「今年の漢字」の募集がされていたので、いつもの思いを書こうと思ったが、去年もこのブログに「今年の漢字」について書いていたのを思い出した。
「公募するな今年の漢字。「災」か、近頃全然面白くないぜ 2018.12.12
今年の漢字に19万3千人が応募し、「災」が2万1千人で1位、2位以下は「平」「終」「風」「変」「暑」「大」と続く。
最近の今年の漢字は面白味が全くない。平板過ぎる。ほう、という言葉がでない。
去年は「北」、一昨年は「金」。「北」は北朝鮮絡みで「金」はオリンピック絡みでなんとも安っぽい。漢字も余りに簡単過ぎて感興が一つも湧かない。もう年末恒例の新語・流行語大賞と同じで、旬の面白味は全くなくなり、年末らしさも感じられない。
選ばれた漢字が全くもって安っぽいのである。この「今年の漢字」の良さは一つだけあるのだが、それが生かされていないのだ。
その良さとは、京都・清水寺の貫主が豪快に筆で漢字を書きあげることにある。昔は、この「今年の漢字」は清水寺の貫主が選んでいたと思っていたが、それは思い違いだったのだが、この思い違いのほうを本物にしてもらいたい。(後略)」
「今年の漢字」への思いは去年のこの記事と全く同じだった。
マンネリ化しているのと意外性が感じられないので、もう年末風物詩の役割を終わったのである。もし新鮮味を出すなら、去年も書いたように募集を止めて、清水寺貫主に選定を託すことと、1文字を止めて2文字にすることだ。
「今年の漢字」はどうせ公募しても、令和の「令」と台風災害の「災」(2年続きで)か、消費税増税の「税」くらいだろう。何が選ばれても面白くない。
ついでに新語・流行語大賞では、「寄り添う」ではないか。小泉進次郎ほか何かことがあると「寄り添う」という言葉が使われる。なんだか、曖昧で無責任な言葉だ。だから政治家が好んで使うのかもしれない。
「セクシー」を選んだら、余りにも安易と言うしかないし、そもそも流行ってもいない。