないのではないか。

一説には腐敗国家ウクライナだから当然ウクライナ軍も腐敗している。戦死者数を真面目に報告すると兵士への俸給が削減されるから、戦死者数を少なく報告し、報告しない戦死兵士の給与を懐に入れてしまうらしいから。

 

ダグラス・マクレガー元大佐はYouTubeで、開戦後ウクライナの戦死者数の合計は40万人以上ではないかと推計している。昨年の反転攻勢や「アウディーイウカ」の激戦地により12万人以上の墓標が立ったと述べている。矢野元陸将補はこの激戦でロシアも相当な損害を出したようだと言っているが。

 

 

ゼレンスキーは未だに武器を、砲弾をと言っているが、もう戦争の決着がついたのである。つまり武器も砲弾も兵士も何もないのだから戦争継続などもう不可能なのだ。

 

ダグラス・マクレガー元大佐が述べる。

つまり両国軍の戦略の違い、ウクライナ軍(アメリカ、NATO)の戦闘目的が間違っていたと。

ウクライナ軍は領土の奪還を戦闘の目的にしていたが、ロシア軍はウクライナ軍の無力化だと。

つまりウクライナ軍自体の破壊を目的としてそれを精密に大量な砲弾、ミサイル等々で打ち砕く。

ウクライナ軍は制空権もない中で、広大な土地をわずかに奪回してそれを成功だとする。

ロシア軍からすればウクライナ軍は肉轢き器の中に入れ込んだようなもので、もう戦闘ではない、死ぬためロシア軍に向かっていくだけだ。

 

 

これは太平洋戦争ならガダルカナル島の日本軍の戦いと同じだし、古くは日露戦争時のロシアの堡塁や203高地に向かって肉弾攻撃する日本軍のようなものだろう。ただただ犠牲者を積んでいくだけの戦いであり、今ウクライナ軍がそれを行っている。だから、3万人の戦死者にとどまるわけがないし、負傷者はその2倍はいるわけだから、40万人の戦死と80万人の負傷者!120万人超がウクライナ軍からいなくなっているのである。

ロシア軍の目的はウクライナ軍の無力化だ。つまりウクライナ軍自体のせん滅!立ち直れないほど叩きのめす。そうしないとこの戦争が終わってもまたロシアへの反攻がぶり返すからだ。

だから、マクロンまでNATO軍の直接派兵を匂わした。ウクライナ軍ではロシアと戦えないからだ。

 

しかし、ロシアの目的(ウクライナ軍自体のせん滅)も非情かつ悲惨だ。戦争だから軍隊が軍隊と戦うのは当然だが、領土拡大を意味しないから苛烈な戦闘となる。イスラエルのような軍が住民をせん滅するような戦争犯罪をロシアはしないことはよい。しかし、徹底的にウクライナ軍のせん滅を図るから、訓練もない武器も弾もないウクライナ兵はただロシア軍に殺されるのみだ。悲惨というしかない。

そういう状況を想像できるなら、選択肢は「停戦」一択のはずだ。それなのに無責任なウクライナ応援団は支援するから徹底的に戦えと叫ぶ。つまり無意味に死ねと言っているようなものだ。ウクライナ支援はウクライナ国民を死に追いやることに直接につながっている。

だからウクライナなどに支援してはならないのだ。そして早くゼレンスキーを追い出すことしか解決策はない。

 

このウクライナ戦争に関して、最近よいブログを見つけた。「川流桃桜の日々の呟き」というブログだ。「クライナ侵攻開始から2周年を迎えて」と題して次のような記事を書いている。

 

 

「川流桃桜の日々の呟き」ブログ

「ロシアによるウクライナ侵攻」開始から2周年を迎えて改めて、「自分の頭で考える勇気を持て!」

 2024/02/24は「ロシアによるウクライナ侵攻」開始から2周年と云うことで、TVや新聞やその他大手御用メディアでは色々と反吐の出る様な戦争プロパガンダ番組や記事を流している様だ。

