本音をいうなら我ながらとんでもなく面倒臭い事を始めてしまったと後悔しています
・・・( ´•ω•` )
またコレは更新頻度が絶望的な私の責任ですがフローターにオススメなバス用6フィート未満ベイトロッドをとりまく環境が2022年の僅か1年の間に随分と様変わりしてしまいました。
まずは店頭在庫の枯渇からくる値上がり。
以前ならばタックルベリーの入口付近のカゴにぶっ刺さってたような物も多少状態が良ければ現在は5,000円弱の売価がついています。
ショートロッドブームが来た・・・?
という訳ではなく主だった要因としては2つほど考えられ
6フィート前後を標準とし各メーカーがこぞって販売していた時代から20年近く経過しいよいよ状態の良い中古品が無くなってきたのが一点。
もう1つはアジア系外国人の方の爆買い(笑)
私も2度ほどその場面に遭遇しましたが何故か
『MADE IN JAPAN』
『日本製』
の記載のある6フィート前後のショートロッドを大量買いし同時にシマノのスピニングリールもゴソッと買って行かれる
・・・( ´•ω•` )
お店としてはありがたい話なのかとは思いますが
フローター用なら安く済む!
をモットーにしてた私としては何とも複雑な心境なのです(笑)
その為『コスパ』に関してはあくまで私が購入した当時の感想とさせていただきます。
また、当然コレだけ間隔のあいた更新ですのでその間に増えたロッドも何本か
・・・( ´•ω•` )
それについては少しづつ追記してまいります。
前置きが長くなりましたが
それでは前回からの続きです
|・ω・`)コッショリ
『エバーグリーン編』
㉒
コンバットスティック
シューティンスター CSCー55L(改)
感度 ★★★
軽さ ★★★
使用感 ★★★★★
コスパ ★★★
5フィート8インチ、ミディアムファーストテーパーのライトロッド。
コンバットスティックはインスパイアシリーズも同じくステンレスフレームsicガイドのやや安価なモデルとチタンフレームゴールドサーメットガイドが装着されたTGモデルと2種類ございます。
今となってはチタンフレームにsicガイドという組み合わせが高級ラインのひとつの目安となってますがこの辺も時代の流れでしょうか。
まずややこしいのは55Lという品番なのに5フィート8インチあるという点ですね(笑)
本来ならば小型のプラグを扱うのに適したロッドだと思います。
このロッドに関しては元々がブランクスのみを入手しガイドやらグリップは後から取り付けた物で純正とは異なるため記載するのをやめとこうかと思いましたが
『アンダー6フィートのフローター用ベイトフィネスロッド』
のひとつの考え方の軸になると思い載せました。
というのも現段階においても6フィート(183cm)以下のベイトフィネスをうたったロッドは市場に少なく選択肢としては
メガバス・クリフハンガー(6f)
アブガルシア・ファンタジスタ(6f)
レジットデザイン・ワイルドサイド(5.8f)
汎用性を持たせたジャンルで
ツララ・コローナ58(5.8f)
くらいでしょうか・・・。
私もこのシューティングスターをベイトフィネス用として使い出すまではテンリューのウィップトップという先調子の巻き物用低弾性カーボンロッドを使っていましたがバイトはティップとラインで取るので問題無くともスモラバ等の底物を使った時にボトムの状態が全く分からなかった(笑)
またショートロッドの先調子にフィネス用の小さいフックは上手下手は別にした次元でバラしてしまう事がありました。
かといって市場に選択肢は無かったのでシューティングスターの出番となったのですが当時はガイドもマイクロガイドなんて気の利いた物は無くガイドポジションのみに気をつかいました。
何となくぼやっと見えてた
『フローター用ベイトフィネスショートロッド』
の理想系が
1.カーボン含有率はそれほど高くなくてよい。
2.一般的に中弾性~高弾性と呼ばれるカーボンが望ましい。
