山上という犯人が、あのおもちゃの手製銃で安倍元総理を銃撃して暗殺したということで、もう精査も何もせずに終わらせようとしている。全く異常だし、怪しいというしかない。

 

司法解剖をやったというものの、銃弾も特定できないし、射出口の大きさと出血(わずか過ぎる)の謎も説明できていないし、奈良県立医大の救急医の判断との違いもろくに説明しようとしない。またそういういくつもの疑問をマスコミは全く追及しようとしない。

 

そして、この安倍元総理銃撃暗殺事件は、山上が勝手に妄想して安倍氏と結び付けた統一教会の方の報道に軸足を移し、そこから統一教会と自民党議員の関係を暴く方向で精を出している始末だ。

それは統一教会のことを追及すればするほど、暗殺の謎の究明から、反比例して遠ざかっていく。あたかも、マスコミその他の勢力にとってそれが目的であるかのような報道の振る舞い。

 

先回私は山上の行動を「私が犯人です」と言いたいばかりの行動になっている、と書いたが、今日報道された山上からフリーライターへの手紙、安倍を暗殺することを示唆した手紙が公表されたが、これなども、普通の犯人なら全くやらなくていいものなのに、わざわざここでも「私が犯人です」ということを世間に印象付けたいだけのための手紙のようだ。しかも、投かんしたのは暗殺実行の前日だという。

 

本当にこの男、「変」というしかない。まさに手品でやる、「こっちを見よ」を実践している。こっちを見させて、観客の注意をそらせて、種は隠してびっくりさせる。

 

そしてマスコミは、手品に喜ぶ観客そのままに、騙されてびっくりする。え、どこかに仕掛けがしてあるんじゃないの、という素朴な発想はしない。させない。あくまでこの手品に騙されないといけない。

つまり、マスコミもこの手品、つまり安倍元総理銃撃暗殺事件の本当の犯人を隠すために大いに協力をしているのである。

 

奈良県警は最初からずっと怪しい。

当然警備を手薄にしたのは「わざと」であるから怪しい。

そして、司法解剖も怪しい。真実を伝えていない。疑問を解明していない。

ふつうの殺人事件でももっと真剣に司法解剖をするんじゃないか。よく知らないけど。ましてや、元総理の暗殺事件で、警備の不備を指摘された奈良県警なんだから、まともなら、名誉挽回、汚名返上とばかりに司法解剖をキチンとやって、死因の特定や銃弾の弾道などを徹底的に調べるはずなのに、図にも書かずに言葉だけで誤魔化している。

それは、おもちゃのような手製銃では死因を説明できないとわかっているから、誤魔化したくて図示しなかったのではないか。

 

また、鑑識も怪しい。

死亡に至らしめた銃弾の特定をすぐにやろうとしなかったのが怪しい。銃弾と言っても、手製のボール球である。事件直後から通行止めにして探さなければ、そんな小さな玉は誰かが拾って持っていったら証拠がなくなってしまう。ひき逃げ等の交通事故の処理でさえ、直後に車の破片等を丁寧に探す場面をニュースでよく見る。

 

しかし、この重大事件では、現場の鑑識、銃弾の捜索など数日たってからやっていたように思う。それは工作する時間をわざわざ与えるためではなかったか。そして、90メートルも離れた壁面からパチンコ玉のようなめり込んだ弾を見つけたといって、マスコミに映させる。これもなんだかやらせに見える。

手製銃から発射された銃弾の行方(弾道動線)、安倍氏を貫通した銃弾の特定(特に血痕)などの報告はされるのだろうか。

 

また、安倍元総理銃撃暗殺の際の多くの目撃者の証言やカメラ映像を集めたのだろうか。特に銃撃直後に安倍氏の周りにいた選挙スタッフや怪しいと思われるクライシス・アクターなどに証言を取ったのだろうか。あの女性は銃撃される前どこに立っていたのだろうか。なぜ、いつまでも介抱する素振りをしめしていたのか。看護婦なのか、そうでないのか。

何にも情報が出てこないということは、証言集めなど何もやっていなんじゃないだろうか。というより、やると困ることがあるんじゃないだろうか。

 

また一週間も経ってから、山上のアパートを再捜索すると、銃を作る工作機械が再発見されたと言う。

バカじゃないのか。山上のアパートはそんなに何室もあって、広すぎて、タンスや冷蔵庫が何台もあって隠されていたから、1回目の家宅捜索では見つからなかったとでもいうのか。

ワンルームのアパートで、一週間も経ってから工作機械が新たに見つかったなんて全くの嘘だろう。

もし本当なら、如何に奈良県警の警官はバカしかいないということだ。そんなことはあるまい。何かの目的で2回目の家宅捜索をしたんだろう。別のところで見つかったものをわざわざ置きに行ったとか。