私がこの手の情報に接するのは基本的に戦争についての事実を知る為ではなく、「戦争を仕掛けている連中は今どんな嘘八百を吐いているのか」と云うことを知る為だが、例によって余りに胸糞悪い嘘や偏向情報が垂れ流されている様なので、たまには現状を大きく振り返る反論記事でも書いてみるかな、とも思ったのだが、あれこれ考えている内にイモヅル式に話がどんどん膨らんで来て面倒になりそうだし、そもそも今言うべきポイントはそこではないのではないかとも思い至ったので取り止めにした。

「西洋によるロシアの侵略」と云うテーマは何処から始めるべきなのか難しい。タッカー・カールソンにインタビューされた時のプーチンの様に9世紀まで遡る必要は無いとは思うが、やろうと思えば1054年の大シスマ(東西教会の分裂)位まで遡ることも出来るかも知れない(私にはそこまで論じる能力は無いけれども)。もっと控え目に、ナポレオン侵攻からの200年位に話を絞っても良いし、20世紀の2つの大戦、或いは1917年のロシア革命から、或いは第2次世界大戦後から初めても良い。
 だがNATOの拡大問題について理解したかったら、最低でも旧冷戦末期から旧冷戦後の30年ばかり、ドンバス戦争についてだったら2014年以降の展開を押さえておかないことには何も話が出来ない。

この間垂れ流されて来た嘘は膨大な量に上るのだが、「ロシアによるウクライナ侵攻」の物語を今だに信じている人達は、2022年までの30年乃至8年間、ロシアやロシア人や旧ソ連諸国が西洋から一体どんな目に遭わされて来たのか、全く知らなかったか理解していなかったと云うことになるので、このギャップを埋めるのにはかなりの手間が掛かる。

私はTVや新聞なんてのは嘘や偏向だらけだと子供の頃から承知していたので或る程度の耐性が出来ているが、あなたが今までそんな可能性を考えたことの無い人であれば、「あなたがこの30年乃至8年間聞かされて来たことは基本的に全て嘘です」と何処の馬の骨とも判らない一介のブロガーに言われて、ハァそうなんですかとすんなり耳を傾ける気になるだろうか。
 だから第一に問題とすべきなのは、ウクライナ戦争についての正確な事実を提示することではなく、どうやったら人々に今まで聞かされて来た事実に基づかない物語ではなく、検証可能な事実へと関心を向けさせるか、と云うことなのだろうと思う。一応簡単に読める参考文献等は後で挙げておくが、近年つくづく感じさせられるのは、単なる事実だけでは人々の心には届かない、と云うことだ。特にそれがその人のそれまでの世界観に反する事実なのであれば。

 それまでの世界観に反する事実を受け入れるには、TVや新聞やその他の企業のマス・メディアが偽情報や誤情報を流していると云う可能性を受け入れなければならない。御用政治家や御用専門家達についても同じだ。

ウクライナ戦争に関しては、「TVに出る様な御用証人達も嘘を吐くか、或いは誤情報や偏向情報を証言する」と云う可能性すら受け入れなくてははらない。つまりそれまでその人が広い世界のことを知る為にアテにしていたソースが全て実は当てにならない、と云う可能性を受け入れなくてはならない。
 こうした可能性に対して脊髄反射的に「そんなバカな。そんなことを言う人は陰謀論者だ」と云う反応が出て来るのは理解出来る。不確実で不透明さを増す世界の中で、それは自然な防衛反応だ。今まで信頼出来る情報源が実は自分達を騙していたか、真実を伝える能力が無かったのだと云う事実を受け入れるには、誰にとっても非常に困難な心理的ハードルを乗り越えなければならない。そのハードルが余りに高い場合、大抵の人はその認知的不協和を前に、個々の事実を手掛かりにして自分の世界観を微調整して行くのではなく、世界観に合わせて事実を取捨選択する方を選ぶ。自覚的にやるか無自覚にやるかは関係無い。TVのチャンネルをザッピングする様に、自分の思い込みにとって都合の良い情報だけが摘み上げられ、碌に咀嚼もされずに飲み込まれることになる。

 日頃から個々の報道の行間を読み、報じられた個々の事実のファクトチェックを行うよう心掛けている人であれば、軌道修正には慣れている。それまで真実だと思われていたことが実は嘘や偏向情報だった、と云う事態に直面することに慣れておけば、より大きな嘘に対しても心理的な心構えが養われる様になる。