3.テーパーに関しては底物をシェイクした時にベリーまで振動しない程度で大きな負荷がかかったら胴から曲がってくれるもの(ミディアムファースト程度)
だったのでこれに限りなく近い仕上がりになってますが、おそらく純正状態でもそこまでの違いはないんじゃないかと思ってます(笑)
市場では古い物だけに状態の良いものはまず期待出来ませんが、現代のロッドデザインと比較してしまうと野暮ったく感じるデザインが気にならないという質実剛健なフローターアングラーには一度お試しいただきたい1本です。
㉓
コンバットスティックインスパイア
スーパーマシンガン ICSCー58MH・TG
感度 ★★★★
軽さ ★★★
使用感 ★
コスパ ★★★★
5フィート8インチ、ミディアムファーストテーパー?のミディアムヘビーロッド。
このロッドに関しては評価がスゴく難しい(笑)
作り、デザイン、世間の評価等、優れている事が分かった上で使いだした事で期待感の分、辛口になっているのかもしれない・・・。
実際、4回ほど使って魚もそれなりにキャッチ出来てはいますが一言でいうとブランクスが強過ぎる(笑)
デストロイヤーF5ー510くらいなのかもしれないがグリップが太短いのでどんなロープロフィールのベイトリールと合わせても長時間使ってると私の小さい手では小指やらその他もろもろが痛くなってくる(笑)
アルミボートでアシ際をピッチングで撃ち、引っこ抜くような釣りをするなら良いかと思うが引っこ抜けないフローターにこの固さ&ショートグリップはハートランドのヘビーフットボールジグスペシャルを彷彿させる
『手首破壊マシーン』
に感じてしまいました。
手が大きめでパーミングしてもしっくりくる方や、フィールドが5m以上水深のあるリザーバーでの使用なら良いかと思いますが私には合わず他に愛用してるラバージグ用ショートロッドとの生存競争に破れ長期間冬眠を余儀なくされている1本です。
状態の善し悪しは別にして市場でのたま数はわりと豊富な印象でインスパイアシリーズの中では比較的安価なイメージです。
㉔
コンバットスティック
レーザーショット GCSCー60ML
感度 ★★★
軽さ ★★
使用感 ★★★
コスパ ★★★★★
6フィート、ファーストテーパーのミディアムライトロッド。
正直に申し上げて現在所有する画像のロッドは割りと最近購入した
実釣未使用品(笑)
である為、評価については以前にオカッパリで使っていた頃の感想になります。
一昔前によく見られたいわゆる
『何でもロッド』
のミディアムライト版の1本。
当時は地元野池にこのロッドに当初はアブのSM3600Cを付けてましたが軽めのプラグが絶望的に飛ばなかったのでメタニウムXT(ワインレッド)に変えてみたら色々化けた(笑)
バスだけでなく事故的に雷魚、ナマズも釣れちゃったがギャンギャンに曲げられても何だかんだ寄せてくるタフなロッドです。
ガイドは
懐かしのチタンフレーム&ゴールドサーメットガイドのまーまーデカい口径にダブルスレッドとおよそMLロッドには過剰な仕様ですがコレも当時の味と思えば・・・。
ただし本体自重の重さ、太めのグリップや柔らかめのボロンロッド特有のややシャープさに欠ける組み合わせは最近の張りのあるシュッとしたロッドを好まれる方には向かないのかも知れません。
このコンバットスティックシリーズ、セカンドシリーズに関してはモデルによっては現在においても比較的安価な印象でフローター用としてはコスパにおいてかなりオススメな1本です。
『ノリーズ編』
㉕
ロードランナー 580SDH
アウトバック 580SDH
感度 ★★★
軽さ ★★★
使用感 ★★★★★
コスパ ★★
5フィート8インチ、スローテーパーのヘビーロッド
サブネームの
『Deep Water Jig』
というネーミングにコロッとやられ手を出した1本。
当初はまだビッグベイトという物が現在ほど認知されていない時代にアメモンのスイムベイトをメインに使ったりもしていました。
ラバージグで本格的に使いだそうとした時、こんなに硬いティップにスローテーパーでアタリが取れるのか?
