Civil3D2023からGoogleEarthに書き出す
たまには、まじめにCADのことを書こうと思います。
先日の講習会での質問より。
受講生「Civil 3D2023からGoogleEarthにオブジェクトを書き出しできますか?」
ボク「はい。できまーす。」
後で詳細に確認したら、地面を掘り下げるような工事のオブジェクトは表示できない。
ていうか、地面の下に潜り込んでしまって、見つからない。
とりあえず、手順は、以下の通り。
Civil 3Dの[ツールスペース](左のツリー)の[ツールボックス]タブをクリックします。
[その他のユーティリティ]を展開し、[KML書き出し]の[KML書き出し]を右クリックから[書き出し]をクリックします。
[一般]ページでは、適当な名前をつけるくらいで、[次へ]。
[オブジェクト]ページでは、[選択されているオブジェクト]にチェックを入れて、[+]を押してオブジェクトを選択します。
[地理参照]ページでは、[図面の座標系の変換]を選択します。
※ボクは、常に図面を位置合わせしてから3D地形を作成するので、これを選択してます。
[微調整]ページでは、[標高]を30mほど高くします。
※上述の理由より地面を掘削するオブジェクトは、見えないため、意図的に30m上げて、空中に浮かせています。
そして、[平均海面を基準にした標高]にチェックを入れて、[次へ]。
ファイル名を付けて、[書き出し]します。
[表示]をクリックすると、GoogleEarthが起動します。
こんな感じで表示できます。
※ただし、30m上空に浮いています。
まぁ機能的にはできるのですが、GoogleEarthでは、正しい標高(地面より下)に配置しても見えませんでした。
地面を透明にする方法がわからなかったので、とりあえずここまで。
回避方法として、30m空中に浮かせておりますが、まぁ、印象だけ伝わればいいかと。
GoogleEarthなら、WEBでも見れなくはないので、ソフトを持たない人に伝えるにはいいかもしれないです。
あとは、地面を透明にするだけなのですが、わからないので、知ってる方、コメントお待ちしてまーす。