全く無意味なレジ袋有料化からまもなく3カ月。消費者もお店もこんなバカげた政策によって、余計な被害を被っている。
最初はマイバック万引きが多くなったこと、次は無料の薄いポリ袋の大量に持ち帰り。そして最近はスーパーのカゴを持ったまま退店する「カゴパク」が増えているという。
マスコミはこれを面白おかしく報じ、モラルを著しく欠いた行為が横行していると憤る。
スーパー副店長:お客さま。このカゴはうちのですよ…
迷惑客:いや。じゃあ返します
スーパー副店長:返すのは当たり前ですよ(怒)これはうちのものなんです
迷惑客:はい…
マイバックは万引きはよくない。しかし、マイバックを推奨すれば万引きし易くなることは確かだ。
だが、ポリ袋の大量に持ち帰りや「カゴパク」する客をを非難するのはお角違いというものだ。
確かに、ポリ袋の大量に持ち帰りや「カゴパク」をそれだけ取り出せば、モラルを著しく欠いた行為といえる。しかし、これらは無意味なレジ袋有料化がもたらしたものだ。それ以前にはこんなことはあってもほんのわずかでしかなかった。
無意味なレジ袋有料化が、お客にもお店にも要らぬ迷惑をもたらしたのである。責められるべきは環境省なのだ。環境省が無意味な施策を施行したばっかりに、こんなことになってしまったのである。
「ぜいたくは敵だ」「欲しがりません勝つまでは」と同じようなことをこの現代において、環境省は国民に強いたのである。いや環境省の政策は戦中の軍部よりもっと悪いのである。
環境省が国民に強いるレジ袋有料化は全く意味がないのだから。単に環境省の世間や世界へ向けてのパフォーマンスに過ぎないのだから。
そんな無意味な、下らない、どうでもいい役人のためのパフォーマンスのために、市民は要らぬ混乱を強いられ、お店とお客が小競り合いをしたり、敵対したりする羽目になったのである。
レジ袋有料化が如何に無意味な施策であるかは、これまでにこのブログに何度も書いている。
特に包装資材メーカー清水化学工業の主張は、環境省の施策の無意味さを完膚なきまでに論破している。
ぜひもう一度読んでほしい。
「「ポリ袋は実はエコなんです」と冤罪を晴らそうと努力する包装資材メーカー清水化学工業を称賛する!」2020年7月26日
マスコミも、お店とお客の混乱と対立を他人事のように報道して楽しんでいるのを止めて、このレジ袋有料化が如何に無意味な施策であるかを報道すべきなのである。
「いや、それは国の方針ですから」とは言わせない。これまでアベガーとか安保法制とか国の方針だって、おかしいと思ったら反対してきたではないか。その「反骨精神」あふれるマスコミが、たかがレジ袋有料化が無意味な施策であるとの指摘ができないわけがないだろう。
「いや、レジ袋有料化を批判することはできない空気なんで」ってか。
山本七平のいう「空気の支配」がここにも蔓延しているんだな。
<追加>
女優竹内結子さんが亡くなった。突然のことでびっくりした。
俳優がここ最近何人も自殺で亡くなったのはどうしてなのか。
三浦春馬氏が亡くなった時も、私は簡単に自殺と決めつけず、事件として扱うべきではないかとブログに書いたが、今回も同じことが言える。
警察は、遺体の状況から自殺と判断したとのことだが、そんなに急いで判断を下す必要は無い。自殺と事件の両方の観点からじっくりと捜査すべきではないのか。
警察は役人だから面倒なことはしたくないので、なんでも自殺として処理したがる傾向にある。
どう考えても自殺はあり得ない状況でも強引に自殺として処理をした。これをエクストリーム自殺と呼ぶ。竹内結子さんの場合はそういうものではなさそうだが、慎重に捜査することは警察の基本だと思うのだが。