だがそう云う習慣を持たず、報じられた事実を全て検証済みの疑う必要の無い真実として信じることに慣れている人であれば、自分が間違っていたかも知れない、騙されていたかも知れないと云う可能性に向き合うことはより困難になる。

そうした人にとっては、レールの上に置いてある小石を単に弾き飛ばして、何事も無かったかの様に同じ軌道を走り続ける方が遙かに簡単だ。そしてそれまでの自分の信念体系を強化してくれる様な情報を更に取り込むことで、認知的不協和を無力化する。当然、手近にそうした情報がゴロゴロ転がっていた方がそのプロセスはより容易になる。まぁ人間の心と云うのは大体その様に出来ているものであって、要は程度問題に過ぎないとも言うことも出来る。

 侵略戦争を正当化するプロパガンダと云うものは、大抵何処かでボロを出すものだ。だから面倒がらずに報道の行間を読んで、与えられた情報の辻褄を合わせる作業を厭わなければ、大抵何処かで「あれ、何かおかしいぞ」と思う点に行き当たる。「認知戦争」とも評することが出来る、前例の無い程大量の嘘だらけのウクライナ戦争においても、全く予備知識が無かったとしても気付くことの出来る嘘は幾らでも転がっている。

例えば、何故ロシア軍は自分達が被害を受けることになるのに、自分達が管理している原発を攻撃するのか? なぜロシアは自分達が巨額の資金を投じて建設した貴重な資産であり、大事な収入源であると同時に欧州に対する有力な外交カードでもあるパイプラインを自ら破壊するのか? 何故ロシア軍は自分達が何ヵ月も掛けて敷設した地雷原を、ダムを破壊して一気にダメにする様な真似をするのか?———これらは全て、一般常識を働かさせえすれば誰でも「これは流石に何かおかしいんじゃないか」と気付くことの出来る偽情報の例だ。

 だが特定の相手に対して非常識なことや道理に合わないこと、辻褄の合わないことを百遍万遍と主張し続ければ、人々は何時しか、その相手に対してはそうした態度を取るのが当たり前なのだと思う様になる。辻褄が合わないことは、相手に関する主張が誤っているのではなく、相手が狂っているか理解不能のモンスターだからだと云うことで納得してしまう様になる。そうなればしめたもので、相手の悪魔化は、後は人々の心理機構の自動的な働きによって勝手に拡大再生産されることになる。

例えば西洋の政治工作員だったアレクセイ・ナワリヌイが獄中で死亡した時の西洋諸国の指導者達やメディアの反応は国際政治の常識からは全く度外れたものだったが、これは「ロシアを相手にする時は理不尽な態度を取っても構わない」と云う差別的な暗黙の了解が行き渡っていなければ不可能なことだ。ワケがワカラナイのは自分達の信念や主張が間違っているからではなく、相手がワケのワカラナイ存在だからだ、と云う責任転嫁を続けていれば、やがてはその相手に関しては何もかもがワケがワカラナイのが当たり前になる。そこから、「ワケのワカラナイ相手に対してはどんなことをしたっていいんだ」と云うジェノサイド的発想まではほんの一歩だ。

 戦争推進プロパガンダと云うのはそう云う風に出来ている。「戦争のニュースを見ていると疲れる」? 当たり前だ、それらあなたの精神に意図的に負荷を掛けるように作られているのだから。それらは人々の知性や論理的思考ではなく、感情や情動に訴える様に出来ている。そうして心理的リソースを消耗させておいて、状況を冷静に客観的に判断出来ない様な状態に持って行くのが目的だ。

「あなたが状況を理解出来ないのはあなたが間違った情報を摂取しているからではない、相手が狂っているからだ。相手に対しては一切の良識や良心や合理的思考は無駄なのだ。だから考えるのを止めて、我々が言うことだけを信じろ。救済は無条件の信仰の先にこそ存在する」—

——愚かな戦争の歴史から我々が先ず真っ先に学ぶべきだった教訓は、「人々の心を操ろうとする大本営報道を信じるな。自分の頭で考えて判断しろ」ではなかっただろうか?

