本日午後9時22分、北海道厚真でМ5.8、震度6弱の地震が発生した。この地震は苫小牧CCSCO2圧入により誘発されたことは確かだろう。

地震爆発論の石田昭氏がそのホームページ「新・地震セミナー」における2月11日の記事において、「5日後の215日ごろまでは特別に注意をしておいたほうがいいかと思います。」と警告していたが、その一週間後の21日に地震が発生したのであるから、石田氏が警告する「苫小牧CCSが地震を誘発する」はその理論から言っても正しいことが証明されたのである。

 

南海トラフ大地震が来るぞ来るぞと脅している訳の分からない地震学者たちは全く面目を失ったのではないか。

 

私も石田氏の警告を受けて、このブログにおいて、多くの人々に知ってもらうために解説を付けて記事を書いた。

今週末に第2北海道苫小牧地震の危険が迫っている、と地震爆発論の石田先生が警告しています!」(2.11

北海道苫小牧地震が再び襲い来る!苫小牧CCSによるCO2地下圧入が再開。」(1.25

ぜひ読んでみてほしい。

 

石田昭氏の地震爆発論による苫小牧CCSの危険性は、CO2の地下圧入が岩盤の中の状況を変化させ、その中に含まれる解離ガスが爆発臨界点に達し、爆発するというということで説明される。

地下の圧力を急激に上げたり、下げたりという操作をすることは、離れた場所にも圧力変化が伝播する。当該の貯留空間は解離が生じるような高い温度でなくても、伝播先の空間では解離条件が変化し、“解離ガスの爆発”という現象を引き起こしてしまう可能性があるのである。

 

苫小牧CCSでは20万トン以上の液化CO2が地下深く圧入され、前回9月の地震では、一旦圧入が停止されてから五日後に大地震が発生した。

地震後苫小牧CCSでは圧入を中止していたが、昨年末1227日に再開されてから毎日200トン以上の注入があり、10日には何らかの理由で圧入が停止されたため、石田氏は前回の地震が圧入停止後五日で発生したので、15日ごろ地震発生の危険があるのではないかと警告したのであった。

 

複雑な地下岩盤のことだから想定通りには行かず15日には地震は発生しなかったのだが、わずか1週間の違いで今日21日に大地震が発生したのである。

 

もう地震学者は、今回の地震は前回の地震の余震だと言っているようだが、余震は全くのマジックワードであり、何の説明もしていないのである。

今回の地震が去年の地震より大きければ、しらーとして言うだろう。今回の地震が本震であり、前回は余震だったと。これは熊本大地震が起きた時の彼らのご都合主義の説明方式だ。そもそも大地震が起きたら、彼らの理論からすれば断層のひずみが解放されないとおかしいのに、大地震が起きて強い力で岩盤を揺すっているのに、ひずみが持ちこたえて何のきっかけもなにもないまま大きな余震が起きるという。まるで子供だましなのだ。

 

要するに定説地震学には地震のメカニズムを説明できないのだ。にもかかわらず、古い地震論、プレートテクトニクスと断層地震説にしがみついているから、様々な地震現象を全く説明できない。

ましてや、今から今後にかけて大きな問題になろうとしているCCS拡大による地震の誘発についてはなにも解読できない。つまり、CCSは安全とお墨付きを与えてしまうのである。

 

定説地震学から地震爆発論に転換しないと、私たちの命と財産が奪われてしまうのだ。

それは10年とか20年の先の問題ではなく、数年後に我々を災厄のふちに落とすものなのである。

 

前にもこのブログにCCSの危険について書いたのでぜひ読んでほしいが、地球温暖化対策という人類最大の愚かな理論によって、CO2が悪者にされ、これを何とか消滅させないといけないと狂ったように世界が邁進している。トランプだけがパリ協定から離脱し正しい方向を歩んでいるが、世界は何とかCO2を削減したい。しかし、CO2は経済活動により必然的に発生するものであり、世界を不況に落とすならいざ知らず、経済成長をしながらCO2を削減することは理論的に不可能なのである。再生可能エネルギーなんぞは全く無駄にエネルギーを使うし、クズ電力しか作らないからそんなものに期待する者は全く何も学んでいないのだ。

 

では、経済成長しながらCO2を減らすにはどうしたらよいかと考えだしたのが、CCSといってCO2を液化して地中深く埋めることだったのである。そもそも地球温暖化CO2説が間違っているのだからCO2を削減する必要はない。つまり、CCSなんぞは余計なことなのである。

それが単に金食い虫だけのことならまだ許せるが、CCSが大地震を誘発することがわかってきた。

 

日本は真面目だから、これまでのCCS実験の結果を踏まえて、全国拡大する計画なのである。

新潟中越地震、中越沖地震も近隣でCCS実験をしていた。東日本大震災もいわき市でCCS実験をしていた。今回の北海道地震も苫小牧でCCSの実験をしていた。

そしてこれらの実験成果を踏まえて、全国拡大するのである。次は北九州市と言われている。東京や千葉、大阪、名古屋等巨大都市にCCSは計画されているのだ。

いつまでもCCSと地震は関係ないというのだろうか。いつまでも南海トラフによる地震というのだろうか。その時はもう日本は壊滅しているだろう。

 

さて、苫小牧CCSは大地震を自分たちが引き起こしたなどとはこれっぽッチも思っていない。

苫小牧CCSはあと1年の間に累計30万トンCO2を圧入する計画であるから、更に8万トン以上を圧入するだろう。

ということは、今後何度でも大地震は起きる可能性があるのである。

「余震は何度も起きるものですよ」とバカな地震学者に言われて、厚真町周辺の住民は納得するのだろうか。