つまり、警備にせよ、司法解剖にせよ、現場保存の鑑識にせよ、目撃者証言集めにせよ、家宅捜索にせよ、奈良県警のやることはみんな怪しいのである。

 

警察庁も特別チームを奈良県警に派遣したと言うが、これは警備のあり方を問題にするチームであり、暗殺事件そのものの捜査ではない。つまり、安倍元総理銃撃暗殺事件の捜査は怪しい奈良県警のみがやり、多くの疑問は全く明らかにされず、適当に誤魔化して終りになる可能性が大なのである。

 

ツイッターなどに出される銃撃自体の映像解析を奈良県警や警察庁はする気があるのだろうか。犯人はもう捕まえたのだから、もう他にやることなんてない、必要ないと思っているんじゃないか。

ケネディ暗殺事件のザプルーダー・フィルムを警察は知らないのだろうか。映像分析は素人がやるしかないのか。

 

昨日チャンネル桜で、水島総社長と近代史家林千勝氏が、「真相究明、安倍元総理暗殺」と題して、山上だけを犯人とするのは如何におかしいかを議論していた。

林氏はネクタイをはずして、安倍氏になり切って、暗殺されたときの体の動き、襟の動き、弾がどこから入ってどこから出ていったのか、ビルからの狙撃の可能性等、奈良医大の福島医師の説明や映像からわかることを解説していたが、二人ともおかしいと思いながらも情報が不十分ではっきり言えないもどかしさを訴えていた。

 

林氏は福島医師の見解を元に推定していたが、福島医師のいうことと司法解剖の結果は異なっており、それは単に福島医師の勘違いと済ませられるものなのか等がキチンと情報を集めないとわからない。

これは、警察がやらないなら、チャンネル桜が専門家に依頼して特集番組を作り、真相究明をすべきなのである。

 

例えば、「Trilliana」という方は、

「医師「後ろに傷はありませんでした。前の首右側2ヵ所。小さい穴。大動脈の損傷と弾丸による心損傷。」 後ろから散弾銃で撃たれたのではない。斜め右上から2回、高性能の拳銃で撃たれたと考えるべきだろう。第二のケネディ暗殺事件。こんな茶番で人の命を奪うなど許せない。故人の為にも真犯人追及を」

とのツィートしている。

 

また、kamiyaken氏は以下のようにツイートして狙撃犯が別にいるのではと推定している。
①最初の一発がキャプチャー画像2か所に写っています。24コマ/秒ですから時間差約40ms、安部さんの肩幅から推測すると距離約1.5mですから速度は128Km/hとなります。当たると痛そうですが殺傷力はないでしょう。3cmのパイプで銃身が約30cmですから命中精度は悪く右から左の弾道は既に落下しています。

②弾道が山なりに落ちると言うことは、質量が軽く空気抵抗に逆らう十分なエネルギーがない証拠。これは弾丸ではなくパイプ銃の詰め物なのだと思います。

③病院の会見に疑問だらけ。右頚部から心臓に達する弾道は右上から入り左下に向かったが、犯人は壇上の安倍氏に向かい下から撃っている。また左肩の射出口も犯人の方向なので不思議だ。小さな銃創は狙撃銃であり、3cmのパイプによる手作り銃のものではない。複数の狙撃手の存在を疑うべきだと思います。

④右頚部から心臓に達する弾道は、安倍元総理の右手ビルの屋上(狙撃ポイント①)から、左上腕の射入口は左手ビルの屋上(狙撃ポイント②)しか考えられない。

山上徹也は中央丸印の右手後方(安倍氏の左後ろ)から大きい音を出し皆の注意を引き付け、その間に狙撃したのだろう。よく練られた計画だ。

(引用終り)

 

私が調べた限りでは、安倍氏の右側から銃弾が上方に向かって飛んでいく映像をみた。その限りでは、山上以外の狙撃手が撃ったとは考えられない。もしそういう狙撃犯が遠くから撃ったなら、銃弾は下向きに向かうはずだから。しかし、この映像はフェイクかもしれないが。

 

