インフルエンザウィルスのこと。
気温も少し低くなり、少し厚めの掛け布団が心地よくなったが、巷ではもうインフルエンザの流行を報道し始めている。幸い私は一度もインフルエンザに罹ったことがないので、予防接種をする気が全くない。
インフルエンザ予防としてはなるべく部屋の湿度を高くするということが奨励されている。その理由として「インフルエンザウィルスは乾燥を好み、多湿な環境には弱い」と言われるからだ。
しかし、かなり昔ネットで見たことがあるが、逆のことを書いていた。つまりインフルエンザウィルスは多湿な環境で活性化するのだと。常識とは逆の説明だ。
うろ覚えだが、その説明は、インフルエンザウィルスは乾燥状態では不活性な状態でいる。しかし、水分を得ることにより、ウィルスは活性化するのだと。でも水分を得たウィルスは空中でそのままでは養分を吸い取ることができないから、活性化しすぎてエネルギーを使い果たし死滅してしまう。
しかし、人間様の喉など水分のあるところに着地すると、ウィルスは活性化しても人間から水分を取り入れることができて更に活性化して繁殖し、人間に害を与え病気の状態になるのだと。
つまり、ウィルスにとっては水分が活性化するに必要であるが、人間に取りつかい限りは自滅するのだ、だから結果として湿気のあるほうがインフルエンザ予防になるのだけれど、その理屈はウィルスは多湿な環境には弱いのではなく、逆なんだと。
ネット情報だから真実かどうかわからないが、単にウィルスは湿気に弱い、と説明されるよりは説得力がある気がしたのである。
次も冬関連。
ユニクロがダウンジャケットを宣伝している。
ウルトラライトダウンというTVCMで「コンパクトなのに、インパクト」というコンセプトらしい。男または女が店を出るとき、車を降りるとき、突然色付きの粉が破裂して、ダウンジャケットになって着こなしているというTVCMだ。
しかし、あの色付きの粉の破裂はある別のTVCMを連想してしまって、とても不愉快というより汚いイメージなのだ。ユニクロのTVCM作成者はそのことに気が付かなかったのだろうか。
そう、ファブリーズのTVCMだ。
千鳥の大悟がエアコン内部に住み着くカビの胞子役として登場して、ノブと小西真奈美が車に乗り込んでエアコンをつけると、カビの緑の胞子が破裂して噴出する。これを車専用ファブリーズで消臭しようとするTVCMだが、ユニクロのダウンジャケットに変化する粉の破裂がまさにカビの緑の胞子の破裂噴出にそっくりなのである。
カビの胞子がダウンジャケットに変化するような表現に見える。カビのダウンを着ているのかと思うと気持ち悪いのである。
コマーシャルを作った時、ユニクロ社内で事前視聴しているはずなのに、「これってファブリーズのカビの胞子の破裂噴出にそっくりじゃないの。」という声はでなかったのだろうかねえ。
まあユニクロ柳井の最近の雑誌へのおバカな寄稿を読むと、こういう低レベルなコマーシャルになることがよく分かる。
次は、熊と警官と猟友会の話。
最近は熊も生きていくのが大変で、食料探しに街にまで出てくる。人間も熊も、出会えばビックリして逃げる熊もいれば、人間を叩いたり噛みついたりする熊もいる。
人間としては「森の中、熊さんに出会った」などとのんびりしていられないから、警察を呼ぶ。しかし、警察も何だか頼りなくて、警察が熊を処理できなくて、猟友会の人を呼んで猟銃で撃ってもらう。
今日の午後、鳥取県八頭町というところに熊が出て、警察と猟友会が処分しようとしたが、警官2人が熊に噛みつかれて怪我をしたとのこと。それでも猟友会が銃で殺処分したということだが、別の町での熊出没では、警官は銃を持っていても、銃を使用しないで、猟友会をわざわざ呼んでいる。
猟友会の人もご苦労なことである。最近は会員の高齢化が進み会員数も少なくなったとのことで、こう頻繁に猟友会の出番が多くてはおちおち休んでいられない。
それにどこにでも猟友会の人がいるとは限らないのだから、警察もなんでも猟友会に頼るというのはおかしいのではないのか。
拳銃では熊に対して威力が弱いから、猟銃で射殺したいのだろうけど、今熊が暴れて危険な状態なのに、猟友会の人をまっているなんて、警察もだらしない。警備保障の警備員じゃないんだから。
簡単に思いつくのは、警察も猟銃のような殺傷能力の高い銃を持って訓練すればいいのだ。
そうしない理由として思いつくのは、殺傷能力の高い銃を警察が持つと必ずマスコミや左翼の反発、殺傷能力の高い銃で熊でなく、人間に向けるつもりだろうと言う批判を恐れてのことだろう。となるといつまでも熊やイノシシ対策に猟友会に頼らないといけなくなる。
殺傷能力の高い銃が危険なら、麻酔効果の強い銃を開発して使用してもいいと思うのだが、警察はどう考えているんだろうか。
最後に、ソ連の政治的笑い話。
図書館で立ち読みしていたら、面白い話が載っていたので、備忘として記録しておきます。
共産主義国の恐ろしい笑い話です。
ソ連ではヒトラーと同じく数多くの強制収容所を作って、特に反政府活動をしなくても自国民を片っ端から捕えては強制収容所に送りこんでいた。恐怖の政治による統治。今でも北朝鮮はやっていることだろう。
重労働収容所に新しい囚人が到着した。
何年の刑期をくらったかと問われた新参の囚人は「25年」と答える。
「何をやらかしたんだ?」
「何もしていない!」
「そんなばかな」と彼はいわれる。
「何もしていないんなら、せいぜい10年ってところだろうに」
(リチャード・パイプス 「共産主義が見た夢」より)
左翼の支配下ではとてもリアルな話だ。