イエローナイフ旅行(15)2日目オーロラ鑑賞ツアー1回目 | デコぽん日記

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旅行記(15)にしてようやくオーロラ鑑賞ツアー出発です☆
この旅行記のハイライトになるはずのオーロラ鑑賞ツアーなのですが、最初にお断りしておきますが写真はないです(`・ω・´)
正確に言うとキレイな写真が、ないです(^▽^;)
出発前にさんざん悩んだのですが、一眼レフもミラーレスも高級コンデジも三脚も買わずに出発しました。持って行ったのは、ソニーのサイバーショット、DSC-WX300。
ツアーで一緒になった方で一眼レフを持っている方に何枚か写真を撮っていただいたのですが、掲載の許可をいただいておりませんし、私のブログにはちょっと残念な写真くらいがちょうど良いので、技術がなくてもコンデジでもこれくらいは撮れるのね、と参考にしていただければと思います( ̄ー☆

オーロラ鑑賞ツアーはベックスケンネルさんにお願いしました。→手配についてはこちら☆
【パッケージ内容】空港送迎、防寒服、オーロラツアー3晩
【料金】400カナダドル+5%税金(ポーラースイートさんを通したので15CAD割り引かれています)

防寒服は空港送迎していただいた時に受け取っており(サイズは事前にメールでやりとりしています)、お迎えの時点で着用して待ちました。

私達が訪れた時(12月中旬)はものすごく寒くて、日中でもマイナス30℃近く、夜は体感だとマイナス40℃位だとガイドさんがおっしゃっていました。
防寒服の中に着たのは、下はタイツ、ユニクロの極暖のスパッツ、靴下、腹巻、上はやはり極暖、カットソー、インナーダウン、フリース。
そしてカイロを背中とお腹と靴下に貼って、ポケットの中に貼らないカイロを入れて、ニット帽を被って、ネックウォーマーをしてその上にモコモコのスヌードを被り、100均で売ってる薄手の手袋をはめた上に防寒服セット(上下とブーツとグローブ、フードも被ります)を着ました。
ブーツの中は蒸れて汗をかくとそれが凍って冷える原因になるので本当はあまり重ねばきなどしない方が良いらしいです。
薄手の手袋は替えも含めて2枚持っていきました。カメラの操作などをする時はグローブを外さないとできないので必須です。
ニット帽はカメラを温めるために使っても良いし、あると便利です。

この日のお迎えは、21:40〜21:45頃。ポーラースイートはホテルと違ってロビーがないので玄関前で待つように指示されました。
この日のドライバー兼ガイドさんは空港にお迎えに来てくれた方と同じ方で、年配の男性Sさん。
何箇所か回ってツアー参加者をピックアップします。
ツアー参加者は、大学を休学して世界一周旅行中の男の子(イエローナイフが最後の地でこの後日本に帰るそう)、ビクトリアに留学中の女子大生、トロントでワーホリ中の女子大生2人組(3日間一緒)、そして私達の計6名でした。

全員をピックアップした後、15分ほどでベックスケンネルの事務所に到着。
私は用意されていた防寒服が合わなくて、ここで交換してもらいました。

この日はスノーモービルで、いや、スノーモービルに引っ張られたソリで観測用のキャビンに向かいます。
これは特に希望したわけではなく、空港でガイドのSさんにお会いした時に今日はラッキーだよ〜、スノーモービルでキャビンに行くからね〜と言われて、へ〜面白そうと思ったのですが大間違いっ!!過酷な旅になりました((>д<))

この日の参加者の1人が犬ぞりで行くオーロラ鑑賞のオプションをつけていて、それを実行するために犬ぞりで行けるキャビンに行くことになり、そのルートが凍った湖の上を通り抜けるのですがまだ車で走れるほどに湖が安定していないため、犬ぞりオプションを頼んでいない5人はスノーモービルではなくスノーモービルに引っ張られたソリ、ていうか”箱”に詰め込まれて運ばれていったんです。

気分はドナドナ。

1人はスノーモービルの後部座席に座れたので(夫が座りました)、箱に詰め込まれたのは4人。
暗くてよく分からない中箱に乗り込み、ゴワゴワした毛布を掛けられて出発。
メッチャ寒いし、メッチャ揺れる〜( ̄□ ̄;)
揺れるから腰もお尻も痛いし、寒さで顔も痛いし、体勢変えたいけど身動き取れないし、なんの罰ゲームかと思いましたo(_ _*)o

ちなみに犬ぞりオプションの方とスノーモービルの後部座席に座った夫はとっても快適で楽しかったそうです( ̄^ ̄)
ただ、犬ぞりオプションは往路のみなので帰りは5人が箱に乗ることになります。帰りのスノーモービルの後部座席はもう1人の男性と交代したので夫にも復路は過酷な体験をしてもらいました( ̄▽+ ̄*)

通常の犬ぞり体験オプションで走るグレースレイクという湖を通り、もう1つ名前のない湖を通り抜け、やっとの思いで辿り着いたキャビンがこちら。
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ベックスケンネルさんのキャビンで1番最初につくられたキャビンです。
この日は私達日本人旅行者だけの貸切。
最近のイエローナイフは大陸からのお客様が多いようで、日本人はなるべくその方達とは別のグループにしてキャビンを振り分けてくれているそうです。

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周りにはなんにもない。
この雪原は凍った湖で、この上に立ってオーロラを鑑賞します。
点々と並んでいるのは犬小屋です。

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キャビンの中はこんな感じ。
奥の部屋にはベッドもあります。朝までキャビンに滞在するツアーもあったのでその際に利用するのかな。トイレもあります。
冬のシーズン中はずっと暖房を入れっぱなしにしておくそうで、中はとっても暖かいです^ ^