山上の手製銃では安倍氏を狙撃できないと、副島隆彦氏は繰り返して言う。

「…「1発、発射したら、6発の弾が出て」、そのうちの1発が、安倍晋三に当たって、安倍が死んだ、ということにした。警察庁もメディアの大半も、このインチキのおそるべき虚構の考えで、押し切るつもりだ。だがそういう訳にはゆかない。真実は、どんどんバレて、露見して、これから大きな広がりを見せる。
その安倍に当たった、弾丸はどこに行ったのだ? 現場検証で、みつかったららしい、などとウソを言うな。この犯罪共犯者ども。
1回で6発発射できる銃など、この世に存在しない。こんなことを簡単に信じ込める人々の、その知能の無さを、私は情けなく思う。お前たちはバカなんだ。生まれながらのバカなんだ。テレビ、新聞の言うことに、すぐに騙されるんだ。本当に、知能が足りない。
(中略)
 銃(拳銃=ピストル)というものが作られてきた500年間の人類の歴史を、あまり舐めるな。人殺しの銃火器が、そんなに簡単に手製で作れることなど、無い。断じてない。
山上が作った、あの手製のおもちゃは、小型船舶用の発煙筒だ。空砲だ。バーンという音がして、それで終わりだ。爆竹、花火と同じだ。これに、同じく市販の薬莢(やっきょう)を鉄パイプの手前に入れて、競技用の紙雷管を付けて発火させて、発煙筒を飛ばしたのだ。それだけのことだ。愚か者どもめ。
 私の周りでも、愚か者が山ほどいて、私は呆れかえった。
 「手製でも銃が作れるんだって。殺傷能力が強いんだって。1回で6発発射できるんだって」と、いい年をして、こういうウソを、テレビ報道をそのまま信じて「山上が撃って安倍を殺した」と信じ込んでいる、愚か者、低能たちが山ほどいる。
 私、副島隆彦は、そいつらに向かって、面と向かって大声で「馬鹿―。お前の頭なんか、その程度の、知恵遅れだ。1回発射で6発、弾が飛び出す銃などこの世に存在しない。どうして、そういう愚か極まりないことを、信じ込めるのだ」と怒鳴り散らした。

(引用終り)

 

副島隆彦氏の疑問はもっともなんだけど、6発の銃弾というのは、散弾銃でいう6個のボール球のことをいうのであって、1回で6発発射できる銃はあるのである。散弾として。

しかし、散弾だからどこに飛んでいくかわからないのに、なぜか素晴らしい頭のいいすばしこい一個のパチンコ玉だけが、安倍氏の心臓近くを貫いた、そんな偶然があるのか、あってたまるかという気持ちなのである。しかも、残りの5個の玉はなぜか周りに大勢の人には全く当たらないという「偶然」が作用するという不思議。

 

急に奈良県に応援演説が決まったら、そこに何年も前から安倍氏を殺そうと思っていた男がたまたま奈良に住んでいたという偶然。偶然が重なり過ぎるとそれはもう偶然とは言わないんじゃないか。

 

因みに、奈良への応援は高市早苗氏が安倍氏にどうしても、と頼み込んだのではないことを高市氏自身がツイートしている。

高市早苗 7月12日

安倍元総理と最後にメールをやり取りしたのは事件前日夕方。急な奈良県入りを知り、党情勢調査で奈良県は優勢の旨を送信したら、「問題ないとは思うけど、京都に行くことが決まったので、奈良まで行きます。毎日と日経が厳しく出ているので」と返信。京都も奈良も当選したことを御霊前に報告しました。

 

誰がわざわざ奈良へ行け、暗殺者が待っている奈良へ行けといったんだ。自民党選対本部の誰だ!

 

さて、銃弾がどのように安倍氏の体に撃ち込まれたのか、について司法解剖を元に図解してくれた方(はぐれメタルさん)がいますので、その図を載せます。

 

ある人のツイートを受けてはぐれメタルさんが解説。

ある人のツイート。

「安倍さん死亡の勝手な推測 病院記者会見では血液100単位以上(1単位200ml)輸血した。死因は大量失血死。銃弾は咽頭部から入り左右心室あるいは心室壁を通過し肩から抜けた。その際、静脈、動脈やプルキンエ繊維等(筋繊維)を損傷した。心肺停止したのは心臓を動かす筋繊維を銃弾が損傷させたから。」

 

はぐれメタル

「逆の軌道かと思われます。画像使わせていただき軌道をあくまで推測で描きましたが、このようなことかと。奈良医大の福島先生も”推測で”射出口は左肩と仰っていましたが実は逆でおそらく左肩の方から入り、軌道を変え骨の飛散を伴いながら弾丸自体は首から抜けたのかと。

 

はぐれメタル氏は司法解剖の結果を受けて図示したので、犯行映像をみていないから福島医師のほうが間違っていると言っているのだが、福島医師は記者会見で、銃創はクビの喉に2つあって、「のど、のど、のここから銃弾が入って、心臓にまで到達している。心臓の心室に穴がふたつ開いている」と発表している。

 

司法解剖の結果では、玉は1発なのに「心臓の心室に穴がふたつ開いている」と福島医師は述べる。

1発で心臓の心室に穴をふたつ開けたのか、それとも司法解剖のほうが嘘なのか。それはもう一度ふたりに確認しないと分からない。

また、肩から抜けた玉が90m先のビルの壁にめり込むものなのかどうか。

奈良県警はもうそういうことには関心がないのだろうか。

 

疑問は解明すべきなのだ。銃撃暗殺されたのは元総理なのだから。

ぜひともチャンネル桜で真相究明番組を作ってもらいたい。