俺のラン&トレイル旅日記 -6ページ目

俺のラン&トレイル旅日記

走ることと山のことを中心に、自分の進化や成長を綴っていきます!

スタート直前、坂本さんの奥さんのことでなんちゃら言っているのと、カウントダウンにそれがかき消されちゃって、タイミング残念なちょっとグダグダ感に笑いながら、スタートゲートを踏んだ。



体はなかなか軽く、飛ばしたくなるのを抑えながら走った。





陽射しを浴びる八ヶ岳連峰が間近でテンションも上がり、元気バロメーターマックス。




浴衣で走るの凄いし、様になってるわ~。なんて思いながら、人の間をすり抜けながら走った。

林道の上り坂前はなるべく速く行く予定だった。

数キロ走り、一つだけの仮設トイレを見つける。待っている人も一人!

自分の番になり入ると、トイレットペーパーがないっ!

先に気づいてよかった~ホッ。

てのと、

先もこんなだったらヤバい…ポケットティッシュ持ってない…。

てゆう不安をかかえ、とりあえず走る。

林道にさしかかる前に常設トイレに寄ると、大の方のけっこうな行列に並ぶ。

いやいや、だいぶロスになるし…行こう。

ここでも諦め、林道を上り坂ランスタート。

沢山の人の中をまたすり抜けながら走った。

大が4基エイドで10人程の行列に並ぶ。

トイレットペーパーもある! 

でもせっかくなのに、ほとんど出ない(;゚д゚)

入ってても出ないものは出ないので、しかたなく諦め、エイドでバナナを食べ氷砂糖をなめながら走り始めた。

この後くらいから、腹痛に悩まされる。

走りながらおならも出てくれないので、立ち止まって腰を回したりした。

走りながらお腹の激痛があると立ち止まって対処するのを繰り返しながら進んだ。

最高地点の看板に来るまでに何度も立ち止まって、気づいたら最高地点到着。



人でいっぱいなので振り返って撮った1枚。7時19分。

下りが始まり、いつもなら1番気持ち良くリラックスして走れる下り坂。




お腹に振動が響いて痛くなったり、おならがでそうで出なかったり、立ち止まったりを繰り返す。

全然楽しくない。

お腹の調子さえよければ、めっちゃたのしいのに!こんちくしょーだよ!!

やり場のない怒りと繰り返し襲ってくる腹痛に耐えながら進んだ。

そんなで、稲子湯に到着。おにぎり数個が目に入ったがまずコーラを!バナナも1本食べて、おにぎりは進みながら食べようとおにぎりコーナーに戻ると、

「おにぎり終わっちゃいましたー」とエイドボラのおばちゃんが言っている。

おばちゃんは悪くない。自分が先にとっておけばよかっただけ。ヤイヤイやで!!

しょうがないので、もう1本バナナを補給。バウムクーヘンも握り進みながら一口食べたけど、求めてなかったみたい。ポケットにしまって先に進んだ。

トイレはー…だいぶ待ちそうだし次にしよう!

この後の腹痛が1番辛かった。

次のエイドでやっとスッキリできた!

でもだいぶ並んだ。時間が~…こんなはずじゃなかったと嘆きながらも下りランは快調!

やっと気持ち良く走れる!(ノ^^)ノ

八峰の湯前の下り道は、歩道が草で凄く走りやすかった。アスファルトで暑くないし。

10時29分八峰の湯に到着。






人でいっぱい!!遅い場合の予定より1時間遅い。いや~きついな野辺山ウルトラ。

やっとおにぎりをいただき、バナナやオレンジを補給。

預けた荷物は、スルーして先に進んだ。

10:34フル地点通過。


いよいよ暑くなってきた。帽子は八峰か滝見どっちかに預けたけどどっちだったか忘れた。

額に巻いたターバンを頭全部に被せ直射日光を凌いだ。

まだたまに腹痛が襲ってくる。反対車線の常設トイレにより、落ち着く。

私設のエイドで水を頂いたりそれで首を冷やした。

そばエイドは行列の為、スルー。

北相木村役場までのアップダウンもしんどかった。なかなか辿りつかない。向こうから来る人がうらやましい!

到着するなりまずはコーラ!コーラうまいっ!ちゃんとバナナも補給。

休む間もなく来た道を戻る。自分も戻れる喜びを元気に変える。

私設エイドの野沢菜漬けがめちゃうまだった!

