横審も稀勢の里にやっと厳しい意見を出してきた。それにしても「激励」決議という尻叩き勧告は言葉使いとして実情に合わない。「注意」「譴(けん)責」「引退勧告」の三つにしたらどうか。

今回は「注意」を飛び越して「譴責」決議か。そのぐらいにしないと稀勢の里に伝わらない。

 

 前からこのブログにも書いてきたように、最大の責任は稀勢の里にあるにしても、甘やかしてきたのは横審であるのだから、こんな軟弱横綱をつくったのは横審に大いに責任があるのだ。今頃言うな!といいたい。

 

私の大相撲初場所予想は、もう稀勢の里の取り組みは一切ない、つまり即引退ということだ。

怪我を理由に休場したから、稽古はすぐに始めない。年末は色々行事で忙しいから稽古をしている暇がない。初場所直前に慌てて稽古を初めても相撲勘が戻らない。

初場所一週間前、稀勢の里は、体の調整つかず、取り組みに自信を持って場所を勤めることができない、あと一場所猶予がほしいと休場を申し出る。

しかし、横審から叱責されて、休場するなら引退せよ、と厳しく勧告される。

そして稀勢の里もうこれまでと、ついに引退表明!

こんな感じだろうか。

 

もう一場所チャンスをくれ、といったのは、全く現実を見つめることができない稀勢の里の悪あがきだった。

4日目直後に引退表明していれば、横審、相撲協会の対応ももう少し柔らかいものになったことだろう。

厳しい格闘技の世界では、実力を見極めることがいかに大事かを教えてくれた稀勢の里であったといえる。