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むかしむかし
ドコココあーやんが小学生の頃のお話です。
当時はリコーダーストラップなんてなかったし
リコーダーに彫ってある名前も
ぱっと見わからない。
その時は音楽の授業中で
リコーダーは袋から出した状態で
6人がけのオルガン兼机みたいなのに
座っておりました。
その6人がけのオルガンは
蓋を閉めれば完全にフラットになるから
リコーダーがコロコロ転がって
他の子のところに行ってしまうってことも
普通にありました。
6人のリコーダーが
コロコロとオルガン上で集まって
それぞれぶつかって止まっている状態になることもありました。
それでいざ吹く時に
自分の名前がすぐに見えるといいけど
見えないこともあり
人のリコーダーを持たないといけなかったり
そもそも
人のが転がった場所に
自分のリコーダーが転がるのもちょっとね。
それでいざ吹こうと
なぜか自分のものと信じたリコーダーを
口に咥えると
ザラ……
ザラザラ…
ザラつく舌触り……
えっ…
恐る恐る名前をみると
自分のじゃなーーーーーい!!!!
ひえーーーーー!!!!!!!!
しかも男の子!
すでにその子も私ので吹いてる〜
気づかずに吹いてる〜
気にせず吹いてる〜
すぐに先生に伝えて
うがいしに行って
リコーダーも洗った。
でもあのザラザラの吹き口の感触が
今でもずーーーと忘れられない。
涙
ちゃんと確認しなかった
自分が悪いんだけどね。
涙
ちゃんと覚えてないけど、
たぶんみんな手に取ったあとに
最後に残った一本のリコーダーだったから
自分のって思ったのかな。
馬鹿野郎!自分!
自分のって一目でわかることは
ほんとに大切だと思った。
今はオルガンの連結された机ないかもしれないし
手に持つように指導されるかもしれないけど
当時は普通にその辺に置いてた。
ストラップで首に下げておけば…
何か目印でもつけておくべきだった。
今でも忘れられない出来事。
思い出したらゾワッとするぜ。