 ウクライナ戦争は今までの色々な嘘の集大成みたいなところが有って、これは単に他国の問題ではない。日本人に関して言えば、これは「我々は基本的に侵略者の側、偽装したナチ陣営、ファシスト陣営に属しているのであって、我々の『繁栄』と称するものは、そうした欺瞞の上に成り立っている」と云う基本的認識をそもそもどれだけの人々が持っているのかと云う問題に関わっている。

私はこの国に生まれて物心付いた頃から、日本が平和国家だなどと思ったことは一度も無い。日本中に散らばる130もの米軍基地は、一体何の為の存在しているのか? 「思いやり予算」なるものは、一体何をどう思いやっているのか? 日本が世界最悪の戦争狂国家が世界中で何百万、何千万の死体の山を築く手助けをしていることは秘密でも何でもない、目を開けてさえいれば誰にでも分かる平明な事実に過ぎない。

なのに平和国家を名乗るなど、おこがましいにも程が有る。自衛隊が直接人殺しをしている訳ではなかったら平和なのか? 自国の領土が戦場になる訳ではなく、死ぬのが地球の反対側の肌の色の黒い人達だったら平和なのか? だから「平和な日本を守ろう!」と何の躊躇いも疑問も留保も無く言える人達とは、私は良心の呵責についての感性が全く異なっているのだ。ナイーヴだと言われるかも知れないが、そのナイーヴさのお陰で気付けたことも色々有ると思う。

 「日本は平和国家である」と信じて今まで生きて来た人は、従って自国がまさか正真正銘のナチ陣営であって、1930年代のヒトラーの様なことをやろうとしているなんて、夢にも思わないだろう。彼等は第2次世界大戦に於てソ連の人々が払った巨大な犠牲や歴史的トラウマのことも、旧冷戦後に旧ソ連諸国の人々が経験した理不尽な略奪のことも、NATOが約束を破って拡大を繰り返し、ロシアの目の前で度々核を含む軍事的挑発を繰り返して来たことも、全く或いは殆ど知らないか、知っていたとしても極めて軽く考えていたことだろう。そして地球の反対側で起こっているそれらの出来事と、例えば先の大戦で外国人の奴隷労働を導入した人物の孫や、その奴隷労働で儲けた人物の孫が総理大臣を務めて、先の侵略戦争を美化しようとしている自国の状況を繋げて考えることなどしたことが無いだろう。

 だが、戦争を他人事と考えて来たことがそもそもの間違いなのだ。世界の反対側で起こっている戦争を自分達とは無関係のものだと考えて、単に情動や義憤だけで戦争を批判するから、頓珍漢なことを言ってしまうことになるのだ。

今の戦争のプロパガンダ何が卑劣かと云って、人々の無知と善意に付け込んで、反戦プロパガンダに見せ掛けて戦争推進メッセージを広めているのが実に嫌らしいのだが、そのトリックに気付かない方にも責任が有ると私は思う。

与えられたものだけを見て、「自分に何が見えていないのか」を問う作業を怠って来たからこそ、何十年もの認知的なツケを今払わされることになっているのではないのだろうか。彼等は善意なのだろう。だが善意は無条件で良いものとは限らない。善意と無知との組み合わせは、時に常識では考えられない様な蛮行や愚行をも可能にする。

本気で戦争に反対したかったら、先ずは大本営報道の嘘を見抜かなければ話にならない。日本なんて明治以降ずっと侵略者サイドなんだから、御用メディアは嘘を吐くものと決まっている。何故彼等の伝える情報を無条件で信じるのか。

「戦争の最初の犠牲者は真実である」と云う言葉が有るが、裏を返せば、真実が殺された瞬間から戦争は始まっている。銃弾や戦車やミサイルの出番は、現実の戦争の極くごく一部に過ぎない。戦争は最初の一発が放たれるずっと前から始まっている。その意味では私達は皆、一日も休むこと無く、生まれた時から戦争の現実の中を生きている。「戦争を知らない子供達」と云う欺瞞的な言葉も私は昔から大嫌いだ。

 ウクライナ戦争を止めたい? なら話は単純だ。ウクライナ支援を止めれば良い。ロシアはウクライナを征服したい訳ではない。自国の安全を確保したいだけだ。ロシアにとってはこれは完全に自衛戦争なのだから、止めろと言われて止める訳が無い。そのことについて日本人の様な外野連中がどう思うかはこの際どうでもいい。命を懸けて血を流して戦場で戦っているのはロシア人なのだから、当事者達がどう考えているかこそがこの際重要なのだ。

