常磐橋と常盤橋 | 土木とボク

常磐橋と常盤橋

先日の東京出張でホテルの近くだったので、常磐橋を見に行きました。


土木と僕-20110128_常磐橋1

同名の橋が2つあり、古い方が常磐橋で新しい方が常盤橋と違う漢字をあててあります。

古い方の常磐橋は、現在、常盤橋公園(なぜか新しい方の橋名)として、ちょこんと保存されています。

写真奥の排気口(地下高速?地下鉄?)も石垣風にする配慮があり、うれしい。


土木と僕-20110128_常盤橋公園1

江戸城門の石垣も復元されています。


土木と僕-20110128_常盤橋公園2

石垣として興味があるのは、向かって右の一番古い石垣(枡形門跡)のほうですけど。


土木と僕-20110128_常盤橋2

肥後の石工が造ったと言われている橋です。
また、江戸城門の石を使ったとも言われているそうです。
肥後の石工が架けた石橋で、現在、都内に残っているのはここだけ。


土木と僕-20110128_常盤橋3

明治初期に造られたそうですが、傷みが激しいです。


土木と僕-20110128_常盤橋4

さて、新しい方の常盤橋は、石造りの欄干も重厚で日本橋に似た雰囲気がありますね。


土木と僕-20110128_常盤橋1

白っぽいので石の質が違いますね。どこから切り出してきたんでしょうね。

昭和元年12月完成と書いてあります。


土木と僕-20110128_常盤橋2

常盤橋から浅草へ向かう東方面には、「伝馬町」、「馬喰町」など運輸に由来する町名もあり、
交通の要所であったようです。
そして、正面には日本銀行(本館)もあります。


土木と僕-20110128_日本銀行1

立派な建物です。


土木と僕-20110128_日本銀行2

できるだけそのまま残してほしいと願います。