コロナ感染拡大に便乗して、小池都知事は強大な権力を振るう喜びに取り憑かれているようだ。
感染防止を理由にすればマスコミも何の批判もなく受け入れてしまうから。
コロナ感染が減少しないのは、小池に言わせれば、都民がコロナ感染防止に協力しないからだ、みんなお前らのせいだ、ということらしい。だから、強圧的なコロナ対策を強いる。
「20時以降は全ての灯りを消せ」とか「路上飲みを取り締まる」とかは、灯火管制や夜間外出禁止令発出と同じだ。警察が街に出て、外出者を誰何(すいか)して、歯向かう者は逮捕するのだろうか。本音は自衛隊も使いたいのかも。
小池都知事が仰天要請「20時以降は全ての灯りを消して」
飲食店への営業時間短縮要請などの影響から、現在は都内でも“路上飲み”をする人々が急増。
「路上飲みを抑えていくことが感染防止につながる」と問題視する小池氏は「20時以降は街頭の看板やネオン、イルミネーションなども停止していただくようお願いする」との考えも表明した。
「人の流れを抑制するための措置」として、関係団体に協力を要請すると明らかにした小池氏は「夜は暗いです。街灯を除いて全ての灯りも消すように徹底していきたい」ときっぱり。
だがこの仰天計画には、ネット上でも早速「なにか意味あるのか」「灯火管制?」「治安は悪くならないの?」などと疑問の声が噴出した。」(引用終り)
しかも、床面積の大きさにかかわらず、映画館や劇場などの施設に対しては休業の協力を求めるとか。休業の協力といっても、実質強制閉鎖だろう。
もうほぼ戒厳令の発令と同じではないか。
ネット。
「パリのテロで発令された「非常事態宣言」では、警察権限が強化されています。例えば、テロ準備の疑いがあるなど、危険な活動をしていると思われる人物を自宅軟禁にすることができたり、裁判所の令状なしに家宅捜索ができたりします。 また、一部の地域を立ち入り禁止にしたり、店舗や美術館などの人が集まる施設を閉鎖したり、集会やデモを禁じたりするなど、市民の行動を一部制限するのです。
(中略)「戒厳令」も国家の非常事態に発令され、市民の行動を制限するものですが、「非常事態宣言」と異なるのは国の統治権(立法、司法、行政)の全部または一部が一時的に軍に移される点です。」
まさに、コロナ戦争という戦時下にある、というふうに舞台が勝手に作られてしまった。しかし、やりすぎだ。
まずは感染者数が本当なのかという基本をなぜ確認しないのか。何度も書いているように、PCR検査陽性者の大多数は、偽陽性者だ。
大阪の感染拡大は極端にPCR検査を増やしたことによる。柳を見て、幽霊に怯えているだけかもしない。
小浜逸郎「ことばの闘い」、「コロナワクチンなんて要らない」から主人と客の会話より)
「主人…昨年11月から今年の1月まで、すごい勢いで検査件数を増やしてる。それなのに、陽性者数のほうは、1月に低い山の頂上があるだけで、あとは低迷状態だ。これは、むしろ陽性率が下がってることを示してる。つまり、意図的に陽性者を増やそうとしたのに、思惑通りには増えなかった。それから、大坂じゃ維新の吉村府政のもとに、やたら「緊急事態」をでっちあげようとしてたよな。全国版とおんなじようなグラフがここでも確認できる。(グラフは省略)
大阪は最近になって検査件数を急激に増やしてるが、それに対して陽性者数は大して伸びてない。いずれもやってることは共通していて、要するにコロナをパンデミックと見せかけたくてしょうがないのさ。確信犯だけど、目論見は成功してない。こういうひどいことを平気でやって、一方で「緊急事態宣言」や「時短営業要請」で経済を腐らせて平然としてるってわけだ。最悪な連中だと思わないか。
客:いや、そう思うよ。だけど不思議なのは、こんなことしたら地域経済もどんどん落ち込んでいくのに、どうしてこんなことばっかり続けるんだろう。自分で自分の首を絞めてるようなもんじゃないか。
主:そこが、こいつらの愚劣なゆえんだよ。理由は多分2つあって、一つは、コロナパンデミックの存在を強調しておけば、国民の不安や恐怖を持続させることができるから、それで権力を維持できると思いこんでる。どっこいそうはいかねえ、これ以上「緊急」とやら続けたら、もう国民の不満も限界に達するよ。その兆候はあちこちに出てるのに、それが読めてないアホどもだ。」
(引用終り)
まずはPCR検査をCt値を下げて限定的にすべきなのに、未だにテレ朝玉川徹はPCR検査を徹底しろと騒いでいる。PCR検査について何も学んでいないのだ。
この幽霊PCR陽性者数に振り回されて、市民は抑えつけられる。喜びを顔に出しているのは、小池都知事だけだ。何しろ裸の権力を振るうことができるのだから、こんなに楽しいことはない。
市民の不満は必ず暴発する。路上飲みを抑えても、別のところで若者その他が暴発するだろう。米国なら殺人や略奪に発展するが、日本はそこまではいかない。しかしせこいところで、陰湿なところで不満が爆発するに違いない。
小池百合子は権力を使って抑圧することの弊害に思いを致す風には見えない。暴発はみな市民が悪いと責任だけが押し付けられるに違いない。
もう戦中の空襲下での耐乏生活、抑圧生活を覚えている人はほとんどいないはずだ。
今そんな体験を「戦争を知らない子供たち」に教えてやろうというのが、小池百合子の戒厳令まがいの政策だ。
こんな権力を振り回す女知事が日本の総理大臣を狙っているとは、本当に怖いことである。
このゴールデンウイーク、渋谷、新宿の繁華街は、ネオンが消えて真っ暗となる。10年前に東日本大震災と原発事故により電力不足となり、東京中の灯りが消えたことを思い出す。
しかし、その時より事態は深刻と言える。10年前は現実が灯りを消したが、今回は半分はフェイクなのだから。