筑後川昇開橋
GWは、あちこち出かけましたが、5月4日に熊本から佐賀へ向かいました。
いくつかルートがあるのですが、今回は、有明海沿岸道路を通って行きました。
その途中で、筑後川に架かる昇降式可動橋、筑後川昇開橋に立ち寄りました。
国指定重要文化財に指定されるだけあって、立派な鉄橋です。
現在、日本の可動橋は、なかなか動くところを見ることができないのですが、ここは、管理人さんがいて、動かしてくれます。
旧国鉄の橋梁で、電車1両分の幅しかありませんが、歩道橋としては、十分な幅です。
だんだん上がっていきます。巨大な橋桁が動くので、とても面白いですし、現在もスムーズに動くことが素晴らしいと思います。
ちょっと上がったところで止まります。ちょっと上がっただけでもかなり感動します。
橋桁が上がると、向こう岸が遠く感じます。
橋桁を下げて、一番にわたるのも管理人さんの役目なのですね。安全確認。
国指定重要文化財の看板もありました。
現存派な私は、歴史的に重要な建造物や橋梁をその場所にそのままずっと残していってほしいです。
そして、近くを通る有明海沿岸道路も少しずつ開通してきています。まだ切れ切れですが、全線開通が楽しみですね。
熊本駅前の電停と交番
JR熊本駅の白川口を出るとすぐに市電の電停があります。
しゃもじの様なデザインの大屋根が駅前電停に架けられています。
くびれが特徴的ですね。JR熊本駅がしゃべっているふきだしのようにも見えます。
まっすぐ電停に続いているので、自然と乗ってしまいそうですが、駆け込み乗車は危険です!
電停から見たらこのような感じ。逆にJR熊本駅に吸い込まれていくようです。
電停まで雨が降っても傘はいらなそうですが、くびれのところで濡れてしまいそうな気がします。
そして、熊本駅前には、かつて交番がありましたが、少しだけ移動して新しくなりました。
ちょっとポップな雰囲気で、とても交番には見えませんね。
明るい印象で、道を尋ねるにはいいと思います。
これも熊本アートポリスの一環なのでしょうか?
だとしたら、最新作かもしれませんね。
熊本県警の交番や署庁舎は、変わったものが多く、ちょっとかわいそうです。
街の印象を明るくするという点では、間違ってないと思いますけど。
ただ、奇妙な建物が増えると、全体の印象はごちゃごちゃしてしまいますね。
less is more とか、シンプルなデザインの方が、私は好きです。
二本木口電停と緑のじゅうたん
熊本市内には、市電(路面電車)が通っています。
熊本駅から100mくらいのところに二本木口電停があります。
熊本駅前の区画整備で、二本木口電停前に合同庁舎が建設されました。
二本木口電停に向かって、市電の路面には、熊本駅から緑のじゅうたんが敷かれています。
鹿児島の市電では、数年前から同じように路面が緑化されていたのですが、やっと熊本でも実施されました。
とはいえ、財政の厳しいご時世ですので、サポーター制度でみなさんに協賛いただいているそうです。
熊本城の一口城主制度や熊本動植物園のサポーター制度など、熊本市では色んな取組を実施されています。
さて、この緑のじゅうたんも景観形成には、いいですね。私は、石畳の方が風情が合って好きなのですけど。
技術的には、どうやっているのでしょうか?
鹿児島の会社がシラス台地の土質を生かして路面電車の軌道式内緑化をやっていると聞いたことがありますが、それでしょうか?
熊本駅周辺は、新しい街並みが形成されてきています。街づくりとしては、いい方向に進んでいると思います。
緑のじゅうたんは、熊本城前の路面でも見ることができます。
そして、もうひとつ。熊本駅からこの二本木口電停と田崎橋電停までは、路面電車の走っている場所が違います。他の路線は、道路の真ん中を路面電車が走っているのですが、この区間では、道路の端を走っています。
電車に乗る人が道路の真ん中で電車を待たなくてもいいので、安全ですね。
新しく造られた路面電車の電停は、幅も広めで車椅子の方にもやさしい造りになっています。
電停のデザインも電車をやさしく包み込むようなデザインで、好きです。
モザイク柄もいいですね。
これから、新しい熊本市の街並みを少しずつ紹介していきたいと思います。