さて、村上康文・東京理科大名誉教授の講義の文字起こしも今回でお終いです。

私も全て理解した訳ではないので、暇を見つけては何度も読み返していこうと思っています。

なお、この文字起こしをしてくれたこーじさんが、レプリコンワクチン(自己増殖型ワクチン)について荒川博士らの徹底討論も文字起こしをしてくれたようです。これも今後紹介していきます。

 

その6(最終回)

講演「コロナワクチン接種は即時中止を 孤高の接種国日本」

村上康文・東京理科大名誉教授 

 

(承前)

村上 DNAっていうのは変異を誘導するヒトゲノムのあちこちに入っちゃうわけですよね。短いものにしても長いものにしても細胞に非常に入りやすいので、あちこちに入るわけですよ。そうなると重要な遺伝子の真ん中に入っちゃいますと、その重要な遺伝子が働かなくなるというのもありますし、癌ウイルスのプロモーター配列があって、それが本来眠っている発癌遺伝子の周辺に入ってしまいますと、目を覚ましちゃいますよね。そうなると癌の発生確率は上がってしまう。本来なら癌ウイルスのDNAなんかは製造上全く必要なかったんで、入れる必要がなかったんですよ。本来除くんですよね。

山路 それがなぜ入っていたかですよね。

村上 なぜ入っていたかは全然分からないんですよね。普通は除くはずなんですよね。ファイザーとモデルナ、ありますよね。モデルナには入ってないです。ファイザーだけなんですよ。どういうわけでファイザーが除かなかったのかは全く分からないですね。普通だと除きます。その配列を除くステップはそんなに難しくなくて、1週間ぐらいの実験でも完全に除けるんですよね。

山路 前回、前々回かな、これまでシリーズの中でお伝えしてきてることの中に、癌細胞っていうのは人間の体で毎日できてきてるけれども、我々の体がそれをうまく抑えていたり、発癌遺伝子というものを活性化しないように免疫が働いてるわけですよね。

村上 そういうふうなスタンスで考えますと、mRNA型ワクチンが免疫能力を抑える働き(トラ注外敵に対して無防備にすること!)をするってことはこれまでに申し上げました。免疫能力を抑えた状態で発癌の確率を上げるわけです。そうすると発癌のリスクを高めて、免疫まで落っこちますから、普段の状態と比べると、打ってない状態と比べると、ものすごくリスクが大きいですよね。それが大きな問題で、それで打てば打つほどおそらく癌患者が増えていく。

山路 癌っていうのは例えばいろんながんがありますよね。肺癌、胃癌、大腸癌とか、また血液のがんとかいろいろあるわけですけど、どういうものがということはなく、全体的に?

村上 どういうものがということはなく増えそうなんですけれども、白血病は確かに増えてるっていう情報はあります。白血球にこれは入るじゃないですか。注射するとあちこちの赤血球にくっつきますので、白血病がすごく増えてるっていう報告もありますし、どういうふうな癌が何年後に発生するかはしっかり見ないといけない。もちろん除かないといけないんですよ、癌ウイルスの配列、プロモーターエンハンサー配列っていうのは。これが最大の問題点です。

山路 意味が分からないですよね。全世界でね、ファイザーのなんていうのはものすごい数の接種をしてるわけでしょ。その中にそういうものが混じっているという、本来あっちゃいけないものだということが・・・

村上 それも秘密だったんですけれども、たまたまMckernan先生が混じってるDNAの配列を読めたんですよ。本来ならばDNAは短く断片化されてますから、配列が読めるぐらいの長さのものなかったはずなんです。

 

 

調べてみたら相当長いものが混じっていて、配列を読んでみたら癌ウイルスのSV40のプロモーターエンハンサー配列が入っていた、というのがこのデータでありまして、こちら(左)がファイザーでこちら(右)がモデルなんですね。(略)

少し拡大してみると、ここ(白い矢印の部分)に入ってるんですよ。ここにSV40のプロモーター配列が入ってるんですよね。製造上これは全く必要ないんです。なぜ入れたのかというのが僕には全く理解できない。

山路 しかしなぜだろう・・・

村上 人に投与するものですから、万が一DNAが残ったとしても大丈夫なようにするんですよ。少量ひょっとしたら残るかもしれないって思いますので、万が一残ったとしても大丈夫なように不要な配列は除くんですよね。モデルナはその配列を除いてるんですよ。ところがファイザー社のmRNA型ワクチンにはSV40のプロモーターエンハンサー配列が入ってる

