香川県内の若手建築士らが作製した古い小建築のリスト「街角遺産」が、日本デザイン振興会の主催する本年度のグッドデザイン賞に選ばれた。時代の変化の中で忘れられつつある倉庫や住宅などを選んで活用策を検討する取り組みで、「社会貢献活動のデザイン」分野での受賞となった。
Gマークとして優れた工業デザインなどに与えられる同賞だが、新しいビジネスモデルや社会貢献活動も対象とされる。
街角遺産は、香川県建築士会東讃支部青年部会(多田裕之部会長)が企画。公的機関の保存指定は受けられないが、地域に溶け込んだ古い建造物を対象に会員たちが香川県さぬき市内と香川県三木町内でリストアップし、傷み具合などに応じて3段階にランク付けしている。
同会は昨年3月にそれら126件の写真パネル展を開いたが、その後、香川県高松市の庵治、牟礼地区でも新たに調査を実施。1月22日から29日まで同様の展示を庵治観光交流館でも行う。同会は「受賞を機に街角遺産の一層の認知度アップを目指したい」としている。
本年度は1112件が受賞。香川県関係は、香川大と富士通が共同研究した障害児の生活・学習サポート携帯電話用アプリが同じ分野で受賞するなど、計5件が選出。大賞にはホンダのカーナビ情報提供サービスが選ばれた。
出典:四国新聞