いつも気になるMerlin。普通の英語でそこは God に当たるのだと思う。
このMerlinは、アーサー王伝説に出てくる大魔法使い。魔法界っぽい言い回しとして、
ハリポタでは多用されている。驚いたときなどに使うが、全く反映されていない訳し方になっている。
今回初めて出てきたのは、ロンの台詞。
P.132 「違うさ! なら、なんでまた、おたんこなすのすっとこどっこいの―」
UK版P.81 'No ! So why in the name of Merlin's saggy left -'
訳し難いのは分かる。でも、これはちょっと・・・。おたんこなすも、すっとこどっこいも
私が小学生だった1980年前半ぐらい以来、聞いたことないし。
※ saggy たわんだ、ゆがんだ
試訳: 「違うだろ?! だったら一体全体どういうつもりで―」
一体全体も、17歳は言わないかもしれないけど…![]()
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P.146 「おっどろき、桃の木、山椒の木だ。どうやって分霊箱の本を手に入れた
んだい?」
UK版P.88 'How in the name of Merlin's pants have you managed to get
your hands on those Horcrux books? '
おっどろき、桃の木、山椒の木ってのもイマドキ…。それに、このあとに、ハーマイオニーが
ロンの台詞をマネして、思わず口走るというシーンの伏線となっている。しかし、ここでは
おっどろき、桃の木、山椒の木としているのに、ハーマイオニーの時には以下のように
訳されている。
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P.327 ――マーリンの猿股!」
UK版P.186 Merlin's pants ! '
猿股という日本語もさることながら、なぜハーマイオニーが突然こんなことを言ったのか全く
分からない。しかも、これまではマーリンの…とは訳されていなので、さらなる唐突感が否め
ない。これは、あまりにも驚いたせいか、ハーマイオニーが愛するロンを口調を真似て、普段
使わないようなことをいうのがおもしろいシーンなのにね。
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このネタは、まだ続いていて。帰って来たハーマイオニーに以下のように話しかける。
P.329 「それにしても、マーリンの特大猿股!そりゃ何だい?」
UK版P.187 ' And what in the name of Merlin's most baggy Y-fronts was
that about ? '
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P.203 「なんとまあ、」
UK版P.118 Merlin's beard,
ロンのおばミュリエルの台詞。