という懸念はありましたが使いだしたらコレがどハマり。
現在のフローターでの
『ラバージグスイミング』
スタイルを確立させてくれる1本となりました。
ブランクスの感じから失礼ながらそれほど感度という物を重視した印象は受けませんがサブネームの通り深い位置で掛けた良型をバット付近から曲げながら浮き上がらせる様は海でのオフショアジグロッドを感じさせます(笑)
当然、掛けてしまえばバラしにくく引き味も存分に楽しめる特性から
『掛けてから楽しいロッド』
という印象が定着しましたがお店でプンプンと振って気に入る方は少ないような気がする(笑)
感度に関してはキンキンのジグロッドに比べればやや劣るので★3つですが
ラバージグを覚えたい!
ある程度狙って良型を釣りたい!
という方には是非オススメしたいロッドです。
中古相場に関してはノリーズ、ロードランナーネームが強く状態の良い物となればそこそこのお値段がついてるようです。
㉖
ロードランナー 600BSMH
感度 ★★★
軽さ ★★★
使用感 ★★★★
コスパ ★★★
6フィート、フィートテーパーのミディアムヘビーロッド。
フローターからの10g程度のラバージグ、テキサスリグを扱うには最もベーシックに感じる1本。
そういった点も相まってショートロッドをお持ちでない方とフローター釣行をする際に貸し出しするレンタル用として出番の多いロッドです(笑)
今でいう中弾性?くらいに感じるブランクスは完全に粘り系でその恩恵からか先調子ロッドにしては圧倒的にバレにくい印象ですが感度という点においてはおそらく及第点といったところ。
しかし元々接近戦を主体としたフローターゲームにおいては正直、感度というものより掛けてからのバラしにくさこそ重要な点であるように感じます。
余談ではありますが、ランディングネットを使うようになっただけでキャッチ率がグンとあがり、さらにそのランディングネットを柄が伸びるタイプの物に変えただけでもう1段階キャッチ率は上がりました(笑)
中古相場に関してはロードランナー、Nシステム、アウトバックと比較的たま数は多いようで580と比べれば比較的安価ではあるもののやはりロードランナーネームは強いのかな・・・って印象です。
㉗
ロードランナー 600BSM
アウトバック 600BSM
感度 ★★★
軽さ ★★★
使用感 ★★★★
コスパ ★★★
6フィート、ファーストテーパーのミディアムロッド。
これもまたロードランナーの何でもロッドな1本ですが私の使い方としてはフロロ10Lbを巻いたベイトフィネスリールと合わせ5g以下のスモラバメインで使用しています。
単体で振ってみるとロードランナーシリーズにしては一見シャープな印象を受けますが魚を掛ければ特有の粘りは健在。
おそらくですがスモラバというルアーにおいて『数』は1番多く釣ってるロッドです(笑)
もちろん軽めのプラグとも相性良く、良くも悪くも器用貧乏な1本。
中古相場に関しては先程の600BSMHと同じ印象です。
『フェニックス編』
㉘
FJ58 フットボールジグスティック
感度 ★★★
軽さ ★★★
使用感 ★★★★★
コスパ ★★
5フィート8インチ、スローテーパーのヘビーロッド。
まずグリップについては本来コルクですが購入時に既に割れてボロボロだったのでEVAに交換してあります。
あえてここにアメモンのフェニックスのロッドを入れ込んだのは理由があり、このスペックを見てピンとくる方もみえるかもしれませんが溺愛する
『ロードランナー 580SDH』
とそっくり(笑)
あえてツッコミませんが曲がり具合、使用感等も大変良く似ています。
その為、基本的に評価も580SDHと同じような感じにはなりますが唯一違うとすればパッと探してスグ見つかるようなロッドでは無いのかな・・・。
誇らしげに『IM6』の刻印はあるもののこの時代はこれを印字するのがある種のステータスのような風潮がありました。
しかしフローター、ショートロッドには相性の良い粘り系ブランクスで個人的には好きな感じです。
フェニックスというとおじさんには
『上州屋で売ってたなんか高めなアメモンロッド』
『ツララ編』
㉙
ガーゴイル63
感度 ★★
軽さ ★★
使用感 ★★★★★
コスパ ★★
ツララ✕ドランクレイジーのコラボロッド。
なかなか表現が難しいのですがMAX4ozとなると
6フィート3インチ、ミディアムファーストテーパーのエクストラヘビーロッド
なのかな?
