この猛暑・炎暑はいつまで続くのだろうか。ニュースはこの話ばかりだ。

そして熱中症で命を落とす老人たち。

 

①高齢の夫婦と見られる男女倒れ死亡 熱中症か 大阪 羽曳野

20日夕方、大阪 羽曳野市の住宅で高齢の夫婦が倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された。警察は熱中症の疑いもあるとみて調べている。

警察によると、家の中にはクーラーがあったが、カバーが付けられたままで、使用されていなかったとみられる。

 

②熱中症か、各地で高齢者の死亡相次ぐ 東京都板橋区

 21日午前11時ごろ、東京都板橋区泉町の集合住宅の一室で、高齢の男女2人が倒れているのを警視庁志村署員らが発見した。2人は心肺停止の状態で、その場で死亡が確認された。現場の状況などから、署は2人が熱中症で死亡した可能性があるとみて調べている。家にはエアコンはあったが、動いていなかったという。 


③熱中症か、各地で高齢者の死亡相次ぐ 大阪市城東区

21日午前11時ごろ、大阪市城東区関目2丁目の市営住宅の近くの住民から、「老夫婦がいると思うが、鍵が閉まっていて応答がない」と119番通報があった。消防や警察が駆けつけたところ、市営住宅の11階の一室でいずれも74歳の夫婦が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認された。府警城東署は、熱中症の疑いがあるとみて調べている。
署によると、夫婦は2人暮らし。夫は北側の和室でうつぶせで、妻は別の和室で仰向けに倒れていた。窓は閉まっており、北側の和室に1台だけあるエアコンは送風状態だったという。

 

 熱中症で死亡した老人たち。それぞれクーラーは設置されていたのに、使わないので暑くて熱中症により死亡してしまった。防ごうと思えば防げた熱中症なのにどうしてとの思いがよぎる。

 

 一つ考えられるのは、電気代を払う金がないほど貧乏世帯であったということ。これが理由だとしたら、日本もここまで来てしまったのかと暗澹たる思いに駆られる。これは国の責任だ。カジノなどやってる場合ではない。

 

もう一つの考えられる理由は、エアコンが付けられるのは余裕はないにしても最低限の生活ができる年金などの収入があったとして、電気代がもったいない、という感覚が体に染みついていることが考えられる。

死亡した高齢者は戦中、戦後の貧窮な時代を生き抜いてきたのであり、何事ももったいない、耐えることが良いこととして生きてきたのではないか。

 

 周りから言われて、しょうがなしにエアコンを付けたものの、電気代が気になっておちおち使えない。

だから「わしゃ、クーラーの冷気が嫌いなんじゃ。体に悪いんじゃ」とかなんとか理由をつけて、クーラーを使わないでおこうとするが、実はケチ精神の大いなる発揮、つまり電気代がもったいないからクーラーを使いたがらないのではないか。

 

 去年までは夏の暑さも、暑いが耐えることができたが、今年の暑さは半端ない。しかし、「もったいない」というケチ精神は、この暑さが異常であるというところまで理解が及ばない。

 そして、クーラーにスィッチは入れない、入れても送風のまま、ということにしておいた。そして暑さに耐えられず、熱中症で死んでしまった。

 

 このケチ精神は一概に否定できないが、合理的判断ではない。しかし、何十年と染みついた習慣は死ををも乗り越えてしまうのだ。

 

このケチ精神の合理化には、環境省やNHKの電気を使うなキャンペーンも影響しているかもしれない。

最近見かけなくなったアホのNHKの「明日のエコでは遅すぎる」という地球温暖化防止の脅迫的キャンペーンだ。このとき、エアコンは地球温暖化の悪の代表にさせられていた。明日のエコは嘘ばかりなり。

 

あれやこれやで、エアコンは贅沢品であり、地球温暖化を促進する悪者であるのだ。

 

寝苦しい熱帯夜をどう過ごすか、とは、テレビのワイドショーでの定番項目だ。

 

不思議なのは、熱帯夜に医師と称する怪しい奴が、必ずエアコンの付けっぱなしは良くない、3時間程度で切れ、後は扇風機を吹かせよという。

全く馬鹿げたアドバイスだ。

エアコンが体に良くない、なんていうのは全くの迷信であり、非科学的な大嘘なんである。

 

 ずっとエアコンを入れっぱなしにしておけばいいじゃないか。寒くなったら布団を掛けて調節すればいいだけの話だ。これが一番体にいいのだ。

電気代はかかるが、この猛暑に必要経費だと思うしかない。いちいち電気代のことはこの夏だけは考えないことにすればいいのだ。

 私も女房も毎夏そのように快適に過ごしている。バカ環境省の指示には従わず、私は26度設定、女房は24度設定だ。(寝室は別々なのでエアコン設定に気兼ねは要らない)

 

そしてこれは贅沢な生活ではないと思うべきだ。

寒ければ暖房する。腹が減れば飯を食う。暑ければクーラーを付ける。

何にも贅沢なことではない。

 

電気を少し位使っても地球温暖化にはならない。

地球温暖化はしているかもしれないが、人為的で温暖化しているのではない。ましてや二酸化炭素が温暖化の原因では全くない。

 (「人為的CO2地球温暖化仮説は完全な間違いだ!そもそも大気中のCO2は長期蓄積されないのだ!」) 参照のこと。

 

 

電力が足りるかどうかだけが心配だが、今のところ東京電力は使用率は、8085%で推移している。

使用率93%以上をやや厳しい状況と定義しているらしいが、かなり余裕があるとはいえないものの、逼迫してエアコンの使用を控えて下さいとのアナウンスは、東電はまだしていない。

 

 もし本当に厳しくなったら、原発を稼働すればいいことだ。

原発事故も問題(年がら年中原発が事故を起こすことはない)だが、東京のエアコン使用を禁止したら、それによる熱中症死亡者が莫大に発生することの方が問題だろう。

 

エアコンは大いに使うべし。

高齢者は特にケチケチせずエアコンを使って命を守ろう。

働く人達は熱帯夜に負けずに、夜通しエアコンを付けて快適な睡眠を取ろう。

そして朝元気に会社に出勤しよう。

負けるな日本!