注)この記録は,すでにレストアが完了した車両のものです.


2022年の散財一発目は,実は復刻版のオプティマミッド.
通販サイトで予約受付が始まったと同時に予約してたので,発売日には到着.
当初はキット通りに組み立てて楽しむつもりだったけど,開封して部品を眺めているうちにロクでもないこと思いついて・・・

「レストア」+「モディファイ」=「レストモッド」という造語が,実車のレストア界隈で使われてる.
車体はオリジナルを活かしつつ,エンジンや足回りなど走行性能に直結する部分を,最新の車から移植したりワンオフで作ったりして,旧車だけど日常のアシとしても快適に乗れるようにしたり,サーキットで思い切り遊べるようにしたり,てことらしい.

つまりミッドスペシャルの駆動系やサスペンション廻りを復刻オプティマミッドから拝借して,気兼ねなく走らせられるミッドスペシャルを作ってやろう,て話です.


クリアしないといけない課題が,ベルトの規格違い.
当時のベルトはインチ規格(XL)なのに対して復刻版はミリ規格(S3M)
ミッドスペシャルはホイールベースが約18mm延長されてるから,キット付属のベルトは短すぎて使えない.


汎用のタイミングベルトを通販しているサイトを探して,S3M規格のベルトを入手.
最初は,当時物に近い周長のベルト(645)を買ったが,これは失敗.
デフが新設計になった結果,プーリー直径も大きくなっていた様で少し長いベルト(657)にする必要があった.


当時,自分が辿り着けたサイトでは幅6mmのものしか扱いが無かった.
このままでは,プーリー幅に収まらないので・・・


自分でカット・・・3.5mm幅くらいでちょうど収まりました.


こんなので大丈夫か?
2年近く経過したけど,切れたりはしてないです.


シャシーに組付け.
長さも問題無し.


フロントだけ最初からユニバーサルを.


当時,オプティマ用の純正オプションは品薄で入手困難.
長さが近いアルティマRB5のユニバーサルを入れてみた.
アクスルシャフトが2mmほど長いのでカラーで対応.


サスペンションも取り付け完了でほぼ完成・・・と思いきや.
もう一つの課題が.
写真でも少し見えていますが,ロワ側のベルトカバーは当時のポリカ製が生きていたので再使用.
問題はアッパー側のベルトカバーが行方不明な事.
当然,復刻版用は長さも角度も合わず.


てことでワンオフで作製しました.
白色だから「プラ板ですか?」と訊かれることがあるけど,使った材料はテフロン樹脂の板(0.5mm厚)
水や油をはじく性質なので,パッキンやガスケットを作るのに便利.
軟らかくて加工しやすいからプラ板や塩ビだと割れてしまう90°曲げができるので好都合.
表面の摩擦係数も低い(ツルツルとよく滑ります)ので,中でベルトが当たってもダメージが少ないはず.

モーターにはタミヤのスーパーストックBZ.
ESCはホビーウィングの例のやーつ.
バッテリーは,Amazonで安かったNi-MH.

盆栽にする予定だったはずが,一気に走行可能なレベルまで完成!
だがしかし,初走行は散々な結果に・・・
続きます.

どく