少し前にEU委員長フォン・デア・ライエンのワクチン・スキャンダルについて、渡辺惣樹氏か及川幸久氏か忘れてしまったけど、YouTubeで語っていた。

それから忘れていたけど、川口マーン惠美氏の最新のシュツットガルト通信(現代ビジネス)で詳しく扱われていた。そのコラムを紹介したい。

 

その前に欧米の女政治家や役人が如何に戦争好きで愚かな者ばかりか(おそらく皆ネオコン)についてコメントしておきたい。

 

EU委員長フォン・デア・ライエン(ドイツの元国防大臣)といえば、ウクライナ戦争では女であるにも関わらずタカ派、戦争大好き政治家で有名だ。

 

 裏で汚職のEU委員長フォン・デア・ライエン

男女平等だから「女のくせに」なんて言ってはいけないが、それでも女性は暴力が嫌い、戦争が嫌い、平和主義者、というイメージがあるが、欧米の女政治家に関する限りは全く逆で女の方が戦争で何人死んでも厭わない好戦的な者が多く、また堂々と汚職をやって恥じない。

典型的なタカ派かつ真っ黒女政治家はヒラリー・クリントンだろう。ヒラリーは戦争も金も大好きなようで国務長官時代もせっせと金儲けに走っていたようだ。国際政治アナリスト伊藤貫氏の話によく出てくる。

 

   悪党ヒラリー・クリントン

米国で戦争大好き女政治家のはしりはマデレーン・オルブライト国務長官(ビル・クリントン政権で第64代国務長官を務めた米国初の女性の国務長官)で有名な言葉を残している。

 

 元祖悪党マデレーン・オルブライト

 マデレーン・オルブライトは、1996年5月12日のCBCテレビドキュメンタリー「60ミニッツ」で、その年のイラクへの巡航ミサイル攻撃(「砂漠攻撃作戦」Operation Desert Strikeとして知られている)について質問を受けた。

「私たちは50万人の子供たちが死んだと聞いています。それは広島で死んだ子供たちより多いということです。あなたは代価はそれに見合ったものだと思いますか?」

オルブライトは静かに答えた。

「これはとても難しい選択だと私は思います。でも代価は、私たちは考えます、代価はそれに見合ったものだと。」

 

つまり、「正しいこと(巡航ミサイル攻撃)をやったんだから、50万人の子供たちが死んだってかまわないんだ」と堂々とテレビの前で語っている。

 

今ウクライナ戦争を先頭に立って指導しているのは、この悪魔のようなオルブライトの弟子であるビクトリア・ヌーランド国務副長官代理だ。これも女だ。

「蚊居肢」氏はこの鉄のような心を持った悪魔のような女を「正義のファシスト」と呼ぶ。

      

ビクトリア・ヌーランド 核戦争も辞さない「正義」のファシスト

「50万人の子供たちの死の犠牲を払っても「正義」貫徹ほうが大切だとするのをここではオブライトマインドと呼ぶとすれば、そしてあれら国際政治学者(トラ注:篠田や細谷らの理想的兵卒のことだ)にこのマインドが引き継がれているなら、ネオコン宗教団体に帰依した信念の人として自ら思い込んだ(洗脳された)「正義」、すなわちウクライナ市民を犠牲にしてもロシアの悪を叩き潰さねばならないという「正義のファシスト」として振る舞い続けているのもナルホドと思わせる。」(ブログ蚊居肢より)

 

欧州の方が女政治家が多いようで、つい最近引退したメルケルのほか英国サッチャーなどがいるが、今もEU委員長フォン・デア・ライエンやドイツのベアボック外相、フィンランドのマリン前首相等がいる。みんなタカ派でネオコンの女政治家だ。

 

  

独のベアボック外相冷たい表情が怖い フィンランドのマリン前首相 単なるアホ

 

渡辺惣樹チャンネルで「『醜い』ヨーロッパの美人政治家たち・ヨーロッパの女ネオコン」と題して語っている。ウクライナ戦争で頑なにロシア潰し、プーチン潰しをのみ狙い外交的解決を考えようとしない好戦的な女政治家ばかりだと渡辺惣樹氏は指摘する。

 

 

おそらく、米国ネオコンからの指導と支援を受けて各国の政治家として上り詰めたのではないか。

恐ろしい限りだ。

 

EU委員長フォン・デア・ライエンについては、川口マーン惠美氏が、彼女の出自やとんでもないワクチン・スキャンダルについて詳しく語っている。

金と権力の亡者のフォン・デア・ライエン、EUはそんな汚れた女を守ろうと必死のようだ。誰からも選ばれたわけではないのに絶大な権力を持つEU委員長は仕組みそのものが間違っている。

 

というより、もうEUという組織自体が欧州各国を支配する組織となってしまっており、もうユーロの矛盾もさることながら、内部分裂と各国離脱と解体が目前なのではないか。

フォン・デア・ライエンのワクチンス・キャンダルが「普通に」問題にされていけば、ライエンは当然失脚するしかないだろうが、延命すれば逆にEU自体の解体に走っていくことになるだろう。

 

2023.07.28

EUを揺るがす「ワクチンスキャンダル」が急浮上…!

