Civil3D2023で点群からサーフェスを作成するには
点群を使う頻度が増えてきた昨今、いかがお過ごしですか?
今日は、Civil 3Dで点群から地形サーフェスを作成する手順を紹介します。
大した工夫は無いので、知っている方は、読む価値無いかも?
※画面キャプチャを入れようかとも思いましたが、多分無くてもわかるので省略します。
図面の新規作成で国土交通省仕様のテンプレートを使います。
※国土交通省仕様を使わないと、線形や縦断図の所まで来て、泣きながらやり直すことになります。
[ツールスペース]の[設定]タブをクリックし、図面名を右クリックして、[図面設定を編集]をクリックします。
[単位と測地座標系]タブで、[測地座標系]を、[Japan-GSI-JGD2011]に設定します。
[利用可能な座標系]で[Japan Geodetic Datum 2011 Plane No.02](熊本県の場合) を指定し、[OK]をクリックします。
[ツールスペース]の[プロスペクター]タブをクリックし、元に戻しておきます。
[リボン]の[挿入]タブの[点群]パネルから、[アタッチ]をクリックします。
ReCAPで作成した点群[***.rcs]をアタッチします。
[点群をアタッチ]では、そのまま[OK]をクリックします。
※パスを[相対パス]にし、チェックボックスはすべて外します。
点群が読み込まれます。
※地表面だけの点群として話を進めます。
点群を選択します。
[リボン]の[点群]タブの[Civil3D]パネルから[点群からサーフェスを作成]をクリックします。
[一般]ページは、[次へ]をクリックします。
[点群の選択]ページでは、[ポイント間の距離]を0.5にします。[次へ]をクリックします。
※点群のポイント間の距離が小さすぎるとファイルが大きくなりすぎて固まってしまうので要注意です。
[非固定ポイントフィルタ]ページでは、[フィルタなし]を選択し、[サーフェスを作成]をクリックします。
※フィルタなし、にしないと地表面が得られません。なぜ他のオプションがあるのか、理解できないです。
しばらく待つと、点群の周りにオレンジの線が出来上がります。
※サーフェスの初期設定は、境界スタイルになっています。
良いこのみんなは、Civil 3Dで3D表示にして形状を確認したいときは、必ずオブジェクトビューアを使おうね。
お兄さんとの約束だぞ。
おまけ
[リボン]の[地理的位置]タブの[オンラインマップ]パネルで、[マップをオフ]を展開して[航空写真]にしてみよう。
正しい位置に配置されているか、Bingマップで確認できるよ。
以上です。