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暖かいスープやホットチョコを用意してくれています。

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バノックという発酵させないパンも。

オーロラはずっと出ているわけではないので外に出て待つしかありません。
とにかく外は体感マイナス40℃なのでメチャクチャ寒いので耐えきれなくなるとキャビンに戻って暖まってまた外に出て待つことの繰り返し。
若者達は最初は頑張って外に出ていたのですが、後半はずっとキャビンにこもっていてオーロラが出た時に呼びに行ってあげていました(^▽^;)
カメラも犬ぞりオプションの方が一眼レフを持っている他はみんなコンデジかスマホしかなくて、オーロラ写真をガッツリ撮るぞーという人はおらずのんびりした雰囲気でそれはそれで良かったです。
スマホはマイナス40℃の中では全く機能しませんでした。私はiPhone7なのですが、外に出して数秒で反応しなくなりました。キャビンに戻って温めると動くようになります。
繰り返しますが持参したカメラはソニーのサイバーショットDSC-WX300。
こちらは機能しましたが電池がものすごいスピードで減ります。
外にいる時は基本的にカイロを入れた防寒服のポケットにニット帽に包んだ状態で入れておき、オーロラが出たら出して撮るようにしていました。
キャビンに戻る時は結露が出ないように外でジップロックに入れてから中に入り、キャビンの中ではジップロックを開けないようにしていました。
一眼レフを持っていた方はそういった対策を全然していなくて後半はカメラの調子が悪くなっていたようです。
電池の減りについてはどの機種でも同様だと思いますので写真を沢山撮りたい方は予備の電池は必須です。
撮影の注意点や設定についてはナヌックオーロラツアーズさんやオーロラ情報局さんが詳しく紹介してくださっています。

私のDSC-WX300で撮った写真は、
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コンデジの割には頑張った方ではないでしょうか:*:・( ̄∀ ̄)・:*:←そうでもないか

でも、他の方のコンデジには写ってませんでしたから、オーロラ(`∀´)

今後のオーロラに関する写真は、サイバーショットの自動設定機能のシーンセレクションからISOという設定にして高感度の状態(ISO12800、F値3.5)で撮っています。
この日のオーロラはレベル3くらいです。

レベルの低いオーロラは雲のような感じでモヤっと白く見えるんです。
星が綺麗に見えるくらいの快晴だと分かりやすいのですが、お天気がはっきりしない日は雲なのかオーロラなのかよくわからない時もあります。
そんな時は写真に撮ってみて緑に見えたらオーロラ、見えなければただの雲です。
そのまま肉眼では白くしか見えないまま消えてしまうこともありますが、段々と濃くなっていって緑に見えることもあるので、白っぽいものが出て来たらみんなを呼びに行ってじっと見守っていました。
大体レベル3以上だと肉眼でも色が見えると言われています。

カメラについてですが、やっぱり性能の良いものを買えば良かったです(´・ω・`)
でも、カメラ初心者が極感の中操作をするのはかなり難しいので、高級コンデジが良いのではないかと。
ギリギリまで買うか迷ったのはキャノンのパワーショット。
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星空モードというのがあって、面倒な設定をしなくてもシャッターを押すだけでかなり綺麗な写真が撮れるようです。
三脚についてはあるに越したことはないと思いますが、一眼レフを持っていた方が使わずともそれなりに撮れていたので荷物になることを考えるとなくても良いのかなぁと思いました。本格的に撮る方はもちろん必要だと思います。
風が強いので強度のしっかりとしたものがオススメされていますが、そうなるとかなり重くなります。
風が強い印象もなく、冬に関しては雪に埋め込んでしまえば軽量の組み立て式でコンパクトになるものでも十分な気がしました。ないよりはあった方が良いので。

外で防寒用のグローブを外すと凍傷になりそうなくらい指が痛くなるので作業している場合ではありません。(一瞬で睫毛も鼻毛も凍ります)
カメラの設定や三脚の組み立てなどはあらかじめ室内で済ませておくことは必須です。

あって良かったのは懐中電灯。100均で買った小さいサイズのものを持って行きましたが結構役立ちました。
手元を照らすのにも必要ですが、オーロラをバックに人物を入れて写真を撮るときの照明として使えます。

この日は中々オーロラが現れてくれず、ちょっとでも離れた隙にオーロラが出たらやだなぁと思って寒さの限界まで外に居て、キャビンで温かい飲み物を飲んでまたすぐに外へ出るを繰り返して何回かオーロラを見ることができました。
3日間一度もオーロラを見ることができなかったらどうしようと思っていたので、とりあえず目標達成です(^o^)
この前々日は全く見えず、前日もうっすらしか見えなかったようでこの日に帰る予定の方も喜んでいました。

とりあえずオーロラを見ることができたので2:00頃キャビンを後にして、箱に詰められてベックスケンネルさんの事務所に戻ります。

事務所で少し休憩した後、車で各宿泊先に送っていただきました。

防寒具はツアー終了日まで借りっぱなしなので昼間に出かける時にも使用することができます。

ベックスケンネルさんのツアーは参加者が少なかったこともあると思いますがアットホームで良かったです。
ガイドさんに関しては、積極的にオーロラについてや写真の撮り方などを教えてくれるわけではなくその点では放置されます(^▽^;) 
おしゃべりは好きな方だったのでどうでも良い話はずっとしていましたが…( ̄∇ ̄+)
ガイドさんというより段取りしてくれる事務局の人って感じでした。
質問すればある程度は答えてくれますが、ガイドさん頼りではなく事前に知識を持っていた方が良いと思います。
あっ、でも、最終日だけ違うガイドさんが担当してくれて、色々教えてくれたのでガイドさんによるのかもしれません。