欧州委員会委員長とファイザー社との「秘密交渉」の中身が笑えない

 

 川口マーン惠美氏

欧州委員会委員長に浮上した疑惑

 EUで最大の力を持っているのが「欧州委員会」だ。これはEUの執行機関であり、いわば内閣。欧州委員会の委員長は、EUの大統領のような巨大な権力を持つ。それが現在、ドイツ人女性のウルズラ・フォン・デア・ライエン氏。元々、強烈な権力志向の人である。

 現在、このフォン・デア・ライエン氏に、欧州検察庁が狙いを定めている。その理由は、21年3月、氏が勝手にバイオンテック=ファイザー社のCEO、アルバート・ブーラ氏に会い、自分に権限がないにもかかわらず、コロナワクチンの3回目の購入について秘密取引を行ったという疑い。

しかもその内容が、22年、23年の分として18億回分のワクチンを購入という破格のもの!これは、EU国民がこれまでの習慣通り接種すると仮定すれば、一人10回分に足りる数だという。

ワクチンの購入については、欧州委員会の担当部門が製薬会社と交渉し、EU全加盟国のために一括で契約を結ぶことになっている。EUのあまり裕福でない国の国民のもとにも平等にワクチンが行き渡るようにという配慮だ(そのためにEU以外のもっと貧しい国がワクチンを買えなくなるということは考慮されなかった)。

こうしてワクチンは随時補填され、人々は2回、3回とワクチンを打った。ただ、ワクチンの購入には、当初より不透明な点がかなり多く、例えば、欧州委員会はワクチンの価格を未だかつて一度も公表したことがない。

問題の3回目の購入、18億回分のワクチンの総額は、漏れ聞こえてくるところによれば350億ユーロ(現行レートで約5.4兆円)で、これは、ドイツの財務省が自国分の買取費用として38.3億ユーロの予算を取っていた事実とも付合する。

なお、大量の購入なので、本来なら単価が下がっても良さそうなものだが、フォン・デア・ライエン氏がわざわざ値段を釣り上げた可能性も指摘されている。

 

SMSの開示要求を頑なに拒否

 21年5月21日、欧州委員会は結局、フォン・デア・ライエン氏が事前に取り決めた通りの条件で、契約を結んだという(18億のワクチンのうち9億回分は本契約で、後の9億回分は仮契約)。

いずれにせよ、これはEU始まって以来、一番高価な買い物であり、当時のメルケル独首相はこれを絶賛したものの、他のEU国では不満が噴出した。

ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相(当時)が憤慨してバラしたところによると、フォン・デア・ライエン氏が決めたワクチン1個当たりの値段は19.5ユーロで、最初の契約分より1個あたり4ユーロも値上がりしていた。

この事前の秘密取引について最初に報道したのは米ニューヨーク・タイムズ紙で、契約が正式に結ばれる前のことだった。

その際、同紙は欧州委員会に対し、フォン・デア・ライエン氏がファイザー社のブーラ氏と取り交わしたSMS(ショートメール)を公開するよう求めた。二人が交渉の詰めをSMSで行なっていたことはすでに知られていたのだ。しかし、そのニューヨーク・タイムズの要求を、欧州委員会は無視した。

続いてドイツのジャーナリスト、ファンタ氏もSMSの閲覧を申請したが、欧州委員会はそれも無視。そこで相談を受けたEU市民の全権委員が7月、やはり同様の申請をしたが、1年経っても返事がなく、欧州議員らの不満はさらに膨らんでいった。

そうするうちに21年10月、腹に据えかねた緑の党の議員団が、欧州裁判所に訴えを上げたが、1年半以上過ぎた今も報道はされていない。裁判についての欧州委員会のコメントも一切なし。

 しかし、当然、この問題は収まらず、翌22年9月、欧州会計監査院がやはりSMSの開示を求めたが、欧州委員会はそれも、「情報を提供することはできない」と高飛車に拒否した。

 

夫への利益誘導までが取り沙汰され

おそらくこの傲慢な態度が一線を越えたのか、その直後の10月、今度は欧州検察庁が「同案件を捜査中」と、異例の発表。

欧州検察庁の役目は、EU国民の税金をマネー・ロンダリングや汚職から守ることだが、よりによって欧州委員会がこの捜査の対象になったわけだ。はっきり言って、これ以上のスキャンダルはない。

それどころか今では、フォン・デア・ライエン氏の夫に対する利益誘導までが取り沙汰されている。氏の夫は2019年、遺伝子と細胞の研究をしている米国のコンツェルン、オルゲネシス社のディレクターに就任したが、以来、短期間の間に少なくとも4社の子会社がEU内に設立されている。

それらの子会社は、主にmRNAなどのワクチンの開発に携わっているとされ、EUからの補助金を直接、および間接的に受けているという。常識から言って、これもかなりグレーだ。

