小池都知事は「決められない」政治家ではない。もう決めていたのだ。今日の市場問題PTの報告(豊洲はIT+物流センター化)ではっきりした。

  小池は豊洲移転を止め、豊洲をアリババに売却するだろう。これはかなり前から決めていたようだ。小池もまた日本国民の資産を外国に売り払おうとしている。

PT座長の小島敏郎はその手先だ。

 この小島敏郎は小池のブレーンだというが、まさにそうではあるがトンデモないブレーンなのだ。

 そもそも小池が意図した市場問題PTとは豊洲移転を排除するためのPTだ。小池が都議会等に要求した情報公開なんぞ屁でもない。市場問題PT自体が全くの情報公開もせずに真っ黒けの代物だ。

 東京維新の会の都議会議員やながせ裕文氏が言う。

「…そもそも、この市場プロジェクトチームは、胡散臭いものであった。なぜか豊洲市場に否定的なメンバーが選定されており、「専門家」というより「反対運動家」といったほうがふさわしい人物も含まれている。なによりも、チームを総括する小島座長その人が、反原発運動に加担した経歴をもち、ただの元官僚とはいえない運動家の側面をもつ。」(「豊洲移転阻止!明らかになった市場PT小島座長の野望」)

 

 評論家山崎行太郎氏も書く。

小島敏郎の正体 小池知事顧問=小島敏郎とアリババ。

小池百合子都知事が、<<豊洲市場移転問題>>で、頑強に移転反対、築地存続に拘っているのは、小池百合子のバックに、小島敏郎という脱原発派で、築地存続派の共産党系の環境論者=小島敏郎が、「座長」として控えているからだ。小島敏郎は、現在は青山学院大教授という肩書きだが、元々は環境庁の役人であり、退職後の「天下りの肩書き」である。本来は共産党系の官僚である。

豊洲移転延期や豊洲移転白紙撤回を、実質的に取り仕切り、画策しているのは、この男である。豊洲移転反対の確信犯なのである。

おそらく、豊洲地下水のモニタリング調査の不正調査を指示したのもこの男だろう。あらゆる策謀を駆使して、豊洲移転白紙撤回に向けて動いているのである。この男の正体を暴き出さない限り、<<豊洲市場移転問題>>は、進展しない。「アリババ売却」も、この男が画策しているのだろう。」

 

小池はこの真っ黒なPT報告書をあたかも公平公正なものとして持ち上げ、都議選に勝った暁には大々的に打ち出し、移転取り止め、IT+物流センター化として再構築して、アリババに安値で売却することだろう。

恐らくもう話はついているはずだ。当然アリババから小池への見返りもあるはずだ。昨年1218日、小池氏は都内のホテルで中国ネット通販最大手「アリババ」グループ創業者のジャック・マー氏(現会長)と極秘会談したのは事実なのである。

 

東京都政は小池百合子というポピュラリストによって蹂躙されようとしている。まず築地市場の再構築はありえない。そんなことは関係者はみんな知っている。素人小島が勝手に言っているだけだ。

この問題は混乱に次ぐ混乱で恐らくまた10年はかかるだろう。その時、小池も小島も東京都にはいないだろう。責任など取る気はサラサラないのだ。

 

 小池都知事は「決められない」政治家ではない。その意味は二つある。

 ひとつは豊洲市場アリババ売却を既に「決めている」ということ。

 もう一つは「決められない」のではなく、「決める気がない」のである。つまり都政全般に全く興味がない。だからやる気がない。「決める気がない」のである。その証拠は都民ファーストの会の公約にある。愚にもつかない公約の羅列・オンパレード。皆の責任は無責任と同様、何でもやります、は何もやる気がありませんということの表明だ。都政に関してどれ一つとして真剣にやる気はない。ただ、構造改革と称して、新自由主義的政策を推進して、都政をガタガタにしてしまうことは確かだ。

 

 こんなことになるなら、舛添都知事のほうが良かったかもしれない。文在寅よりパククネのほうが良かったと言うようなもんだ。

 都議選はそういう意味で大事な選挙となる。嘘つき・売国都知事が勝つかまともな政党が勝つかの勝負だ。