モンスターペアレンツ、モンスター親方ということだが、親方というより子供、餓鬼、幼稚な不貞腐れガキと言うしかない貴乃花だ。

沈黙は金とでも思っているのだろうか。あの歳になって不貞腐れて何も説明しないなんてアホというしかない。今の貴乃花の沈黙は「金」ではなく、「糞」だ。臭い糞のにおいしか放っていない。

 

そんな糞貴乃花をあろうことか相撲協会の「改革」ためにあえて協会を無視してやったことだと解説するマスコミ。貴乃花を問題視する最初の態度がどこからか変わった。

やくみつるなんて流行語大賞でバカやった奴がまた貴乃花擁護に回ってバカやっている。その他の多くのコメンテーターも大同小異だ。

 

警察に被害届を出して、協会には届けないのは、弟子を思う親の態度だ。協会を信用していないから、全部自分一人でやり通すと決めた。改革派の貴乃花と八角理事長の対決だから協会には届けなくてもいいんだと言わんばかりのバカコメンテーターたち。

 

なんで普通の判断、社会人としての大人の判断ができないんだろう。

 

「協会に届け出ない理由がわからない、巡業部長としての役割ではないか、協会のルールじゃないか、いくら八角理事長と確執があるからといって組織のルールを無視して構わないなんていうのは理屈に合わないんじゃないか。」

というのが当たり前の判断だろう。

どうしてこんな簡単なコメントができないのか。あの元相撲記者の山崎正という老人がどこのテレビ局にも出て、さも八角理事長が悪いようなトンデモナイ理屈を述べている。

そしてこのジジイがコメンテーターの路線を引いてしまったようだ。誰もこれに異議を唱えられなくなった。

 

貴乃花の組織のルール無視を許す各局の論調はどこから生じたのか。

それは貴乃花を改革派に祭り上げたいからだ。左翼マスコミは大の改革好きだ。改革というより革命か。つまり反権力、反抗嗜好。組織に反抗することが大好きな左翼マスコミ。中国文革時の造反有理という考え方だ。極端に言えば、反権力のためならテロも許される。

 

こんなマスコミの改革好きは、貴乃花をありもしない相撲協会という権力に反抗するヒーローに仕立てあげたい。この構図は都知事選の時の小池劇場にそっくりだ。

 

小池劇場は小池百合子とマスコミの合作で、自民党都連や石原慎太郎を敵に仕立て、愚民を騙して野望を遂げた。小池にとっての豊洲移転は、さしずめ貴乃花にとっての日馬富士暴行だろう。小池にとって豊洲は単に選挙争点にしたかっただけで、何の関心もなかった。単に選挙に勝つための手段だ。

貴乃花にとっても日馬富士暴行事件は貴ノ岩のためというより、相撲協会を悪者にして揺さぶり、あわよくば理事長に座ろうという単なる道具に過ぎない。

 

今のところは、マスコミも貴乃花を改革派の旗手に据えることで、貴乃花のルール無視や社会人として全くおかしい行動の「沈黙」を糊塗してあげようと画策する。

 

しかし、そんなに世の中は甘くない。小池劇場とはちょっと違う。改革の中身のなさは小池も貴乃花も同じだ。貴乃花は単に権力欲に過ぎない。改革の中身なんて聞いたことがない。

理事会では貴乃花は全く発言せず、執行部には全部反対しているという。貴乃花はリーダーに必要な説得とか訴えるとかが全くない。いつも沈黙。単にバカなんだと思う。これでは仲間は増えない。

 

小池劇場に似ていると言ったが、似ているのは第2幕の方だった。つまり、「排除」発言で小池は墓穴を掘ったと同じように、貴乃花は協会に事件の届け出をしなかったという瑕疵。これは何と言っても致命的だ。八角理事長が気に入らないから報告しなかったなんていうのは、社会的に通るわけがない。

 

今日相撲協会評議員会の池坊保子議長がはっきり貴乃花の問題を指摘した。

「巡業部長は巡業中に何かあれば、理事長に報告する義務が課せられている。速やかに報告していればもっと早く対処できたのにと思うと残念に思う」と述べ、巡業部長の貴乃花親方が警察に被害届を出していながら報告しなかったことについて苦言を呈しました。」(NHK7時のニュース)

 

まあ当たり前の苦言だが、他局があまりにも貴乃花を擁護する中では、新鮮な発言に思えた。

 

理事とは会社で言う取締役だ。取締役には「忠実義務」というのがある。「忠実義務」というのは「会社の利益を犠牲にして自己の利益を図ってはならない義務」である。

この定義に照らせば、貴乃花は明らかに「忠実義務」に違反している。まさに、「相撲協会の利益を犠牲にして自己(貴乃花)の利益を図って」行動しているのだ。この「忠実義務」違反は懲戒、理事解任に相当する。

 

 マスコミもいい加減なことをコメンテーターに言わせずにもうちょっとまともになってくれ。

 

 ところで、貴ノ岩、かわいそうだと思っていたが、こいつも結構なタマのようだ。モンゴルで貴ノ岩の兄貴がベラベラしゃべっているが、みんな貴ノ岩が言わせたことだろう。貴ノ岩のスポークスマンとなっている。ここの情報がこの事件を混乱させている。つまり混乱の原因の一端は貴ノ岩にあるといえる。

 

 貴ノ岩も早く相撲を取りたいだろうにと同情したが、全く騙された気分だ。

貴ノ岩自身も貴乃花部屋で弟子に暴行事件を起こしているそうだ。この件は有耶無耶か。

親方の貴乃花の改革はどこに行った。自分の部屋の不祥事は闇の中か。

ここにも小池百合子にそっくりな構図があるな。他人には情報開示を求めるくせに、自分のことは一切闇の中。音喜多俊の指摘通りだ。貴乃花も小池と同じ穴の狢。改革が聞いてあきれる。