獄窓記 | 読ログ

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獄窓記
獄窓記 山本 譲司

ポプラ社 2003-12
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おすすめ平均 star
star禍福はあざなえる縄の如し
star読み応え十分です。
star社会勉強になった一冊です

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累犯障害者を見た後、この人の本をもう少し読んでみたいと思って読んでみた、
秘書給与事件で検察にとっ捕まるところから、刑が確定して、刑務所に服役して、それから出てくるまでをつづった手記。「刑務所の中」を読んだ後だと、ビジュアル的に光景が浮かんでくる、こういう特殊世界の話は、映像(漫画を含む)作品をみてから読むと脳内で映像が浮かぶようになるので、そのあとで読んだほうがいいと思う。
訴えられて、捕まるところまでは個人の私小説みたいであんまりおもしろくない。刑務所で障害者とカまともに働けない人たちの作業助手の体験について語るところから面白くなってくる。まともに作業ができないので、色違いのろうそくをより分ける作業とか、結んだ紐を解く作業とか、(そしてその作業が終わったら、また元に戻したり紐を結んで、同じ作業をさせる)何も作業をさせないわけにはいかないからなんとか作業をさせるっていう、なんかどうしようもないような感じの刑務所の日常が語られる。
独房内で、ウンチを漏らしてその片づけをする話とか障害者の人が、刑務所が一番居心地がいいってかたる話が語られる。そして、刑務所内の医療のいい加減さとか。刑務所内で集団食中毒が起こるんだけど、結局なかったことにされるとか、糖尿病の人が具合が悪くなってそのまま死んでいってしまった話とか。
そして、後半の山場。辻元清美議員への私怨が炸裂する。いや、私怨っていうか結構正当なんだけど。刑務所の中にいるからっていって言いたい放題に他人を貶めてでたらめをいう辻元清美。すげーやべーとんでもねー。なんでこの人が国会議員をやってるんだろう。

全体を読んで思ったのは、やっぱ国会議員になるような人はアクティブさがちがうなーって思った。どんな出来事でも自分の中に吸収して糧にしてしまう。
この姿勢とかは学びたいと思った。