昨日の大相撲、大関霧島と北勝富士の取り組みで、行司の木村容堂が力士に押され、土俵の俵につまづいて転倒してしまった。みんなびっくりした。

 

行司が吹っ飛ぶ珍事 木村容堂が霧島と激突し転倒 烏帽子と草履脱げるも無事に務め果たす

日刊スポーツ

 

 

<大相撲初場所7日目>

三役格行司の木村容堂(62=九重)が、熱戦の余波で災難に見舞われた。

大関霧島-北勝富士を裁いた。序盤の激しい突き合いの流れで、木村容堂が吹き飛ばされた。烏帽子(えぼし)と片方の草履が脱げるも、取組をさばきながら烏帽子をかぶり直し、草履もはいて無事に務めを果たした。

相撲は綱とりの霧島が北勝富士を寄り切り、1敗を守った。

 

 

  行司転倒し烏帽子が脱げた!

 

転倒して烏帽子まで取れた時、頭は坊主頭だったのでかつらが取れたのかと思わず目が点になってしまったが、よく見ると単なる短髪頭だった。よかった。

 

さて、日刊スポーツは記事で「烏帽子と草履脱げるも無事に務め果たす」と木村容堂を称賛していたが、よくよく見るとちょっと違うのではと。厳しすぎるかもしれないが。

 

というのは、吹っ飛んだ行司、烏帽子も吹っ飛んだが、それをかぶろうとして取り組みから何度も目を離しているのである。それは専門人としては失態ではないか

本当に素晴らしい行司なら、烏帽子をかぶらずそのまま行司として取り組みを仕切るべきだったのではないか。

 

つまり、眼を離したすきに勝負が微妙なところに立ち至って、足が土俵を割った割らないという状況になったとき、この容堂は目を離しているなら判定できないことになる。

また、草履も片方土俵より落ちたようで探していたら、係の者が下から差し出した。その時も草履を履こうとして取り組みから目を離している。これも問題だ。

 

烏帽子も構わず、草履も捨てて、足袋のみで取り組みを見届けるべきだった。

それをしなかったのは、両力士が余り動かなかったため、偶々その失態が表に出なかっただけだ。

(それより、行司の転倒で何が起こったかと霧島も北勝富士もこのまま続けてよいものか、ふっと両者力を抜いてしまったようだった。)

相撲協会は木村容堂の転倒後の行動をよくビデオで研究して反省してほしいものだ。

 

それより、容堂が吹っ飛んだ時、次の取り組みのために控えていた木村庄之助行司が立ち上がって、土俵に向かおうとしたことだ。とっさの機転で、ここは自分が転倒行司の代わりをしないといけない判断した。結局容堂が立ち直ったから目立たなかったが、こちらのほうが称賛に値するのではないか。

 

因みに女房が今場所気落ちしている。

応援している伯桜鵬(落合)が幕下まで落ちて、テレビ中継がいつされるのか分からず見逃してしまうからだ。