「今年もお世話になりまーす」と挨拶しているランナーさんもいた。

別のちょい私設エイドで、カリカリ梅をいただき、元気が出た。

本コースに戻ってきた気持ちで、滝見の湯を目指す。なかなかの上り坂が続く。

走れないわけではない。でも走り続けるのはきつい。

10歩数えながら歩き、10歩走る。と決めごとを作り、ちっちゃい目標達成を喜ぶ。

走れるなら10歩走るを10回繰り返す。

「完走したい♪完走したい♪」をリズムに腕を振る。

大体14時半頃、滝見の湯に到着。予定より1時間遅い。けど、さらに遅れてないことに少し安堵しながら荷物を受け取る。

日陰を探したがほとんどなく、かろうじてあった日陰にお二人いたとこにご一緒させていただき、まずはシューズの交換。インソールも変えて。レッドブルがうまい!クーラーバックに入れてこればなお良し!来年出るとしてら真空フルーツパックを凍らせとくのもいいな!500ペットを凍らせて、手ぬぐいを濡らせて首にまくのも熱中症対策になるな。

羊羹も食べて、ホッとしたいとこだが、時間が無い。やることやって歩み始めた。着替えもしなかった。帽子は八峰の湯だった。

いつの間にか、えぐい上り坂になる。高低図をみると、そうか!馬越峠だ!これが噂の馬越峠か~!負けない!!走れないけど。

良いトレラントレーニングになるとか自分を奮い立たせ、でもやっぱり持ち悪くなる!深呼吸を繰り返す。ハチミツ飴をなめる。

そういえば!かみさんに連絡してなかった!(;゚д゚)

予定では17時台でゴールだったけど、ごめん!19時ゴールを目指してます!

はいね~!と、すぐに返事が返ってきて、甲斐駒を眺めながらお茶してる写真が送られ、そっちはそっちのスタイルで楽しんでいることに、気持ちがほころぶ。

わっせわっせ登り続け、やっとの思いで79キロ地点馬越峠、16時に到着。吐いてしまうかもしれないと思いつつジェルを口に入れ、水で流し込む。吐かなくてよかった。

5分滞在。あと21キロを175分。キロ9分ではアウト。厳しい…

よし、行くぞ!

それにしても馬越の親分は厳しかったな~とさっきのこと思い出しながら、思い出に浸りながら下り坂を走る。意外と走れた。

ここで走らずいつ走る!

苦しさ辛さも楽しめ!

とかどっかで聞いたり見て覚えた格言が出てくる出てくる。そんな自分に酔って泣く。
 
自分のリズムが完走したい!から完走するぞ!に変わってた。そのうち、「絶対完走!!」になった。また10歩歩く。10歩走る。

ザムストの大腿サポーターが痛くなってきたのではずした。ツル心配はなさそう。

前後の人と抜かれる抜くで、力をいただき、気づくと向こうの方でアナウンスが聞こえてきた!盛り上がっている。

ゴールが近いことを感じ取るが、進む方向はそっちでなく、遠ざかっていく。どんどんどんどん、遠ざかる。


でも距離表示はあと2キロ。もう走りたくない。歩いて間に合う。と甘え?がでる。

あと1km、18時42分。


もう走りたくない。どんどん抜かれた。

最後頑張って-!!と知らない自分に声援を送ってくれる人がいる。

家族がじっと待つなか、後ろから来たようで、急な大声の声援にびっくらこく。

ゴールでこんなに待っていてくれる人がいると相当嬉しいだろうなぁ~。

自分もついにゴールだ!

写真を気にして前方の皆さんはゴールテープを待ってる人もいたので、自分もそうしようとしたら、ゴールテープをやってくれた瞬間、後ろからヒョイと先に入られた…。でももうそんなことはどうでもいい!憧れた野辺山ウルトラ完走だ!

完走メダルをおばちゃんにかけてもらった!心のこもったことを言ってもらえて、号泣しそうになるのをぐっとこらえて握手をした!

完走メダルを握りしめて、完走を実感した。

そばにいたランナーさんに声をかけ、写真を撮りあった!握手しながら健闘を讃え合った。

自分は今までのマラソンでこれほどの達成感を味わったのは、初めてだ!

途中の自分の弱さや足りなさを受け入れて
とにかく進むしかない。

悔しさから達成感へ。

これは虜になる。

来年はこうしようとか、もっと速くゴールしたいとかあるけど、本当に素晴らしい体験をした。



野辺山ウルトラマラソンを支えていただいたボランティアの方々、私設エイドの方々
に感謝しながら平凡な日常を送っております。

出場された選手の皆様、おつかれさまでした!!