山路 これは歴然とした事実ですよね。

村上 歴然とした事実で、複数のグループがこの配列を見つけています。恐ろしいのは、始めの(武漢型の)古いタイプのワクチンにも入ってますし、オミクロン対応型にも入ってるんです。普通だったら1回目のワクチンに関しては間に合わなかったという話があるかもしれないんですけれども、オミクロンに対応したワクチンでは除いてもよかったと思うんですよね。ところが除いてないんです。

山路 もう入れっぱなしって話ですよね。

村上 そうなんですね。この秋から始めるXBB対応型のワクチンに入ってるかどうかですよね。これも調べればすぐに分かります。

山路 XBBのほうは接種するのはほとんど日本人だけじゃないかと言われてますけど?

村上 たぶん日本人だけになると思います。アメリカもヨーロッパも打たないと。購入したのも日本だけだと思いますよ。

山路 いやぁ、馬鹿げてんなぁ。

 

責任の所在とDNA残存の仕組み

欧米では大騒ぎして接種停止している。
・DNA混入は製造メーカーの責任。契約は無効。
・シュードウリジンを利用したmRNAはDNAに強力に結合するため、DNA切断反応が阻害される(DNAを排除できない)。

 

村上 普通だったらこういうことが分かった段階で、ひとまず打つのをやめて、これが本当に入っているかどうかっていうのを製薬会社に命じて、調べろということをやった上で、ストップしてですね。欧米ではこれが大騒ぎになったんです。いらない配列が入ってるのはどうしてだ、ということになって大騒ぎになりまして、打つのをやめろということになりまして、これは製造上の問題だということになるわけですよね。もともとDNAが混じってるはずがないものに混じっていましたので、製造メーカーの責任なんですよ。製造物がちゃんとしていないんで初めに結んだ契約は無効です、という話ができるはずなんですよ。それもやらないわけです。

山路 それを思うと、本当にもう、なぜ?なぜ?なぜ?っていう言葉しか頭に浮かんでこないですよ。

 

 

村上 もう1つ問題なのは、どんな仕組みでこのDNAが残ってしまったかってことなんですが、mRNA型ワクチンってメチル化したウリジンを使ってるって前から話をしてますよね。シュードウリジンってやつを使ってるんですが、シュードウリジンを利用したmRNAはDNAに非常に強力にくっつくってことが分かったんです。ということは、同じやり方で作られたmRNA型ワクチンでは全部同じ問題が発生すると。

山路 つまり、排除できない。

村上 mRNA破壊してしまうとDNAは排除できるんです。

山路 そしたら意味がないですよね。

村上 そう。mRNAとDNAが両方混じってると・・・

山路 一体になっちゃってるって事ですね。

村上 そう。一体になってます。ものづくりができてないわけです。どうしてこれを実用化したのかというところが大きな問題で、それだけでも問題なんですけれども、それに癌ウイルスのDNAが混じっているということですね。

 あと、スパイクのmRNAがいっぱいつくられるじゃないですか。スパイクが一番破壊から守られるはずなんですよ。ということはスパイクの遺伝子はもしかすると長いまま残っていると。だからスパイクの遺伝子がこの状態で残ってますと、それがヒトゲノムに入っちゃいますと、安定発現というか、ずっと発現しっぱなしになっちゃう永遠にスパイクを発現すると。幹細胞っていう細胞がありまして、その細胞っていうのは入れ替わりますから、そういうものに入らなければ除かれるんですけども。

山路 幹細胞に入っちゃったら・・・

村上 幹細胞に入ったらずっと残りますよね。

山路 幹細胞にDNAが入っていくと、どんどんどんどんスパイクを作り続けちゃう。そうするとその結果、IgG4が誘導されてくる。

村上 誘導されますよね。問題は、IgG4が誘導されるとスパイク産生細胞が減らなくなるんです。除けなくなるんですよ、IgG4だと。はじめはIgG1、IgG3が反応しますので、除いたはずなんですけども、いずれIgG4になりますので、スパイクがあるのが普通の状態になっちゃうんですね。あって当然の状態になってしまうんですよ。だからそうなってしまうと産生したスパイクが血中に流れて、いろいろ悪さをするという状態になってしまうので、IgG4を誘導するワクチンはみんな失敗として位置付けられる

山路 つまり、IgG4が出てくるワクチンはもうつくっちゃいけないということですね。

村上 そういうことなんです。

 