さらに今年の1月になると、今度はニューヨーク・タイムズが、秘密取引はEUの基本憲章に違反しているとして起訴に踏み切った。

ただ、フォン・デア・ライエン氏にとっての真の爆弾は、その3ヵ月後、4月5日に落ちた。フレデリック・バルダンというベルギー人が同国の地方裁判所に、欧州委員会ではなく、フォン・デア・ライエン氏個人を訴えたのである。

訴えの内容は、氏の行った職権濫用、公的文書の破棄など違法行為により、ベルギーの国益と、さらには国民の政府に対する信用が毀損されたというものだった。

もし、この訴えが受理されれば、次に起こるのは、ベルギー検察によるフォン・デア・ライエン氏の不逮捕特権の取り消し請求となる。不逮捕特権が外れれば、氏が窮地に陥ることは間違いない。

EU議会には、フォン・デア・ライエン氏の独断的なやり方や秘密主義を嫌い、この裁判が軌道に乗ることを支持している議員も多いという。

ファイザー社との再交渉の中身

フォン・デア・ライエン氏にしてみれば、起訴ももちろん難儀だが、もう一つの難題は、今年の終わりまでに納品される9億回分のワクチンの始末だ。EUでは、ワクチン接種はすでに過去の話で、今や膨大な数のワクチンが期限切れで廃棄処分に回されている

それなのに、フォン・デア・ライエン氏の結んだ契約では、少なくとも26年まではワクチンを買い続けるということになっているらしい。しかもキャンセルはできない。これが各国で問題になれば、やはり氏の失脚につながる可能性がある。

そこで、困った欧州委員会はファイザー社と異例の再交渉に臨んだ。これがまたもや秘密交渉だったのは笑えるが、フィナンシャル・タイムズが報道したところによれば、再交渉の中身は笑うどころの騒ぎではない。

というのも、EUは26年まで毎年、使っても使わなくても7000万回分のワクチンを購入しなくてはならない。つまり、キャンセルは不可で、たとえそれらを受け取らなくても支払いは義務なのだ(ただし、製造されない“幻のワクチン”については、当初の19.5ユーロではなく、10ユーロに値引きしてもらえるという)。

受け取らない品物に巨額を払い続けるという、このヘンテコな取引に、ポーランド、ブルガリア、ハンガリー、リトアニアなどは納得せず、たとえ値引きされても支払いを拒否する構えという。

こうなると、いったいフォン・デア・ライエン氏は、ファイザー社にどんな約束をしていたのかと、やはりSMSの中身が気になるところだ。

ただ、肝心のSMSは、復元が絶対に不可能な方法で消去されてしまっているという噂が濃厚。というのも、フォン・デア・ライエン氏には証拠隠滅の前科があるのだ。

 

多くが利権と根回しで決まる「魔界」

以前、氏がドイツの国防大臣を務めていたとき、国防省に大勢のコンサルタントを、破格の高級で、しかも自分のコネで採用したため、大スキャンダルになったことがあったが、その時、彼女はメールを全部消去し、証拠隠滅に成功。その後も澄ました顔で政界を泳ぎ続けた。

ちなみに、氏がニーダーザクセンの州政治から中央政治に躍り出たのは、当時のメルケル首相が抜擢したからだ。家庭相から始まり、労働相を経て国防省となったが、興味深いことに、氏は総選挙では、2009年、13年、17年と、すべて落選している。それでも比例名簿で復活し、メルケル首相が常に重要ポストの大臣に起用した。

ただ、どのポストでも、インパクトのあるポーズで自分のPR写真を撮るのは上手だったが、国民のために働いた形跡はない。

19年、欧州委員長というEUの最重職に就いたのも、メルケル氏の後押しによるところが大きかった。メルケル政治のEU別働隊長とも言える。

EUという組織は、国民の選挙で選ばれているのは欧州議会の議員だけで、その他の重要ポストは皆、利権と根回しで決まる。しかも、国民が選んだ議会よりも、欧州委員会や欧州理事会の力の方が強いのだから、たいして民主的な組織でもない。

特に、フォン・デア・ライエン氏のように、秘密を好み、法律の無視を何とも思わない人物が権力を振るい、口先で綺麗事を並べつつ、EU国民の血税を湯水のように使っているようでは、EUに対する国民の信用は落ちるばかりだ。

ちなみに、欧州委員長としての氏の第一目標は、EUを脱炭素達成の最初の大陸にすることだという。その一環が、ガソリン車とディーゼル車を強制的に電気自動車に変える計画だが、現在、電気は高騰、しかも不足している。

また、風力発電は脱炭素の重要な要素とされているが、制度設計の不備もあり、今や中国製に席巻されつつある。どのみちフォン・デア・ライエン氏の話には欺瞞や矛盾が多すぎるため、その他の多くの計画も、頓挫は時間の問題だろう。

ただ、不思議なのは、それを指摘すべき主要メディアが、きれいに口を噤んでいること。EUはフォン・デア・ライエン氏のおかげでますます魔界めいてきた。

(引用終わり)

 

日本や米国と同様、大手マスコミの腰抜けぶりはもう全く珍しくなくなったようだ。

都合の悪いことは、報道しない権利だってか。腐敗は政治家だけではなかった。