ワーム、ラバージグ等主に底もの主体とした評価なので★は厳しい印象ですが基本、大江川での巻き物専用として愛用しています。
巻き物用というだけあってキャストフィールや掛けてからの粘り具合はフローターからであっても爽快そのもの。
ただMAX4ozというのは投げれるのかもしれないが気持ちいいのは2ozまで。
最もフローターで4ozはおじさんにとって苦行でしか無いのでまず持っていかないw
個人的には3/8~2ozがベターに感じます。
一応、水深のあるリザーバーで直リグ等も試し何本か釣りましたがお世辞にも感度が良好とは言えないものの何故か重めのセンコー5インチを使った
『ジグヘッドワッキー』
とは相性が良かった(笑)
巻き物全般の相性が良い中で日中に何とか1本出したい時の対策として
シャッドテールワームのウエイテッドを試したところこれは正解。
まずカバー多めの大江川の岸際へまるで自分が上手くなったのかと錯覚するほどスパスパとスキッピングが入る入る(笑)
掛けてしまえば余程バレることも無いので存分に引きを楽しめます。
大江川フローターでは時に現役を引退させた?ややクラシックな丸型リールを合わせスピナーベイトやチャターを投げることもありますが
お呼びでないスペシャルゲストもしばしば💦
このサイズがきても普通に楽しめてしまうのもこのロッドの魅力です。
唯一、難点をあげるとするならグリップエンドのバランサーの接着が新品中古問わずやや弱いのか、フローターのロッドホルダーに乗せてバットエンドが水についてる状態が続くと知らないうちにガーゴイルの如くFly awayしていきます(笑)
タバちゃんの新品で買って間もない同モデルがそうなったのを聞き自分のもチェックしたら既にグラッグラでした(笑)
中古相場としてはツララネームが強く割高な印象ですが元々5万円近いロッドなので妥当と言えば妥当なんでしょうか?
ボンバダのショートロッドやモンストロの長めなロッドの中間位置というところでその辺に比べれば安価な部類には入ってると感じます。
㉚
ハーモニクス コローナ58 LBCーHX
感度 ★★★★
軽さ ★★★
使用感 ★★★★
コスパ ★
5フィート8インチ、ミディアムファーストテーパーのライトロッド。
ベイトフィネスを謳うロッドで唯一の現行品(笑)
中古ではありますがフェンウィックのエイシス510と同レベルの価格帯でした💦
誠に失礼ながらツララロッドのイメージやマイクロでは無いガイドシステムを払拭させる程に感度は良好でした。
ただツララ特有?の良い意味でのダルさは健在で買ってはみたもののどんなリールを合わせ何を投げれば良いのか試行錯誤することに・・・
スモラバやオフセットフックのライトテキサスのようにビシッとあわせるにはダルい印象を受けるブランクス・・・
かと言ってスモールプラグ専用にこの価格帯のロッドはなんかもったいない・・・
そんな試行錯誤の中
『巻かないべロディ』
との組み合わせ。
この釣りに関しては通常のべロディのイメージと比べるとやってる事は繊細ですしかなりカバーの奥まで入れる必要があるため掛けた後は結構強引にひっぺがす(笑)
ただ強引さにもさじ加減は必要であまりやり過ぎるとブレディのフックが開いてしまう。
そういった点も考慮して現在、リールをベイトフィネス用としてはボディ剛性、ドラグ耐力共に強めな
アブガルシア LX992Z
との組み合わせで使ってます。
この使い方が正しいのかは別にして1つのスタイルが確立出来たのは釣りの引き出しを増やす上でも大変喜ばしい事なんです。
ロッドを曲げて獲る喜びが味わえる1本ですが先程も記述した通り中古品であっても流通価格はかなりお高め💦
もちろん所有感という点においては★5つですけどね(笑)
さてこんな感じのvol.3
いかがだったでしょうか?
オススメばっかやん!
といわれれば確かにそうなんですが、そもそもあまり勧められないような物を手元に残してる理由もない訳なんです💦
また、あくまでフローターで私が使ってみた感想であって個人差はありますし、これがボートやカヤックならまた違った評価にもなってくるのではないでしょうか?
それではまた次回vol.4でお会いしま・・・
出来たらいいな
|・ω・`)コッショリ✨