でしょ? どうやったらロシアは止まる? ロシアは最初から何も隠し立てせず全部説明している。プーチン憎しを叫んでいる人はこれ、ちゃんと読んだ? 間違っていると思うなら何がどう間違っているか、具体的に証拠を挙げて説明出来る? 決定権はモスクワではなくワシントンが握っている。ロシア大使館に向かって幾ら叫んでみたところで無駄だ。抗議する相手を180度間違えている。この戦争はワシントンが始め、ワシントンが続けさせているのだから、終わらせるのもワシントンにしか出来ない。

 純軍事的には勝負は2022年3月の段階、つまり戦闘開始から僅か1ヵ月で既に付いている。元々ロシアは世界最強レヴェルの軍隊だし、ウクライナ軍は2021年末までに戦争準備を整えていたものの、そもそも戦力差が有り過ぎる。2022年4月以降の戦闘は、西洋がウクライナとロシアの和平交渉を妨害して無理矢理続けさせて来たものに過ぎない。これ以上幾ら支援を注ぎ込んでみたところでウクライナが勝利する見込みはゼロだ。ウクライナが勝利して来たのは基本的にTV画面の中でだけだ。ロシアはウクライナ全土を焼け野原にしたいがそうする能力が無い訳ではなく、そうする能力は有るが、極力被害を抑え、事態が第3次世界大戦にエスカレートしないように、自軍が出血するのを承知の上で消耗戦に持ち込んでいるだけだ。これだけでもロシア軍が如何に人道的かが証明されている。彼等は自国の安全の為だけでなく、全世界の安全の為に戦っている。私の言うことが信じられないならそれでも結構。そもそもそれは私には全く関係が無い。それはあなたが、あなたの信念と食い違う情報に遭遇した時にどう折り合いを付けるかの問題だ。だが思い出して頂きたいのだが、結局のところ、プロパガンダや信念だけで物理的な戦場の状況を覆すことは出来ない。日本人ならそのことは知っていて良い筈だ。

 御用メディアや御用政治家や御用専門家達が人々を騙してハイブリッド侵略戦争を支持させる為に腐れ外道な嘘八百を垂れ流していること自体は、彼等の責任だ。彼等は地獄に落ちる前にこの世できっちり責任を問われるべきだ。

だが彼等の垂れ流す嘘をあなたがその儘鵜呑みにしているとしたら、それは紛れも無くあなたの責任だ。他の誰に責任を転嫁してもいけない。それはあなたの判断、あなたの選択、あなたの決断であって、そこを間違えてはいけない。「騙された」は言い訳にはならない(そもそも誰に対しての言い訳だろう?)。騙される人が大勢居るからこそ、ウクライナ戦争は今も続いている。大勢のウクライナ人が犬死させられている責任の一端は、騙されているあなたにも有る。随分面倒臭いことを言っているかな? 御免なさいね。でも面倒臭くっても戦場で銃弾に斃れる訳じゃない。あなたや私が何を信じようと、今この瞬間にも現実に血は流れ続けている。繰り返すけれども信念だけでは物理的な戦場はどうにもならない。今直ぐどうにか出来るとしたら自分の心だけだ。戦場に影響を及ぼす現実とどう向き合うか、何を以て事実と成すのか、何が嘘で何が本当なのか、それを決めるのは私達一人ひとりの責任だ。自分の頭で考える勇気を持とう。その覚悟が無い人は一生、「自分では戦争に反対しているつもり」だけで終わるだろう。

(引用終わり)

 

なかなかいいことを書いています。しかし、このブログ主も「あなたがこの30年乃至8年間聞かされて来たことは基本的に全て嘘です」と何処の馬の骨とも判らない一介のブロガーに言われて、ハァそうなんですかとすんなり耳を傾ける気になるだろうか。」と書くように、ウクライナ戦争におけるロシアの思想や行動に理解を示した文はまさに「そうなんですかとすんなり耳を傾ける」ことはない。

強い洗脳はもう金輪際解けることはない。しかし、万分の一でも「最近のテレビのいっていること、アメリカのいっていることはちょっと変」と気付いてくれる人があればいいというだけのことだ。

そういう人は必ずいるはずだから。