P.203 から初登場するロンたちのおばさんミュリエル。これが「長すぎるぇ」「見間違えたぇ」

文末に””といちいちつけている。


P.203 「……それにお前の髪は長すぎるぇ、ロナルド」


UK版P.118 ' ... and your hair's much too long, Ronald,


せめて、英語にクセがあるならまだしも普通の話し方。強烈なキャラクターなのは、台詞の内容

で分かるので、変な脚色しないで欲しい。しかも、ずっとしゃべってるおばちゃんなんだから。この

1文字のせいで無駄に長くなってるし、耳障りというか目障り。


こんな話し方のおばちゃんが存在すると思ってるのかな?

さらにイライラさせるのは、徹底してるようでしていないこと。登場して二言目には、


P.203 「またウィーズリーかね?お前たちゃ庭小人算で増えるじゃない。ハリー・

ポッターはここにいるのかぇ?会えるかと思ったの。 ~略~」


もし徹底するならば、「またウィーズリーかぇ?お前たちゃ庭小人算で増えるじゃないかぇ

ハリー・ポッターはここにいるのかぇ?会えるかと思ったのにねぇ。 ~略~」


ぐらい、やって欲しいものである。(むしろ全部とって欲しいんだけど)


また、Aunt ではなく Auntie としてる。せっかく作者が違う書き方してるのだから、翻訳する際

も反映しなくていいのかな?と思った。だからといって、どっちかをおばちゃん、どっちかを

おばさんってすればいいってものではないが。


ぶーぶー


さらに、どこに整理していいのかわからないので、以下の点もここでまとめて指摘。


ミュリエルが最初に話した台詞の直後。


P.203 魔女がハリーに吠え立てた。 UK版P.118 she barked at Harry


ここは魔女が誰か分からなかったので、いいとしても。


P.204 魔女は、ハリーに向かって大声で言った。 UK版P.118 she shouted at Harry


は、三言目なんだから。魔女は っていう中途半端な主語ではなく、ミュリエルおばさんは

では?しかも bark と言えば、決まって吠え立てた…。


ぶーぶー


P.224 「夢にも考えもせなんだのぇ―」


いったいどこの国の言葉?と思ったので。しかも夢って聞くと「夢にも思わなかった」の方が

自然では。


P.226 「首を振りゃぁええがぇ!」


イタイ。


P.221 あんなに尊敬され、ご立派とかへったくれとか言われるようになる前は、アル

バスに関するどーんとおもしろい噂がいろいろあったんだぞぇ!」

へったくれ…。


ぶーぶー


P.221 (UK版P.128)

4行目 ミュリエルおばさん (Auntie Muriel )

7行目 ミュリエル (she)

11行目 ミュリエルおばさん (Auntie Muriel )

13行目 ミュリエル (she)


P.222 (UKP.128)

1行目 ミュリエルおばさん (Auntie Muriel )

10行目 ミュリエル (Muriel)

12行目 ミュリエルおばさん (Auntie Muriel )


混在しているなぁと思って書きだしてみたら、原書にAuntieがついていないところは、ミュリエル

としているよう。なので、このあとはチェックしません。是とするか非とするかは、プロの翻訳

ってわけじゃない私には判断しかねますが、気になる…。