永遠に発現するスパイク

・幹細胞にDNAが入ると永遠にスパイクを発現する。
・IgG4が誘導され、スパイクがあって当然の状態になる。

・スパイクが血中に流れて体中で悪さをする。

 

山路 僕の知り合いでね、ずっと健康診断を毎年受けてて、なんてことない、全く健康そのものだった人が、こないだ体の調子が悪いってことで医者にいったら、癌だと。しかもいきなりステージ4だと言われて。

村上 普通は癌細胞が生まれて緩やかに増殖しますから、何年がかりかでステージ4になるんですよ。

山路 ところが発見された途端にステージ4って言われて。これは今回ワクチンがそれに関与しているとしたら、どういうことが?
村上 たぶん免疫能力を抑えているので、癌細胞が増えやすいやつなんですね

山路 いわゆるターボ癌っていうもの?

村上 ターボ癌ですよね。免疫能力を抑えているのが大きいと思うんですよ。IgG4が増えると癌免疫が抑えられますから、それも非常に大きな問題ですよね。

山路 これ、いったいどうなっていくんですかって話ですよね。

村上 2つのことを調べれはいいはずで、1つは免疫能力が落っこちてるかどうかを調べるっていうのと、もう1つは白血病細胞を取ってきて、そこにこういう配列が入ってるか入っていないかと。

山路 それすぐわかるんですか?

村上 その配列が入ってるかどうかは比較的容易に分かります。もちろん全員そうなってるってことはないと思うんですが、1000人ぐらいのサンプル集めてみると、1人や2人はそういう配列が見つかるかもしれません。

山路 なるほど。これ、有害事象が発生するロットとそうじゃないロットに、どういうふうに影響してるんですかね?

村上 そのあたりの情報は不十分なんですが、1つ言えることとしては、より多くのDNAが混じっていればいるほど、激しい炎症を誘導するんですよ。細胞からしてみるとDNAって異物なわけですよ。そこで激しい反応が発生したり、その細胞が免疫系に殺されるんですね。だから、より多くのDNAが混じってるほうが副反応は激しくでると思うんですね。

山路 つまりロットによって不純物が?

村上 不純物が何かっていう可能性はいろいろありますけれども、1つの可能性はDNAかもしれません。本来はDNAっていうのは細胞に入れてはいけないんですよ。

山路 そうですよね。

村上 DNAを持ってるウイルスは結構いますので、ウイルスが感染すると、細胞がもうえらいことだっていうことになるわけですよ。よそからDNAが入ってきたので、その細胞を早めに除かなければいけない、という反応が起きます。ということで、その細胞は免疫系が攻撃して除いてしまうんです。そんな現象があちこち体中で発生したら大変なことになりますよね。方々で激しい炎症が起きると。

山路 こないだもちょっとお話しした、女子中学生が亡くなった、体中でいろんな炎症が起きていたっていう。ああいうのもいろいろと先生の話を聞いていると合点のいく部分がね。

 

ターボ癌〜体中の激しい炎症

・IgG4増加による免疫抑制がターボ癌を誘発する。
・DNA混入量が多いほど炎症・副反応は激しい。

 

村上 仕組みとしてこのワクチンは、免疫系が活性化されるとmRNAが入った細胞が一斉に殺されるんですよね。この仕組みっていうのは利用してはいけないんですよ本来なら異物をヒト細胞の内部で発現してはいけないと。そのルールを破ってるわけです。それに加えてDNAまで入ってるということで、もう一段激しい炎症が誘導されると。

ひとまずこれはストップしなければいけないわけですよ。mRNA型ワクチンに大きな問題があるわけですから、ひとまず全部ストップさせてですね、製造法もそうですし、免疫抑制の問題もそうですしね。もちろんIgG4が誘導されてしまったワクチンはもう失敗なんですよ。だからそういうものをもう一度目の前に並べて、やるべきかどうかという判断をしないといけない。私はやめるべきだと思います

 

mRNAワクチンは失敗、ストップすべき

・mRNA技術はルール違反(本来、異物をヒト細胞の内部で発現してはいけない)。
・IgG4が誘導されたワクチンは失敗。
・mRNAワクチンはストップすべき。

 

 

<この動画の収録時点でDNAの混入を証明した研究者グループは2つでしたが、現在はさらに増えています。>

 

 

== 参考資料 ==

 

(講義終わり)