ここ数年、オーストラリアの大学は電子化が進んでいる。各大学が使っているのはブラックボードというソフトで、各科目ごとに掲示板、履修学生リスト、学生が参加するディスカッションフォーラム、成績表なんかがワンセットになっていて、学生がダウンロードするように配布資料をセーブしておいたり、学生のレポートを受け取って成績表と連動させたりなんかすることができる。


年々便利な機能が追加されていくにつれ、機械音痴が少なくない社会科学系のうちの学科では、発狂(?)する先生の数が増えている。とくに学期始めのこの時期は、ぼやく先生の多いこと。かくいう私もドラッグ・アンド・ドロップのしすぎで腱鞘炎になった。


ところで、学期始めにブラックボードと悪戦苦闘するのは、なにも教官ばかりではない。ディスカッションフォーラムで、学生同士が講義の録音ファイルのダウンロードの仕方なんかを話し合っていたりする。私の科目は、ブラックボードの使い方を学ぶ科目じゃないというのに。まったく情報化もよしあしといったところだ。

オーストラリア公共放送ABCの人気番組「フォー・コーナーズ」(日本のNスペみたいな感じ)で、ニュー・サウス・ウェールズ州の警察の話をやっていた(番組の放送原稿はこちら )。警察が街で麻薬を売っているという。

ニュー・サウス・ウェールズ警察は麻薬の密売をやっているといううわさは昔からあった。しばしば、テレビの討論番組なんかで社会福祉の専門家が、「この国では麻薬は警察から買うことができるというのは誰でも知っている」なんていう話をしていたりするくらいのものだ。

昨日のフォー・コーナーズを見るまでは、「汚職」警官が麻薬を「密売」しているんだとばかり思っていた。フォー・コーナーズによると、麻薬は警官が職務として売っており、売り上げは国庫(州だから州庫?)に帰属していたそうだ。警察大臣も了解していたという。これにはさすがに驚いた。