授業の準備も授業も教室掃除もトイレ掃除も

 

すべて私が一人でやっています。

 

数知学院は、最初12名の生徒でスタートしました。

 

それから人数も増えていって、

 

最大160名までなりました。

 

そのとき先生を数名雇っていたのですが、

 

いくら研修をしてもやはり個性が出てしまいました。

 

私が信じる生徒の指導法や

 

やらなければならない勉強の仕方を

 

自分流にアレンジしてしまうのです。

 

それがいいほうに行けばよかったのですが

 

ある日、講師が休んだ時に私が授業をしました。

 

生徒から「塾長の授業のほうがいい」と言われました。

 

うれしい言葉だったのですが、そこに問題がありました。

 

次の日から、その先生の授業が終わると

 

生徒たちが私のところに質問に来るようになりました。

 

授業を聞いてなくて最初から全部質問してきました。

 

「生徒が理解できないのは教え方が悪いからだ」

 

私の信念から言うと先生の指導が悪いことになるのですが

 

私が余計な授業をしたために、

 

生徒に比較する機会を与えてしまったのです。

 

講師も生徒も怒ることができずに困り果てました。

 

悩みぬいた末に、生徒の学力差があっても対応できて

 

私のみが指導することで講師に頼らないですむというとで

 

自立学習個別指導へ切り替えることにしました。

 

しかし、これもやっているうちに私の方針と合わないと感じ

 

初心に戻って私の一斉指導の授業にしました。

 

私が納得できる指導ができて、生徒たちの成績も上げられて

 

当たり前のことができる人に育てることができると思える

 

1学年10名前後の人数しか預からないことにしています。

 

塾生が社会に出た時に立派にやっていける基礎作りをする

 

それが、私の変わらない信念です。

 

私の信念と指導方法はほかの人にはまねできません。

 

だから、ほかの人には任せられません。