5月22日の日曜日、満を持して臨んできた、初めての野辺山ウルトラマラソン。

ざっくりとした目標としては、42キロを4時間半~5時間。42キロ~71キロまでの29キロを3時間半。71キロ~100までの29キロを4時間~4時間半。で12時間台でゴール。

としていた。

着替えや荷物預けポイントも八峰の湯と滝見の湯にそれぞれ準備した。

八峰の湯では、ジェルやアミノ酸、MAGMA、magonなど回復サプリ系のみ。レッドブルも1本。

滝見の湯では、同じように回復系サプリと着替えとランシューの替えを用意した。

糖分を補うよう、ハチミツ飴と塩分補給に塩熱飴も持った。

ウェアはファイントラックのドラウトエアーとインナーにフラッドラッシュパワーメッシュを着た。

ふくらはぎと大腿にザムストのサポートをはいた。

シューズはスタートから71キロまでをアディゼロマナ7。

滝見の湯で、アシックスGTNew York2000に履き替える予定にした。

テーピングは、腰と横腹、ハムストリングに。膝もニューハレのエックステープを。

首に貼るのを忘れた。

そんな感じで土曜日の夜勤明け。昼寝後、当日朝飯の為に梅とシャケのおにぎりを握って、16時家を出発。

増穂のはま寿司で夕飯にして、20時半に道の駅南きよさと到着。寝床準備をして、10時には寝たかな。

2時20分に起床。朝メシを食べて出発前のトイレは全然出る気がしない。

3時に道の駅を出て、20分もかからず会場に着いた。交通規制前で目の前まで車で来れてよかった。

3時半、すぐに受付をし、体育館でゼッケンなど準備をする。荷物預けの袋は別でもらうことになってて、もらいに行くと凄い沢山の人で賑わっていた。

4時半、準備と補給を済ませ、荷物をそれぞれのとこに預け、ホットココアを飲みながらスタートを待った。

そーいや、トイレ行ってない。まだあまりもよおしてこないし、長丁場のレースだから途中で寄ろうとお気楽にスタートを待ち、日が昇り初めいよいよスタートー!!
二年前、富士五湖ウルトラマラソン完走出来たことで、奥三河パワートレイルにエントリーできた。

そして、70キロトレイルレース初出場をとても楽しめた!

トレイルレースは去年の6月に忍野高原の30キロトレイルがデビュー。

その時はとにかくがむしゃらに登って下って、中間地点で吐き気と悪寒に襲われて、走れなくなり、歩き続けてゴール間近で小走りしてなんとかゴールできた。

その記憶と第1回奥三河パワートレイルの完走率の低さを考え、気持ち良く走って登って良い感じにゴールできるよう、イメージしてトレーニングしてきた。

来年か再来年100マイルのUTMFに出場してみたい。出られたら絶対完走したい!

今回の奥三河パワートレイルは、富士五湖100キロ完走があっての出場権獲得。

努力は実を結ぶことを感じ、本当に嬉しかった!

嫁さんと山登りを始めて4年が経つ。

パワートレイルのコースになっている岩古谷山や宇連山はハイキングにも何度か行った。

始めて岩古谷山に登った時は、登りの高度感にビビり、尾根のクマンバチに逃げ惑い、山頂からの景色に感激し、山頂からの下山口がわからず、鞍掛山方面に進んでしまい、シャリバテ、焦り、あの高度感ハンパない上ってきた道を降りる覚悟と恐怖に怯え、下山口を見つけ安堵したつかの間、晴れ間から曇り空、ゴロゴロと雷様が鳴り始め、なんとか降り出す前に山をおりてこれた。


道迷いや気象の変化で山の素晴らしさよりも山の怖さを強烈に体験した。

岩古谷山から鞍掛山へ行く人もいるなんて凄いねーと、嫁さんと話もした。

山から山へ繋いで歩くことを「縦走する」という言葉もこの時くらいに知った。

そんな自分が縦走とかトレイルランレースで岩古谷山から山を繋いで湯谷温泉まで走るなんて考えもしなかった。

正直、自分に感激している。

オレ、イケてるじゃん!みたいな。

そんな風に思わせてくれたのは、いつも一緒にいる嫁さんのお陰だ!

こんなクリアーな気持ちでいられるばっかでないけど、こんな気持ちになれる伸びしろがまだまだありそうだ。

山とランを通じて、感謝の気持ちを拡張したい!

今は素晴らしさしか想像できない100マイル、憧れUTMF。

あのゴールを目指す!